パンチ 〜余命6ヶ月の奇跡 Punch 全19話 (2014-2015年 SBS)
キム・レウォンさんの久しぶりのドラマです。
「君はどの星から来たの」で、キム・レウォンさんが気になりました。このドラマは、目が何度と熱くなったことか。とにかく浸りきれるドラマでした。
キム・レウォンさんの笑顔が素敵です。
それから何年経ったのでしょうか。「君はどの星から来たの」を視聴したのは、2010年です。制作年は2006年です。
相手役のチョン・リョウォンさんとのカップルが素敵で、このドラマが記憶に残ってしまったのかもしれません。
それから、次にお会いできたのは、「千日の約束」キム・レウォンさん除隊後のドラマでした。
お相手役はスエさんでした。若年性アルツハイマーの女性を愛して寄り添い続けるという非常に胸の詰まるラブストーリーでした。
このドラマのOSTが素敵で、CDを購入しました。この曲を聴くだけで胸も熱くなります。
ある時期激太りしたキム・レウォンさんの写真を見ましたが、あの笑顔はそのままでした。
いい作品に恵まれなかったのか、しばらくお顔を拝見できなくて寂しかったです。
でもこの「パンチ」は、韓国の法の世界を描いています。人間の業というか、全て自分の欲望のために法の世界を動かそうとする人間のドラマです。
ここまで描いて大丈夫なの?というくらい法の世界を、法の番人である総長と長官が自分の野心と欲望で周りを巻き込んでトップに君臨しようとします。
キム・レウォンさんは、この役どころは大変だったと思います。法律用語も出てきますし、単純なラブストーリーではないですから。
毎回毎回、ドキドキハラハラしっぱなしです。キム・レウォンさんを見ているのはうれしいのですが、とにかく総長と長官の腹黒さに不快感いっぱいになり途中で見たくなくなることもありました。
オールバックが似合う俳優さんだという評価をどこかで読みましたが、納得です。
この役どころのせいか、非常に痩せられてまた一段と素敵です。
とにかく魅力的に余命わずかなヒーローを演じられたと感じました。
彼が今までにやってきた不正を正すというのではなく、男としての意地、家族の為、人間としての信念を貫きたかったのだと思います。
「守る男』として燃え尽きたかったのでしょうか。
このドラマのストーリーは、韓国ドラマの復讐・憎悪・家柄・育ち・肉親への狂気の愛という内容が盛りだくさんでした。
男のドラマです。キム・レウォンさん演ずるパク・ジョンファンとチョ・ジェヒョンさん演ずるイ・テジュンの法の世界での権力闘争のドラマ。
でも、そこには、どうしようもない男の絆が生まれてしまっていました。
最終回を見なければ、このドラマの評価下がっていました。
あまりにドロドロしていたので。
主役がキム・レウォンさんでなければ見ないドラマに入ります。
「人生に正解はない。 あるのは選択だけだ。選択の責任を取っているだけだ。」
忘れられない言葉です。