コーヒープリンス１号店

コーヒープリンス１号店 Coffee Prince 17話（2007年　MBC）

とにかく心がほんわかして気持ちがハッピーになるドラマでした。

悪役はいないし、コン・ユとユン・ウネさん演じるハギョルとウンチャンのラブモードは、明るくて素直で清々しかった。何回見てもコン・ユさんのウンチャンを見つめる、見守る眼が、男の色気と優しさと少年ぽさが入り混じっていて胸キュンです。この眼に落ちました。

髪をばっさり切ったユン・ウネさん演じるコ・ウンチャン、ふとしたきっかけで男性しか募集していないコーヒー店に勤めることになり、そのコーヒー店の社長チェ・ハンギョル（コン・ユさん）と恋におちるという物語です。

チェ・ハギョルは、食品会社の後継者、御曹司で頭がよく、気もまわるが、会社を継ぐことよりも他にしたい仕事があり、嫌々ながらこのコーヒー店を引き受けることになりました。
父親が死んでから家長として８年間、母と妹を支えてきた働き者で明るい女の子のウンチャン。
ハンギョルの従兄弟チェ・ハンソン（イ・ソンギョン）と恋人ハン・ユジュ（チェ・ジョンアン）
ハンギョルとウンチャン２人の爽やかな恋と、ハンソンとユジュの大人の恋。
コーヒー店「コーヒープリンス」で働く魅力的な男性ウェイター。
これらの素敵な方々でストーリー展開していきました。

ウンチャンは、ハンソン氏に淡い恋心を抱き、ハンソン氏もウンチャンを可愛く思っているのですが、腐れ縁状態の恋人ユジュが現れてこの恋も終わってしまいます。
ハンギョルは、そのユジュにずっと恋しているのです。報われない恋だとわかっているのに追っかけているのです。まるでストーカー状態です。でもユジュは、ハンギョルの気持ちは恋ではなく、母親を求めるような子犬みたいな気持ちだと思っていますから、姉として振舞っています。
そんな時に、ウンチャンに出会いますが、ウンチャンを男の子として気に入ります。
そしてハンギョルは、ウンチャンを男として好きになってしまい葛藤します。
ウンチャンもハンギョルを好きになるのですが、女だと打ち明けたら、この関係は終わってしまうと思い、打ち明けられないでモヤモヤ状態が続きます。
ハンソンとユジュは、ウンチャンが女の子だと初めから知っています。
なんかこんなゴタゴタした状態の中でのストーリー展開されるのですが、でもウンチャンの表情とか、ハンギョルの目とか見ていると切なくて応援したくなるドラマになってしまっていました。
お互いの誤解が解けたのですが、ハンギョルはスッキリしませんね。あれだけ男だと思っても愛そうと決心したのになんで〜？
堂々と恋人同士になれるのに、あんなに悩んだのはウンチャンのせいだとひねくれていました。

でもそれからは、ラブラブモード全開、キスシーン満載です。
ここからよかった。すごーく素直な感情がお互いに溢れていて。このドラマが好きなのは、こういう素直なシーンが多いからかもしれない。
でもバリスタを目指して、パリへ留学するというのは？
韓ドラでよくある展開です。女性が自分自身を確立させて、対等な立場というか、気持ち的に上下関係ではない関係を求めるために武者修行に行く展開です。
時間稼ぎなのか、男の純情さと耐え忍ぶ感を表現させたいのか、よくわかりません。
私には、ただのわがままにしか見えないのですが。。。

ハンソンとユジュの関係も同じくらい山あり谷ありで、この２人は何だか大人の世界の愛でした。お互いが好きでも、プライドが邪魔をして素直になれない関係。でも離れられない腐れ縁状態。この２人のシーン、なんか落ち着いて見られました。