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今、別れの途中です……雑感です

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『今、別れの途中です』『今、別れている最中です』『Now, We are Breaking Up』

『別れ」と書いて『愛』と読む。
甘くてしょっぱくて、辛くて、酸っぱくて、苦い私たちの別れのアクチュリーを描いた恋愛物語

交通事故で亡くなった兄の弟ギヨンは、その事故の原因だった女性と10年後に出会い、ワンナイトしてしまい、そして二人は恋に落ちた。が、母、家族の反対にあい、別れを決める女性ヘギョ。しかしその別れは「愛しているから」で、別れたわけではなかった……という物語

題名、どちらを優先すればいいのかわかりませんが、19禁編成で第1話をワンナイト的なエロシーンを話題に始まったドラマ。一応16話まで見てしまったので、感想を残します。が….ドラマへの期待感があったので、落胆が大きく感想というより不満ばかりで申し訳ありません。全体的な感想しか書けないドラマでした。ググりたいエピソードはなかったとい言うことです。

このキャッツフレーズからしてよくわかりませんでしたが、とにかくセリフが非常に分かりづらい。小説ならば「あ〜そう〜」って感なのかもしれませんが、こんなまどろっこしい会話が男女の中で成立するのは、小説の世界だけでしょ???

なのにドラマは、ひと昔前の「トレンディードラマ」を彷彿とさせるストーリー展開に、唖然としてしまいました。
3年ぶりのドラマ復帰になったソン・ヘギョさん、ドーンとした風格が、前にも増して感じられましたが。

とにかく映像だけは、本当に美しかった。

演出:イ・ギルボク 『ジャイアント』『星からきたあなた』『バガボンド』『浪漫ドクターキム・サブ2』
脚本:ジェ・イン 『ミスティ』
企画:Studio S カン・ウンギョン 『ミスティ』『夫婦の世界』
制作:SAMHWA NETWORKS、UAA(United Artists Agency)ソン・ヘギョさんの事務所

このドラマの制作陣、期待が沸きました。『ミスティ』の脚本家にイ・ギルボク監督です。きっと素敵なラブの世界と素敵な二人が見られると………..

ヒロインは仕事ができる女で、年上、始まりは、名前をも知らない男と一晩を過ごし、名前も告げずに去ってしまう….そう『恋愛ワードを入力してください:WWW』とまるで同じでびっくりでした。でもね〜あの「WWW」は、私大好きなドラマなんですよチャン・ギヨンssiのドラマの中でも…..

ヘギョさんとボコムssiの『ボーイフレンド』、ボコムssiの可愛い切なさが胸キュンだったし、ヘギョさんもいじらしい年上恋人を演じられていたし、キューバの映像やシーンが素敵で今でもこのHPのメイン画像に残しておあります。
でもですね、この時の女優さんが、それもウザい母親役の方々がまたも登場…….

そしてこのドラマ、アパレル会社“ザ・ワン”のトップブランド“ソノ”のデザインチーム長のハ・ヨンウンという役が、ヘギョさんなのですが、デザイナーなんていう雰囲気まるで感じなかった。背が低い彼女だから、バランスとしては髪を短めにしてもう少しスタイリッシュにしてほしかった。重ったるい髪に、厚底のピンヒールをはき、とてもトップブランドのデザイナーとは見えなかった。ヒロインに感情移入できなければ、韓ドラは楽しく見られない。

個人的に好きな男優さんと共演されるのは我慢しますが、今回のギヨンssiは、完全に添え物扱いだった様な気がしてしまいました。ストーリーもヘギョさんのためのドラマで、かっこいい素敵なフォトグラファーとして彼女の側で、花を添えた感しかなかった。どうしてこんなドラマに出演したのだろうギヨンssiは。入隊前にオファーがあったから出たかったのかな〜

実年齢では、ギヨンssi29歳、ヘギョさん40歳、11歳差で、ドラマの中では、ギヨンssi32歳、ヘギョさん38歳、6歳差という設定で、ヘギョさんが小柄だから年齢差、それほど感じなかったのですが、でもねヘギョさんがなんか重ったるくて……

ギヨンssi演ずるユン・ジェグク、ヘギョさん演ずるヨンウンといる時はいつも可愛いワンコ笑顔、今までのドラマの中で一番笑顔が多かった様な気がします。
自由な魂の持ち主で、パリでフリーランスで働いているがその実力は認められている。非婚主義者で、人生を楽しんでいる男というかっこいい役柄は彼にピッタリでしたが、なぜに兄も愛した女ヨンウンを愛してしまったのか。というか兄よりも先にジェグクが、彼女に興味を持っていたというのが、最後の方のエピソードで分かり、ヨンウンは、彼にとって女神だった…..という流れでした。

そんな女神なヨンウン、頑張り屋でしっかり者で、強い女性だということはわかりますが、どうしてもデザイナーという雰囲気がない。ヘギョさんは、お顔は美しいけれど、スタイルというか雰囲気が現代的でないし、田舎っぽい。だから「太陽の末裔」の女医さんとかが似合っていた。「その冬、風が吹く」はお嬢様、「フルハウス」の時は丸くて元気な女性でしたから。

出演者キラーとして有名なソン・ヘギョさん、キャリアが物を言うのか、どんどん女王的な演技が気になってしまう。自然に年齢を積み重ねた味を出す女優さんではなくて、キャリアを背負った女優さんの道を進んでいる様に感じます。
既存のイメージを背負って生き残るのでしょうか。チラッと見せたベッドーシーン、あれは必要あったのか。30代の男女が、ワンナイトで始まった関係が、いつあってもハグかキスだけみたいな描き方が、不自然で、全然アクチュリーでなかった。ヘギョさんにはこれ以上のラブシーンは✖️なんでしょうか。
このドラマの視聴者は、「ソン・ヘギョが出るから」という理由で見ていた方には満足できたかもしれません。映像もきれいでしたから。彼女の持つブランド力とカリスマ性とマッチしたドラマ制作がこれからも続くのでしょう。
次回のドラマ「ザ・グローリー」では、イ・ドヒョン君が出る様ですね。脚本はキム・ウンスク、演出はアン・ギルホ、Netflixでも配信されるらしい。でもイ・ドヒョン君、お相手女優が、「5月の青春」のコ・ミンシさん以外は40代….なんかかわいそうなんですが……

  • オールイン(イ・ビョンホン)
  • 彼らが生きる世界(ヒョンビン)
  • 太陽の末裔(ソン・ジュンギ)
  • ボーイフレンド(ボゴム)
  • 今、別れの途中です(ギヨン)

愛するがゆえに別れた二人。「別れた」言っても気持ちが残っているから、別れている途中であり、愛がある限り、別れてないという設定に、そんな屁理屈で周りや自分達を誤魔化して生きようとするふてぶてしさを感じてしまって、切なくなるどころか、もうどうでもいい……という気持ちで最後まで視聴しました。

本格的なラブストーリーということですが、切なさどころか、ヘギョさん、ギヨンssiはドラマの中で涙流していましたが、こちらは涙も切なさも感じませんでした。今見ている「袖先赤いクットン」が切なさすぎてそちらに涙を取られてしまったのか…….

3人のアラフォーの女友達のエピソードの方がアクチュアリーだった。納得しながら見ていましたが、あのアパレル会社のお嬢様上司ファン・チスクって、人は悪くなく、素直な性格だから許せる。あのヘギョさん演ずるヨンウンが、優秀だけれど頑固で偏屈だから相性がいいのかも…… チョン・ミスク役の女優さんパク・ヒジュさん、味のある女優さんですね。
ファン・チスク演ずるチェ・ヒソさんも素敵でした。あのキム・ジュホンさんとエピソードはコメディ部分を担当されていたのだと思いますが、可愛らしくてこのドラマの息抜きだった様な。

どうしてああいう傲慢で母親風を吹かす母親が登場するドラマって本当に見ていてイライラします。チャ・ファヨンさんは、またもやヘギョさんをいじめる母親でしたが、「ボーイフレンド」の時よりマシだった。もう一人ヨンウンの母親、ある意味可哀想な人生を送ってきた女性ですが、こういう形で離婚を迫る女性って嫌ですね。息子との写真を飾る母親、こういう母親の息子って大変だな〜

兄の婚約者も、理知的な仮面を被りながら、じわっとヨンウンを虐め、それに耐えるヨンウン。決して理性的でない行動はしないヨンウンでしたが、「ホルモン」の動きには逆らえない女性でした。という魅力的な女性だったはずなのに、なんか昔のドラマを見ていた様な気分でした。このシーンもそうでしたね。デパートの中で、ヨンウンが歩み寄ってきての突然のキスシーン….大人の女が??(視聴者へのプレゼントなのかしら)

ギヨンssiを眺められたのが唯一の救いでした。そう「ギヨンssiを眺めるために」見たドラマでした。

本当に、ギヨンssi、除隊したら、もっとドラマ吟味して出演してほしい。お願いしますよ〜💕




この視聴率の流れ、最初の期待感を裏切られた方々がたくさんいたのです。

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