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黒騎士の雑感 残念な気持ち…..

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黒騎士 Black Knight 全20話 (2017年 KBS2)

”The man Who Guards me”

チェンバロの荘厳な響き、バッハの世界を彷彿とさせる雰囲気

スタイリッシュなベンツに乗って現れる男、「黒騎士」のイメージぴったりのキム・レウォン

そしてロケ地は、一幅の絵のように美しいと評されるスロベニア

おとぎの国のような景観のブレッド湖の岩壁に立つ古城のブレッド城の主

1話の華麗なオープニングに惹きつけられてしまいました。

ヘラと出会ったスロベニアのリュブリャナ市内にあるブチャーズ橋

ヘラと観光したプレジャス城

ヘラを待つためのお城、ブレッド城

ブレッド城は今は、ホテルになっています。
Hotel Grad Otocec Relais&Chateaux(5つ星)


愛する女性のために危険な運命を受け入れる男と、その愛を受け入れる女性との間の運命が絡み合うラブストーリーです。
転生、前世が絡み200年前からの執念を持ちつづける女とその女を見続ける女。。。
時代を貫いたファンタジーロマンスドラマ。

演出: ハン・サンウ
脚本: キム・イニョン 「恋愛マニュアル」「赤道の男」「男が愛する時」

キャスト

キム・レウォン(ムン・スホ役)

シン・セギョン(チョン・ヘラ役)

ソ・ジヘ(シャロン役)

チャン・ミヒ(チャン・ベッキー役)

なんか不安がよぎりました。あの「トッケビ」に似ているのかな?同じジャンル?
それだったらもう食傷気味なんです。。。
エキゾチックな風景で惹きつけるのもよく似ている。。。
ドラマの内容は薄かったけれど、映像美とOST-Loveで☆4個にしました。

財力もある男性主人公と貧しいがたくましく生きるヒロイン。

「黒騎士」というタイトルがイマイチよくわからなかった。スホがナイトだったということはよくわかりますが。。

おとぎ話の世界のような風景、キム・レウォンの落ち着いた演技力を楽しみにして視聴続けました。

彼は「ドクターズ」でも同じようなイメージの役でした。自分の愛に対して揺らがない、その愛を温め続けている男。そしてその女を守り続ける男。この「黒騎士」の役も彼のためのドラマのようでした。

このドラマ、ヘラ役のシン・セギョンさんは可憐で美しい。でもヒロインとしてのパワーが感じられません。
反対にシャロン役のソ・ジヘさん、愛ではない執着心の嵐を巻き起こしていました。
スホとシャロンの転生、前世のファンタジードラマのようでした。そのように視聴しないとイライラ感が募りそうで。
スホのヘラに対する愛は、もうナイトを通り越している領域で、ヘラ以外の女性は眼中にない。
「ドクターズ」でも彼の変わらぬ愛を彼女が受け入れるまでの葛藤が、あのドラマの主軸でした。でもこの「黒騎士」では、彼の愛を受け入れるまでのヘラの気持ちの変化がとっても単純すぎて、「あ、そう」という感じで、余韻がなかった。

可愛いペットのような存在にしか見えないヘラ。
妹を探して愛してならば、納得のいく感じすらしました。
壊れそうな繊細で綺麗なヒロインですが、スホがそんなに愛する人にはどうしても見えなくて…..
スホの愛は、王女様に使える騎士の忠節に感じてしまう。
それに比べてシャロンの200年生き続けてスホに執着する想いの方が切なすぎました。
でもこういう執着心の強い愛って自己愛ですから、なんか見ていてロマンティックな気分にはなりません。

ドラマの内容が200年の流れという広大なイメージの中で、シャロンの愛はひつこくて、ヘラの愛はあまりに幼すぎてギャップがありすぎました。スホのヘラへの愛も20年近い歳月が流れているのに、その重さに耐えているスホ。でもヘラはその重さに耐えられるような愛し方ではない。スホはナイトだから、ヘラが王女様と思えばいいのかもしれないとも考えながら見てしまいました。

シャロンの短刀で、胸をつかれ、スホは不死身の体になってしまう。その短刀に込められた、シャロンの想い、ヘラ(ブニ)の想いから不老不死の体になってしまったスホ。
それ以降のエピソードは、非常に軽くてどうにかこのドラマを終末させたいという流れにしか感じなかった。
「星から来たあなた」「トッケビ」の主人公の不老不死で生き続けた悲しみ苦しさが全然スホからは感じなかった。最後になってなんでスホを不老不死ににしたのか。
ヘラの転生で再び、スホと出会うことを暗示させた最後でした。
ヘラの不老不死になったスホへの愛、悲しみを感じさなかったのは不思議なくらいでした。演技力がないのか脚本がそうなのか???
ただ寄り添って生きただけ。。。。。。。

キム・レウォンさんを堪能しました。

今回の着ていらっしゃる服、色合いがとても素敵でした。

シン・セギョンさんの服装もカジュアルの中にエレガントさが感じられて素敵でした。オープニングのシーンで着ていたコートの色がとても似合っていましたね。
とてもビジュアル的に洗練されたドラマという感じが強くしました。

シン・セギョンさんは、モデルように美しく衣装を着こなされましたが、なんか女優さんの匂いがしない。
でも、レウォンさんもセジョンさんもあれだけの衣装を着こなすのも大変でしたでしょうね。

OSTも素敵でしたし。

でも、これだけのビジュアルを用意しておきながら、なんかオーラも輝きも感じられない。
俳優陣・ローケーション・衣装と揃っているのに….
MVを見ているような感じです。MVならば、それは美しくて華麗でした。
キャラクターとストーリーは、最初のオープニングシーンからの期待感を裏切ったように思えます。
と感じながらも、20話超完了しました。

キム・レウォンさんはやっぱり素敵でかっこよかった。
彼のイメージに酔える人のドラマです。私は酔えましたが…..でもドラマとしては中途半端で残念です( ͒˃̩̩⌂˂̩̩ ͒)

最初のシーン以外、忘れてしまいそうなドラマ。。。

 

 

 

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