恋はチーズ・イン・ザ・トラップ 全16話（2015年 tvN）
韓国で人気のWeb漫画が原作だそうです。
パク・ヘジンさんが主役と聞いたら、絶対に見たくなります。「星から来たあなた」でも素敵な2番手ヒーローでしたし、「いとしのソヨン」でもイ・ボヨンさんの素敵な双子の弟で、優しく思いやりのあるナムジャを演じられましたから。
やっと衛星劇場で見られると楽しみにしていましたが、最初の２回までは結構ドキドキしてみましたが、それからはなんとなくストーリー展開を追うだけみたいな視聴態度になってしまいました。
なんなんでしょうか？
ヒロインのキム・ゴウンさん、塩顔の女優さんとして韓国で人気だそうですね。
なんかすごく新鮮な感じで画面に引き込まれました。
最初の数話が面白かったのは、彼女の醸し出す雰囲気に引き寄せられたのかもしれません。
ソ・ガンジュンくんの演じた、ピアノ演奏家の夢も絶たれ、弾けたおバカな姉に振り回され、後始末ばかりに翻弄するかわいそうなイノを素敵に演じられていました。あの透き通るような雰囲気が最後まで良かったですね〜

イ・ソンギョンさんが演じたイナ、彼女はこういう役が多いですね。でも屈折していてもなんかある役なんですよね。

ヨンゴンのストーカー展開、性格が悪い先輩サンチョルとの展開、なんだか現実感もありますがテンションが下がります。
優しい微笑みの裏に危険な本性を隠したハイスペック男性ユ・ジョン(パク・ヘジン)と唯一彼の本来の姿を見抜いた平凡な女子大生ホン・ソル(キム・ゴウン)が繰り広げるミステリーラブロマンスと公式サイトには書かれていましたが、どんだけジョンが不気味かと思っていましたが、私にはちっとも不気味ではなかった。
イナの方がインパクトが強すぎて不気味でした（笑）
ラスト…….
このユ・ジョンは人間関係をうまく築けない性格的な要因、精神的な欠陥を持っている主人公のように思えてしまう。
家族はそれを隠してうまく大人になって生活していってほしいと思っている金持ち一家の息子。
あれだけソルを振り回しておいて自分を見つめ治す（病んでいるから）旅に出るなんてなんて身勝手な男！
まだまだ若いソル（キム・ゴウン）はユ・ジョンなんかよりもっといい男現れるわよ。
人から理解されないから、自分も理解しなくていいと思ったというユ・ジョン、自分は、変わってないと思っていたという会話がありました。
家族の愛情なく育てられたのもあるのでしょうね。
人との距離感をうまく操っている保っているよと確信しているようなユ・ジョン、その距離感が不気味に感じるように思えるのですが、それって結局、人間が怖いからの距離感、自分をいつも中心に置くための距離感のように感じてしまう。
ソルに、その本性を見抜かれた時に、その距離感をうまく保てずに恋に落ちてしまったような気がします。
恋なんて探りあったり、近寄ったり、離れたりの繰り返しで膨らんでいくものですよね。
でもユ・ジョンの恋はその距離感が常に自分が中心主義なんですね。
ソルに寄り添う気持ちなんてない。
ハイスペックな男なんでしょうが、マシンみたいな男ですね。
だから、ソルのような人間らしい女性に興味を持ったのかもしれませんね。
リタイアしたい気持ちにはなりませんでしたが、期待していただけになんかがっかりしたドラマでした。
ラブシーンもありましたが…….
このソルのお顔綺麗でした。
