サイコだけど大丈夫 残酷ドラマからのメッセージEp1〜4
韓国ドラマがすごく身近に感じます。今までは、韓国語がわからないから、スカパーだよりだったので、じっと見たいドラマを待つ日々でしたし、色々な評価を感じた後での視聴でしたので、感想文みたいに後でまとめておけばいいかな〜という流れでした。それがネトフリのおかげで、先が読めない、見えないところで参加しながら視聴できるという楽しみを味わっています。
でもなんか女性上位時代の到来でしょうか。「愛の不時着のソ・イェジン」「梨泰院クラスのキム・ダミ」「ハイエナのキム・ヘス」「夫婦の世界のキム・ヒエ」男に頼らない、男を助け、自分も成長していく女性を描くドラマがヒットしています。この「サイコだけれども大丈夫」もサイコな彼女のあっぱれな堂々した生き方には、個人的には羨ましい限りです。男性と女性ヒロインが対等に対峙するドラマって見ていて終わりがどうであれすっきりするのです。そんな女性ヒロインをしっかり守る男が、一番強い男だと思っています。「夫婦の世界」は違うようですが。(まだ視聴中ですが)
サイコな彼女、コ・ムニョンさん、ワイルドですね。あのぶっ飛び方が、なんとも言えない爽快感!人間の闇の部分を引きずるのではなくて、切り裂き、彼女自身も傷ついているけれど、そんことはおかまいなく切り捨てて生きている姿に共感してしまいます。
Ep1 悪魔を食べて育った少年
ムン・ガンテは……
職業訓練校に通う兄、ムン・サンテは、いつもの発作を起こしてパニックになった。そんな時にいつも呼び出されて、一方的に文句を言われる弟のムン・ガンテ。
今回も学校を追い出される羽目に遭います。そんな時には、じっと我慢して兄を連れ帰り、「お腹が空いていないか」と兄を思いやります。
ガンテの勤める病院では、拒食症の患者に笑顔で対応しますが、その女性の患者には、ムカつくと言われてしまいます。
コ・ムニョンは…..
人気童話作家のコ・ムニョンは1人で優雅にステーキを食べている時に、ファンだと言ってサインを求めて来た母娘に言い放った。
ムニョンをお姫様みたいだという少女に、私のファンではないだろう。私のお話の中では魔女が一番美しいのだ。美しくなりたければ、お母さんにこいいいうのよ。
私は美しい魔女になりますと。
怖がって泣き出す少女をみた出版社代表イ・サンウンは、またかと後始末を考えています。そんな時でもムニョンは、ここのレストランが好きな理由はナイフよと言って、自分の指を切り、自分の血を見て微笑む女。尖った繊細さがお好きなよう…..
ガンテとムニョン……
ある晴れた桜の散る頃、小児病等でコ・ムニョンの朗読会が開かれた。禁煙エリアで、タバコを吸う女性に注意するガンテ。そんなガンテを無視する女性ムニョンをじっと見つめるガンテ。運命を信ずるかと聞きながら、ガンテのコーヒーにタバコを捨て、「こんな風に必要な時に現れてくれる人が運命の人よ」と不敵な笑みを残して立ち去った。
ムニョンの朗読会は、娘と無理心中をして心神喪失状態で保護された患者が、脱走を試みたことで中止になる。舞台裏ではムニョンがそのキム患者に首を締められていた。そこには、「1人では死ねない哀れな父親、さっさと死んだら」とキム患者を刺激するムニョンですが、その男に首を絞められ、彼女は昔父親に首を絞められた光景がフラッシュバックしていた。
止めに入ったガンテ、レストランのナイフでムニョンはキム患者を襲うとしますが、それを素手で防ぐガンテ。
世の中には死ぬのが当たり前の奴らがいるのに、思慮深い狂人が知らずに殺してくれるから、何も知らない市民は安心して足を伸ばして寝れるのよ。じゃあ、私はどちらかしら? 考えもない狂ったやつ。
ムニョンは、彼女の行為を止めた血で汚れた手、ガンテの手ににハンカチを巻きながらこう言い放った。そしてくすっと笑いながら、その場を去っていった。病院では、この騒動に入院患者からの抗議が殺到して、またもやガンテも辞めなくてはならなくなった。また1年も経たずに職場を転々としているガンテ。
ガンテと親友ジェス…..
そんなガンテを慰める親友のチョ・ジェス。
ちょうど今頃ではないかな…..蝶が飛んでくるのは。
ムニョンのサインをもらうことを忘れていたガンテは、ネットで調べたムニョンのサインを偽造して書いてくれとジェスに頼む。
そんな時に、ガンテの安心した笑顔を見たジェスは、「お前は、目は悲しいのに唇の端だけはあげて、ジョーカーに似ていると」患者にもそう言われたと思い出すガンテ。
苦労して書いたサインも本物ではないと見破ったサンテ兄は、クローゼットに籠もってしまう。そんな時に、イ・サンイン代表から、ムニョンの行為を謝罪するメールや電話が入って来ました。
あの心神喪失した娘を連れて自殺しようとした男が、死亡したニュースが流れます。
ムニョンの親は?ジュリとの関係は…….
自分は孤児だから父親はいないと同意書へのサインを拒絶するムニョン。ムニョンの父親のコ・テハンは、機能性痴呆で長く入院してしたが、外科手術が必要になり彼女に同意書へのサインをもらいに来た看護師ジュリです。ムニョンとジュリには、なんか微妙な空気が流れます。20年ぶりの再会にもかかわらず。父は、魂は死んだのに肉体は生きている。母は、肉体は死んだのに魂は生きている。死んだと言えるのはどっち? とジュリに聞くムニョン。でも「あなたのお母さんの娘になろうかしら。同意してくれればと言いながら」同意書にはサインをします。不快な顔をするジュリです。
推理作家だったムニョンの母親ド・ヒジェ。そして認知症の父親。なんかムニョンの人格形成に深く影を落としています。
出版社代表に会い、サインをもらうために現れたガンテを、ムニョンは補償金欲しさに来たと思い込みます。
できれば君にもう一度会いたかった。君の目を確かめたかったんだ。君は僕が知っていた誰かと同じ目つきをしている。
人格が壊れて、眼差しに温かみのない女性。でも好きだった。彼女を僕は好きだったと。
<エピローグで語られる「悪魔を食べて育った少年」の教訓>
過去の傷と痛みに打ち勝つ事が出来なければ、幸せはつかみ取れない。幸せは痛みや辛かった記憶を胸の片隅に秘めて生きていくものに与えられるというのです。
ガンテは、生き抜くために、自分の感情を抑制させ、周りとの関係を断ち、逃げるようにして生きている。そういう生き方では、幸せは勝ち取れないという暗示なんでしょう。
1話から2話への緊張感はすごい!!!
Ep2 赤い靴をはいたお嬢さん
このドラマは、残酷童話のメッセージを強調しているように見えますが、現実から目を背けて綺麗事では生きられないと言いたいのでしょう。
勘違いするな。良い思い出ではなかったとガンテ。悪い思い出だから胸の奥底に残るものだとムニョン。
ムニョンは、ガンテには太刀打ちできない魔女です。ガンテを自分の側に置くための計画をさらりと決行してしまいます。
サンテ兄へのサインではなく、出版記念会に招待したのです。「オッパ〜ムニョンが待っているよ」と書いて….
でもサンテは参加していた親子の言葉にまたもや発作を起こしてしまいますが、ムニョンは、強い言葉でサンテをかばいます。そのかばった言葉にもまたもや批判が。
その場にいた記者が、ムニョンの両親を誹謗する言葉を言われ、その記者を突き落とそうとするムニョンをガンテは静止させます。
とってもゲスな記者です。蜂蜜水(お金)で出版社代表から買収されているのにもかかわらず、ムニョンを刺激する嫌な奴です。
でも、こんなファンの集まりの様な大勢の人が集まる場所に、兄サンテを連れていくガンテの気持ちがよくわからなかった。保護士だから大丈夫だと過信していたのか、どちらにしてもガンテの気持ちがムニョンへ動いてしまっていて正常な判断ができなくなっている様ですね。
怒りが治まらないムニョンを、ガンテはバタフライハグで。
トラウマは、真正面から向き合うもの、私の安全ピンになってと。でもガンテは、避けようとします。そんな彼を臆病者、怖がりと。
ムニョンの言葉を思い出すガンテ。
逃げるのは兄さんのせいだと思っていた。本当は、自分が辛くて逃げたくて、それを兄さんのせいにしていた。
ジュリが勧めてくれたソンジン市の病院に引っ越すことを決めたガンテ。
赤い靴をはいたお嬢さんではなく、魔女でしょ! ムニョンがガンテが逃げたOK精神病院に現れました。
ガンテを手に入れたくて…..
赤い靴をはいたお嬢さん
その靴を履けば 足が勝手に踊りだし、永遠に踊りを止めることも二度と靴を脱ぐこともできなくなる。
それでも少女は赤い靴を諦めたりしない。
結局…死刑執好行人が現われて、少女の足首を切り落としたが、切り落とされた足は赤い靴を履いたまま。踊り続けた
無理やり引き離しても絶対に離れられないものがある。
執着….
だから崇高で美しいのだ
Ep3 眠れる森の魔女
キム・スヒョンssiの胸筋、腹筋、背筋にゾクっとしましたが、このお身体を維持するのは大変だろうな〜という思いの方が強くて。
やっぱり半端ではないムニョン。
私の赤い靴を見つけたと言って、病院に現れたムニョン。
ムン・ガンテを私に頂戴………
靴も服もバックも車も欲しくなれば、手に入れないと。
お金を払おうが、無理やり奪おうが、欲望に特別な理由が必要かと?
ムニョンは、OK精神病院のオ医院長に院内グループの一つ、文芸クラスの担当を依頼されました。授業の後に30分の父親の散歩を行う条件で。今後、堂々と病院に来るムニョンは怖いですね。
ガンテが着替えている更衣室に入って…..
そこにジュリが。ガンテにもジュリにも挑戦的な態度で迫るムニョン。
ムニョンは、ガンテと焼肉を食べようと誘いますが、拒否するガンテ。今度は拉致してやるとムニョン。ガンテの心の中を見据えたかの様な言葉。すごいわ〜
眠れる森の美女
この子は糸車の針に刺されて死ぬと邪悪な魔女が姫が生まれた時に呪いをかけたからだ。
王は国中の糸車を燃やして姫を守ろうとしたけれど、変装した魔女に差し出したバラのトゲに刺されて姫は眠ってしまった。
ムニョンは、かつて住んでいた呪われた城に。呪われた城は、ムニョンの父、優秀な建築家が彼女の誕生日を記念して建てた三階建ての住宅です。今は、深い森の中で蜘蛛の巣だらけのお化け屋敷のようになっていた。そこで、ムニョンは「眠れる森の美女」の悪夢を見てパニックを起こす。
この童話の教訓は…定められた運命は絶対に逆らうことが出来ない。そう、王子のキスは、お姫様の呪いを解くことができるだろう。
でも期待しちゃダメ。何故なら 私がその王子を殺すつもりだから。この言葉は、ムニョンの母親の脅しのようですね。この言葉にムニョンは苦しめられていたのだと。
幼い頃に、ガンテの花束を踏みにじり、ガンテに「消えろ」と叫んだのも、母親の言葉に支配されたムニョンの姿だったのではないでしょうか。
ムニョンの夢の中の出来事なのですが、ガンテが現れます。ガンテの温もりを感じながら、ムニョンはさっきまで夢で見ていた「湖の底から助けて」という女に怯えていた自分に気がつき、バタフライ・ハグで心を落ち着かせます。
無意識の世界でも、ムニョンは、ガンテに温かさを求めていた。なんか切ないですね。
★ 童話の世界は、現実世界の残酷さと暴力性を逆説的に描いた残忍なファンタジー、メルヘン
童話は、夢を与えるのではなく、現実を教えてくれる覚醒剤です。ですから皆さん、童話をたくさん読んで夢から覚めてください。というムニョン。
醜いアヒルの子は、よその子を育てても苦労が無駄。人魚姫の教訓は、婚約者のいる男を誘惑したら天罰がくだると言うこと。
ガンテにも、「私と一度寝てみる」と挑発し、「なぜそんなにつまらない生き方をしている」「我慢のしすぎは体に良くない」と。「偽善者」と。
人間誰でも偽善者。完全無欠の人間なんていない。とムニョン言われても何も言えないガンテ。
ガンテの生き方が、わざわざ狭い世界に自分を押し込み、その中でもがいても自分はちゃんと生きているんだという姿が、そう見えたのでしょうね。
偽善者ではなくて、しっかり生きていると思わないと崩れてしまいそうなくらいガンテの心は疲弊していたんだと思うのですが。
優しい言葉ではなく、反対の言葉でガンテを刺激するムニョンの方が、痛ましい。
変態男キド登場…OK精神病院に拉致された国会議員の息子が病院を脱走する騒動 カモメ777発動
クァク・ドンヨンssi、あの「雲が描いた月明かり」のヨン(ボコムssi)世子の右腕だった方ですよね。全然わからなかった。まだ23歳、ボコムssiより年上かと思っていました。とっても弾けた演技で最初はびっくりしましたが、彼がなぜそうなったかを知ると胸が痛くなりました。彼も母親の温もりが欲しかっただけなのに、精神病院に閉じ込められたなんて。
成り行きで、ムニョンと逃亡しますが、ガンテに遮られます。
キドの父親は国会議員、、その遊説演説の場所で暴れます。
Ep4 ゾンビの子供
ステージ上でのキドの歌って踊る姿をみたガンテは、「僕も君と遊ぼうかな」と独り言のように呟く。ムニョンは「何して遊ぶ?」と。
キドは皆さ〜ん、国会議員の息子です。精神病患者です!お坊ちゃん病です!
ウチの家系はみんな優秀なのに、僕だけがばかで、それは僕のせいではなく、ただそのように生まれただけなのに、勉強ができないと殴り、理解できないと無視し閉じ込めて、僕だって同じ子供なのに、自分を見て欲しいと暴れ回ったら、実際に狂ってしまった。
キドの母親の「なぜおとなしくしていられないの」と泣きながらキドを叩く姿に、キドは、愛情がある叩かれ方だから気分は悪くないと。
キドの「僕だって同じ子供なのに」
この言葉は、ガンテの心に突き刺さります。
「お前な死ぬまでそばで兄さんを守ってあげてね。そのために母さんはあんたを産んだんだから。」と母の言葉が深く心を閉ざしていく。
ムニョンに心を見透かされ、「キドが羨ましいの。思いっきり遊ぶ機会をあげるわよ」それを拒否してガンテでしたが、「逃げたいって顔をした時にはさらってあげるわ」とムニョンに言われた。
ムニョンの車に乗って満開の桜が舞う道を、車から眺めるシーンはとっても綺麗でした。こんなに素敵な桜道があるのですね。
そしてあの気になるワードが…..
「私は、木蓮が好き。散る時に一気に落ちるから」とムニョン。
「春は引っ越しの季節だから」とガンテは…本当は「蝶が舞う季節だから」でしょうが。
コンビニでのシーン。
ガンテとカップラーメンを食べながら、前髪を触りながら可愛がって欲しいと思っているでしょう?と言われ、何も答えられないガンテの当惑した顔、心を許し始めたシーンには、胸がキュンとします。、ムニョンに何をかを期待し始めていますね。
ガンテは、どうして父親デファンの散歩を拒否するのか聞かれると、「生きているけれど魂は死んでいるから散歩は無理だと」
ガンテには、「人は物と同じよ。子供は賞味期限の過ぎた親を捨てる。親も優秀な子を大事にしてダメな子を捨てるもの」と。
兄サンテが全てだった母。育てるのはお母さんがするから、お前は兄さんを守って。母さんはその為にお前を産んだのよ。母の言葉がまたもやガンテの心を締めつける。
でもムニョンの家族をモノ扱いする言葉に、怒りを感じ、車を降りるガンテ。
「君が人と違うことを忘れていた。僕が勝手に君に期待していた」
「愛している。あなたを愛している。ガンテさん また逃げるの」と叫ぶムニョン。
呪われた城に戻ったムニョンは、「あなたは他の子と違う。特別な子なの。私の最高傑作よ。お前はまさに私。愛しているは私の娘」と言いながら抱きしめる母親の幻想に苛まれていた。
ギドの父親は、病院側の不手際を責めた。「精神病院は全国に数千あるから他の病院に監禁する。役に立たない子は必要ない」と。その言葉に憤慨したガンテは「それなら産むな」と、父親はそんなガンテの頬を平手打ちした。
「僕を理解しているような口ぶりは止めろ。君には一生僕がわからない」ムニョンに告げるガンテ
「心の中が空っぽなくせに、お前は死ぬまで俺のことはわからない」とガンテ。
そんな2人には関係なく兄のサンテは、ムニョンにあえてご機嫌です。でもガンテの気持ちの変化を敏感に感じ始めているサンテ。
散歩中に父親から、「お前がなぜ生きている。死ね」と首を閉められたムニョンもまた、「あなたも一生を私を理解できない」と呟きながら、雨の中を歩く放心状態のムニョン。
ここの伏線が…..女の声が、「だからここにくるべくではなかったのよ」
虫を殺せないムニョン。彼女が蝶を引き裂くのか???????
そんなムニョンを探すガンテ。
ゾンビの子
皮膚は青白く 瞳が大きな赤ちゃんでした
子どもが大きくなるにつれ母親は気付きました
この子どもは感情が全くなくただ食欲だけあるゾンビであることを
それで人の目をさけ地下室に閉じ込めて夜ごとよその家畜を盗んで隠れて育てていました
ある日は鶏をある日は豚を
数年経ったある日、村に疫病がひろがり残った家畜も全て死んで
大勢の人が亡くなり、生き残った村の人々は全て出て行った
息子だけ残して離れることが出来ない母親は
自分の片脚を切って与え、次に一方の腕を与え
そうして全て与えて
結局胴体だけになった体を与えた。
子どもは胴体だけの母を両手でぐっと引き寄せて初めて一言だけつぶやく
お母さんて、凄く暖かいね…と
子供が欲しかったのは、食べ物だったのか…..母の温もりだったのだろうか。
ムニョンの両親、ガンテの母、キドの母と父、肉親が、子供を心理的に虐待していると言う残酷なエピソードでした。
ガンテはサンテの世話をさせるために産んだと言われた時から彼の感情は固まってしまっている。
ムニョンは、母親の幻想と、父親の「まだ生きているのか」と言う言葉と共に、首を絞められてしまった後にも笑顔が出てしまう。だからサイコなのかも。
キドは、母親に頬を叩かれたことで、愛を感じ、父親の「役に立たない子供いらない」と言う言葉で、母を心配する。
でもムニョンの突飛な行動は、ギドを闇の中から救った。
あの娘と無理心中しようとした父親は死んでしまったが、それであの娘は解放された。
ムニョンは、人を救っている。ガンテも、閉ざされた世界から出始めている。ムニョンにもあのキドの父親にも感情をぶつけ始めた。
ガンテとムニョンは向き合って、傷を抱え大人になっていない2人が、初めて触れ合ったのは、肉体より魂だった気がするシーン。