マン・ツー・マン man x man 〜君だけのボディガード〜 全16話(2017年 JTBC)☆☆☆
「太陽の末裔」の脚本家キム・ウンソクさんと「リメンバー~記憶の彼方へ~」のイ・チャンミン監督がタッグを組んだドラマ。
そして主人公には、パク・ヘジンさん。ドラマの内容がわからなくても見ます。
そして脚本家からのラブコールを受け、ソン・ジュンギもカメオ出演していました。
でもマン・ツー・マン 〜君だけのボディガード〜なんて、ほんとうに気だるいサブタイトル。
スパイアクションにロマンスをプラスしたドラマだから、このサブタイトルなんですかね。。
ロマンティク・コメディーなシーンは、このドラマを重そうに見せないための伏線でしょうが。。。
このドラマはスパイアクションドラマです。
「THE K2]を思い出しましたが、このパク・ヘジン扮する秘密要因は国家情報院の仕事をする男です。国家のために命を捧げてる男。「THE K2」ジェハは孤独な野生の狼であり、一人の人間を守るために命を捧げる男でした。
キム・ソルはスペックの高い能力を持つジェームス・ボンドみたいな男でした。でもジェームス・ボンドみたいに女には女々しくなかったですが。。。
でも全体のイメージからは、映画の「ボディガード」のケビン・コスナータイプの男のような気がしました。ジェームス・ボンドのような豪快さを感じさせなかったから。
あらすじ〜
国家情報院(韓国のCIA)内部でも少数の上級幹部しか存在を知らない、ミステリアスな人物 キム・ソル(パク・ヘジン)。数多くの任務を遂行しながら悟った不変の真理――「あらゆる事件の裏には女がいる!」どんな偽装身分であれ、女性達の心を揺さぶるマナーと俳優以上に完璧なルックスで、彼が解決できない任務はない。そんな彼への新たな任務は、 「ロシアの石油財閥ヴィクトル会長の誕生パーティーに参加し、隠された伝説の木彫像を見つけよ!」 しかし条件がある。それは、韓流スターであるヨ・ウングァン(パク・ソンウン)のボディガードに偽装して参加すること。 韓流スター ヨ・ウングァンは、一介のスタントマンだったが、ハリウッドのヒーローシリーズ「ダークデス」に出演して一躍スターダムにのし上がった、40代の悪役専門俳優。
あらゆるスキャンダルが絶えず、自分が最高だと思っている幼稚きわまりない子供のような純粋さが、魅力といえば魅力だ。 気難しいヨ・ウングァンの気まぐれや意地悪につき合いながら、パーティーに同伴する計画を立てていたソル。 そんな彼の前に、ヨ・ウングァンの所属事務所の室長チャ・ドハ(キム・ミンジョン)が現れ、いちいち干渉して邪魔をする。 ヨ・ウングァンの追っかけファン出身のドハは、最初は警戒していたウングァンがソルに妙に惹かれていくのを不安に思う。 果たしてソルは、彼を取り巻く人々にバレずに木彫像を見つける任務を全うすることができるのか? (DATVサイトより)
脚本家:キム・ウンソク 「太陽の末裔」
監督:イ・チャンミン 「リメンバー記憶の彼方に」
キャスト
拝見するドラマは全てダークな脇役ですね。今回もダークな財閥3世でした。
Manのドラマです。
一人のManは、ソル。
ウングァン、ジョンフン、マンシク、ヒョンソン達のMan。
パク・ヘジンさん、とにかくそのビジュアルさとミステリアスさを生かし切った作品でした。
一流のスペシャリストである秘密要員を完璧に演技きったのではないでしょうか。
細身のブラックスーツを完璧に着こなして、ボディガード要員としてのカリスマ性を遺憾なく発揮する姿にうっとりしっ放しでした。
「星から来たあなた」でもちょっと派手な普通の男は着られられないようなスーツを着られていましたが、その時も素敵でしたが。。
秘密要員としての仕事術も堪能させていただきました。
スマートにミッションを終了させるパフォーマンスはしっかり見せくれました。
でも肉体美は感じませんでしたね。ボディガードとしての強烈な肉体美を(笑)
女性の扱いは超一級。
上司の命令より、自分の判断力を信ずる男。
ミッションを遂行するための信頼関係を築くことには力を惜しまない男。仲間を大事にする男。
過去の栄光にすがるのではなく、その栄光すらも排除してそのミッションに命をかける男。
恋愛スキルを巧みに使い分ける男。⇨恋人作戦
科学的なスペックが高く、感性で判断する男。
やっぱりパク・へジンさんはミステリアスでスモーキーな男ってイメージなんで、この秘密要員も人間的な強さよりも頭脳的な強さを感じました。それをカバーしたのが、ウングァンとドハの二人でした。
(いとしのソヨンでのイ・サンウ役でも頭脳的な医師役でした。ただ彼を一途に愛したホジュンの愛で人間的な男に変化した)
あのホジュン役の女優さん(チュ・ユニョン)よかったな〜
話の展開もスピーディで、よかったよかった。
演技達者な俳優さんたちばかりだから、安心してドラマの中に入り込めたのかもしれません。
木彫像に隠されたのは、ソンサングループ祖父の秘蔵金の入っている金庫の鍵でした。
その鍵のために、その秘蔵金に目のくらんだ人間たちとそれを阻止しようとした人間たちのドラマでした。
そんなに絡み合った内容ではなかったので、エンターテイメントを楽しむ気持ちで見られました。
パク・ヘジンさんをじっくり堪能できたドラマにつきるかも。。。
パク・ヘジンさんとキム・ミンジュンさんのロマンスは、申し訳ありませんが全然気持ち動きませんでした。
ミンジュンさんの髪型。。。なんか似合わない。
ミンジュンさんの話し方。。。どうも苦手。
ミンジュンさんは「いばらの鳥」のイメージが強すぎておきゃんな可愛い役柄は似合わない。
敏腕なウングァンの秘書という役柄と、恋にはうぶなイメージな印象を与えられるもっと若い女優さん、いると思うんですけれども。。
キム・ウンスク作家なのだからもうちょっと素敵な女優さんキャスティングできなかったのかしら。。
チェ・ジョンアンさん、「コーヒープリンス1号店」でもすごくセクシーな女優さんだと感じましたが、今回もキム・ミンジュンさんよりこのドラマでオーラを出していたと思っています。セリフより、目の演技というか雰囲気で彼女の存在が、気になってしまう女優さん。
パク·ウンソン、コミカルな演技と彼女を見つめる時の、物悲しいセクシーな雰囲気が、なんとも言えずこのドラマの中で光っていました。
その二人のウングァンとソンサン財閥の御曹司の奥様ミウンとの秘めたラブの方が、ぐっときてしまい、ソルとドハの恋人作戦はにはちっとも心が動かなかった。
ミウンがゴースト要員であった過去、ウングァンとはその作戦の中で知り合い恋に落ちてしまった過去。
ウングァンには別れをつけずに、作戦のためにソンサングループ3世のスンジェと結婚した過去。
ウングァンを守るためにスンジェと結婚したという理由もあったようですが。
スンジェとの間の子供を今度は守って生きていくのでしょう。でもいくらスンジェを騙すためとはいえ子供まで生んでしまうのは?なんです。
視聴中は、もしかしたら、ウングァンとの子供ではないかと思ったりしていたのですが。。。
それならばスッキリするのですが。。。
ボディガードと言う身体も心も鍛えあげた強い男と守ってくれる男のドラマでしたね。
肉体派ではなく、知能派のジェームスでした。。
スキッと楽しむドラマですね。