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PLAYER <プレイヤー>ソン・スンホンssiへの感想👏

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Player 全14話(2018年 OCN)

プレイヤー、頭脳明晰さと巧妙な話術と俊敏な肉体を持ち合わせた詐欺師カン・ハリ(ソン・スンホン)とそれぞれの才能を持ち合わせた他の3人の詐欺師が詐欺グループを結成して活躍する話。こちらは軽快でスピード感もありスカッとするドラマでした。再放送で何気なく見始めたら、止まりませんでした。面白かった(*^◯^*)

司法が、財界、経済界、政界と癒着している、これってまるで国が機能していないように思ってしまいますが、それを痛快に叩きのめす勧善懲悪アクションドラマです。司法の人間が、面倒くさいことには沈黙を通すことが日常化している韓ドラにはよくよくあるシーンですが、今回も、お金に目が眩んだり、名誉や権力欲しさに悪に手を染めていく司法の人間達。また、韓国芸能界に吹き荒れている、薬物、盗撮、性暴行、動画流出事件などからヒントを得たようなシーンも登場します。韓ドラの脚本家さんは、韓国の現実をリアルに、もしくは、結果としてそういう事件が起きてはいますが、その原因となる温床があることは知っているような感じがしますね。怖いですね。

ソン・スンホンssi、「エデンの東」の時のかっこよさは忘れられません。その続きで「夏の香り」OSTは今でも聞きますけれど、ソン・イェジンさんを初めて見て好きになったドラマでもありました。「男が愛する時」「マイ・プリンセス」「情愛中毒」なんかどれも……..「ブラック〜恋する死神」は録画していたけれど、ちょっと見てリタイアしました。ずっと個人的にヒットする作品のないハンサムな俳優さんでした。弟分のジソブssiはそれぞれに味のある作品に出演しているのにどうしてなのかな〜?プロダクションも同じのはずでは?

それがこの「プレイヤー」ではものすごく素敵でしたよ〜❤️
監督さんは「夏の香り」の時に助監督さんだった方らしいですね。あの「ブラック」で再会して意気投合したとか。
こういうアクションのジャンルの方が向かれているような気がしました。
ラブロマンスやラブコメディーで、カッコつけたシーンや、濡れ場のシーンは、「かっこいいー」ではなくてなんか白々しく感じていました。イケメンでスタイルも良くダンディな男なんだから自然体の方がもっと素敵なのにと思っていましたから、今回のカン・ハリはお茶目で、軽くて口達者だけれど、アクションもかっこよくて憎めない軽さがすごく良かった。でもそれは仮の姿だったのですが、最後までその軽さは貫いていただいてグッドでした。演技をしているようでしていないそんな自然体に好感が持てました。だっていかにも演技しています、ラブシーンやってますという俳優さんのそういうシーンって、ひいてしまいすよね。この4人の詐欺グループのキャラと決断力、信頼感が最高でした!!

あらすじ…………………..KNTVより

天才詐欺師のハリ(ソン・スンホン)、ハッカーのビョンミン(イ・シオン)、ファイターのジヌン(テ・ウォンソク)は、優れた運転技術をもつドライバーのアリョン(クリスタル(f(x))をメンバーにスカウトし、あらゆる才能が集結した詐欺グループ“プレーヤー”を結成する。彼らが狙うのは、違法に集められた汚いカネ。高利貸し、財閥二世など次々とターゲットを騙し、悪行を暴く。そんな“プレーヤー”たちに検事であるインギュ(キム・ウォネ)が目をつける。インギュは彼らの危険な作戦に目をつぶる代わりに、検察に協力するようもちかける。だがハリの作戦には金だけではない、ある事情があった。

脚本:シン・ジェヒョン 演出:コ・ジェヒョン

カン・ハリ役ソン・スンホンssi、実は、アメリカで身分を変えて韓国に戻ってきた男。父親のチェ・ヒョンギ検事は、15年前に国家を巻き込む金融詐欺事件があり、その黒幕に迫っていた時にチェ検事は汚名を着せられて自殺?事故として葬られてしまっていました。父の死は事故ではなく、殺人だと考えていたのは、ハリと父の同僚チャン検事でした。ハリの目的は大胆な計画で違法な手段で稼いだ輩のお金をふんだくるのではなく、父親の汚名を晴らし、闇に葬られた真相の究明でした。
表面的には、ハンサムで軽い男を装いながらも、真相を追い求める孤独な男だったのですが、彼のスーツの色は大胆でしたね。赤はちょっとね〜????
3人の仲間達は、時には勝手な行動をしてハリをハラハラさせますが、じっと見舞っているナイスガイでした。
大人の男でした。

詐欺グループの紅一点、かっこよくて優秀なドライバーでもあるチャ・アリョン役のクリスタルさんが良かった。彼女は「相続者たち」のイ・ボナ役で初めて見ましたが、キレのある演技、躍動感を感じる女優さんだな〜と感じていました。「ハベクの新婦」では、彼女の存在感の方がシン・セギョンさんより強く感じた作品でした。ナム・ジュヒョクさんが、酷すぎました。

イム・ビョンミン役、天才ハッカー役のイ・シオンさんもいい味出していました。韓国ではシーンスティラーと呼ばれてる方だとか。脇役なのに主役を喰ってしまう存在感のある俳優さんのことを意味するらしいです。納得ですね。

総合格闘技チャンピオンを目指していたファイター、ト・ジヌン役のチ・ウォンソクさん、今回のためにカラダ作りをしたとか。すごい裸体でした!(◎_◎;)

こういうコメディタッチのアクションドラマ、スンホンさんにはぴったりでしたね。
パク・ソジュンさんもそうですが、コメディタッチの演技もできる男優さんが、今の韓ドラにはにっぱりだこですね。「バリでの出来事」みたいな作品も懐かしいですが、今更見る気がしない。

この作品は、チームワークの良さがこちらにもわかるような感じでしたが、そのチームワークも、束縛も序列もないみんなで作り上げているONE TIMEでした。信頼と固い絆で結ばれていく流れが、とても際立っていました。

このチームの目的はお金です。そのためには大胆な作戦を経過し、悪い奴らを追い詰めてギャフンとさせてお金を奪い取る。そのスピード感と痛快さがたまりません。

でも、その悪い奴らもしたたかな奴らばかり、権力者がほとんどです。そのために法曹界のチャン検事(キム・ウォネ)と組んで悪い奴らのお金はカン・ハリヘ、その後は、お縄になるという流れは、ちょっととは思いますが、面白かった。キム・ウォネさんもシーンスティラーですね。

カン・ハリがどうして、こんなことをしているのか….

それは彼の父親は、検事であり、不慮の事故で亡くなっていました。その事故なのか他殺なのかを探るべくこの闇の世界に足を踏み入れたのです。チャン検事とは同僚であり、ハリも検事になるべく勉強していた学生でした。その事件の真相を解明するためにこの仕事を始めたハリです。

でもこのハリが突き止めた黒幕、謎の人物「あの方」は、政治コンサルタントでしたが、表には出ないで政治家を操れる人物でした。このドラマでもそうですが、こういう韓ドラの黒幕は、政治家も法曹界も財界も全て牛耳れるんですよね。自分は手を汚さずに、全てをコントロールしてしまう怖いモンスターです。
このドラマでは、チャン検事、ハリも裏切られるシーンが結構ありますが、その裏切った人物は、妻や子供に危害を加えると脅されて、仕方なく加担するか、名誉やお金に目が眩んで引き受けてしまう。感情とお金と名誉なんです。今回のモンスターはあんまり怖くななかったですが。お金に目が眩んだん面々。

<余談>

でも「キルイット」も「プレイヤー」どちらも悪い権力者や、政治家や財閥をバッサリと切るという内容ですが、「バガボンド」「WATCHER」に比べると軽い感じがしました。人間の怖さを弱さを強欲さを軽く描いたかな〜というタッチだと感じました。「キルイット」は、怖い内容ですが、ただ怖いくて気味が悪いだけ。「プレイヤー」はワクワクしながらあっという間に見てしまったという感じで、考える必要がない作品でした。でもアクションドラマですからそれでいいんです。

 

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