結婚契約 全16話 (2016年 MBC)
イ・ソジンさんがキャスティングされていて良いドラマだという評判を聞いて再放送を視聴しました。
財閥、出生の問題、余命宣告、不治の病、とあるあるドラマの設定のようで、イ・ソジンさんでなければスルーしていたかも。
イ・ソジン演ずるジフンは、財閥2世、妾の子として生まれ、母や家族の愛に恵まれずに37歳まで生きてきた冷徹で傲慢な男。ジフンは、母の病気が肝臓移植しか生きる見込みがないと宣告されたために、臓器移植を考える。家族がドナーになれれば良いのですが、不適合でした。そのためにドナーを探し始めます。候補と名乗り出たのがユイ演ずるシングルマザーのヘス29歳。臓器移植は家族間であれば、問題ないので、契約結婚して移植手術に備えることに。しかしその彼女が不治の病、脳腫瘍に侵されていたことがわかる。
ユイの夫は借金を残して急死してしまっていました。小さな娘ウンソンを育てるため、借金を返すためには、彼女はたくさんのお金が必要だったのです。
健気に一生懸命明るく生きるヘスに、だんだんジフンは惚れてしまう。。。そんなドラマです。
やっぱりよくあるストーリー展開です。
キャスティングが良かったから最後まで見られたような気がします。子役と共に。。
ウンソン役のシン・リンアちゃんは可愛かったですね。
「オーマイレディ」のキム・ウビンちゃん可愛かった。失語症みたいな設定でしたから、言葉が話せなくても家族の絆を感じさせる演技ができる子役にびっくりでした。今でも好きなドラマのひとつです。シウォンさんも可愛かったですよね。
このドラマのウンソンもジフンとヘスの橋渡しを務めました。韓国ドラマの子役さんはすごいですね。
母親が不治の病のドラマ、「ママ〜最後の贈り物」のグル役ユン・チャニョン君も良かったですよね。こう言うドラマは子役のキャスティングで決まってしまうのかも。。。。「ママ〜最後の贈り物」でのママ役、ソン・ユナさんは本当に魅力的大人の女性でした。そしてグルの成人した時は、パク・ソジュンさんでしたよね。なんか思い出しています。
イ・ソジンさんは、包容力や落ち着いた演技力でこのドラマを引っ張りましたね。
なんか演技されているのかどうかわからなくなるような自然さが良かったのかもしれません。
子役のウンソンとの場面は本当の親子のようでした。
ヘス役のAfterschoolのユイさんは、こういう役どうなのかなって。なんか気の強い元気な女子役の方が向いているのかも。彼女が泣いても悲しくはならなかった。演じている時の姿が、なんかぎこちないというか優雅ではないんですよ。痩せていてギクシャクしているので、女性らしさというか優しさ、まろやかさを感じなかったな〜
それをカバーしていたのが、イ・ソジンさんの温かさのような気がします。
ジフンの母親ミランは、本当に韓ドラに出てくるどうしようもない「愛されたい」女性の典型です。財閥の愛人になる女性ってみんなこういう性格なんでしょうか?夫だけではなく、子供にも負担をかけるような母親って韓ドラには必ず出てきます。なんかうんざりです。でもヘスとウンソンとの出会いによって人間らしく復活します。
最後はあのジフンの父親だけは取り残される。この財閥の家族だけしか大事に考えない傲慢な人間です。
「人は守るものが増えれば増えるほど、本当に大切なものを失う」
そうジフン父親のことを語ったジフンの母親ミランは言いましたが、自分の家族だけ守りたいだけでしょが。。。
ハッピーエンドでもなくサッドエンドでもないエンディング。
人生に対する希望、美しい愛、そして温かい家族への愛。
人生で一番幸せな瞬間はいつだ、と聞かれたら
答えはいつも同じだ…………今、この瞬間 これがテーマのドラマですんね。
16話、面白く見ましたが、イ・ソジンさんのあの優しい微笑みと、眼差しが見られて幸せでした。
でもすこしはしゃすぎのような演技も見られましたよ。きっとユイさんやウンソンちゃん達とのケミが良かったのかな〜なんて思ったりしました。
「ファンタスティック」同じ余命宣告のドラマですが、同時視聴していて女性が自立しているかどうかで描き方も変わってきます。
この「結婚契約」は助けてあげたくなる不幸を背負った女性と財閥の御曹司の物語でした。