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「グッドワイフ」セクシーな大人のドラマ

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グッドワイフ Good Wife 16話 (2016年 tvN)

セクシーで重厚な大人のドラマでした。面白かったというより、大人の夫婦の葛藤にやるせなさを感じ、集中してみてしまったドラマでした。主人公がチョン・ドヨンさん、ユ・ジテさんだからインパクトのあるドラマになったのだと思っています。

アメリカTVドラマ「Good wife」のリメイクドラマだそうですが、アメリカ版を見ていないので、先入観なしに韓国ドラマ「グッドワイフ」としての感想です。

敏腕検事の夫イ・テジュン(ユ・ジテ)が検察内の権力争いのために、腐敗検事として訴追されたところから話がはじまります。二人の子供に囲まれて良き妻として15年間暮らしていたキム・ヘギョン(チョン・ドヨン)は、夫の性的スキャンダルと政治的不正疑惑で逮捕されたため、生活を守るために弁護士として働き始めます。司法研修生時代の同期で法律事務所を経営しているソ・ジュンウォン(ユン・ゲサン)の所で働かしてもらうことになります。

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夫のスキャンダル発覚によって今までのセレブのような検事の妻から、一人の人間、女性として生きなくてはならなくなったヘギョン。野心家の夫と法律事務所代表との間で揺れ動きながら、数々の事件に取り組んでいきます。妻として、女として、母としての人生を切り開き始めます。
新人弁護士として「あのスキャンダルの検事の妻」という偏見に耐えながら、担当する事件をひたむきに彼女の正義感で解決していく姿は、あっぱれという感じです。ヘギョンの自分のアイデンティティを見つけて生き抜こうとするたくましさも感じます。夫と法律事務所経営者の彼との間は、三角関係に発展していきます。ヘギョンの女としてのズルサ、弱さも感じるドラマです。

ストーリーは、夫のスキャンダルに絡む疑惑を解明していくことが主軸ですが、毎回出てくる事件を通して、夫との関係を、女としてどう生きていったら幸せになれるのかという問いかけをしながら展開していきます。

キム・レウォン主演「パンチ〜余命6ヶ月の奇跡」を思い出します。
こちらは男のドラマでしたが、韓国の法の世界を描き、人間の業というか、全て自分の欲望のために法の世界を動かし政治も動かそうとするドラマでした。彼の妻は法の正義を守りたい検事でした。彼の検事としての野心、野望、人間としての生き方についていけずに離婚します。でも彼は自分の命がわずかだと知った時から人間として目覚めていくドラマなんです。

どちらも法の世界の人間が主人公のドラマでした。

「グッドワイフ」は、専業主婦から夫の裏切りという絶望から這い上がり弁護士として人生に立ち向かう姿を描く女性のアクティブストーリー。「パンチ」は、目的を達成するまでは手段を選ばない生き方で検事となった男が、脳腫瘍になり、命の限界を知った時に人間として生きようと目覚め、自分の検事生活の中での不正の数々を正していく姿を力強く描いた男のドラマでしたね。

韓国ドラマで描かれる法の世界と政治の世界は、お金に関わる不正と権力闘争ばかりですね〜。現実の世界とオーバーラップします。

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チョン・ドヨンさん(キム・ヘギョン)

「プラハの恋人」、「ハウスメイド」見ました。
正直、あまり印象のない女優さんでした。カンヌ映画祭で主演女優賞を獲得されたとか。
でも、男優さんが共演したい女優さんの一人だそうで、共演されたユ・ジテさんも彼女が出演されるので、このドラマの出演を承諾されたと書かれているのを拝見しました。

とても脚の綺麗な華奢な雰囲気の方なのですが、お顔の表情が自然で存在感のある女優さんですね。
女としての強さ、弱さ、はかなさ、ズルサをさりげなくストレートに表現された演技力が、このドラマにはまった理由かもしれません。大人の演技力でしょうか。

夫の交通事故の身代わりをしたことが、彼女の運命を変えました。彼女が弁護士ではなく、専業主婦を選んだのも、夫の検事としての名誉を守るためでした。自身を犠牲にしながら「愛」を選択し、その愛を信じ生きてきたと彼女は思っていますが、それは彼女の選択だと思うのです。「愛」を選択したのに、自分が犠牲になったという女のズルサが、ちょっと嫌です。
夫の政治的なスキャンダルにより、生き方を変えざるをえなくなります。また新たな愛に守られて、その愛を受け入れるます。でもその愛は、これからの「自分」と「人生」を探していく一つのパワーとして受け入れたと感じています。「不倫」というより生きる手段だと。

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ユ・ジテさん (イ・テジュン)

「スターの恋人」以来、大好きな男優さんです。大人の落ち着きと色気を感じる俳優さん。
「ヒーラー」でも拝見しましたが、寂しい役柄でした。
今回のイ・テジュン役はカリスマ性を持つ検事をセクシーに演じられたと思います。
テジュンは悪役に近く、成功や欲望のためなら、手段を厭わない人物です。男の持つ野心、野望、欲望をクールに表現されていました。
囚人服でさえ、かっこよく見えました。肩幅が広く、お顔は小さく、背は高く…..
スーツ姿も圧巻のかっこよさでした。

あの汚れた欲望の渦巻く法の世界と政治の世界を生き抜くためには妻をも欺く男です。
欺かなければ、彼の未来予想図は完成しません。

法の世界、政治の世界の汚れた取引の世界、人を信じられない世界を生き抜くテジョンは、妻には絶対的な「愛」を求めたんでしょうね。妻には求めたけれど、自分はその「愛」を利用した悪い男です。
翼を休める空間には妻の無償の愛が欲しかった勝手な男。

それに気がついた妻からの報復、不倫という裏切りも受け入れる夫。
美しくて賢い妻を手放したくないのに、素直になれない不器用な男。
プライドが邪魔をして本音がきっと死ぬまで言えないタイプの男なんでしょう。
権力、支配力の強い男だから、妻も支配していると感じないと安心できない寂しい男。
自分の野心、野望のために生きる寂しい男がかっこよかった。

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ユン・ゲサンさん (ソ・ジュンウォン)

彼の魅力がイマイチわからないので、今回も2番手君という感じです。
ヘギョンの夫と争う男という強さは感じなかった。あくまでもヘギョンには優しくて尽くすタイプの男にしか映らなかった。ヘギョンは、彼といる時は素直で、屈託のない笑顔がこぼれます。でも彼には心を許しているのかな?

ヘギョンは、夫テジュンには裏切られた思いや、今までの15年間の積み重ねてきたものが崩れてしまったという絶望感から、心の底から憎もうとしています。でもその気持ちって、やはり一つの愛情のような気がします。
ラストで仮面夫婦として政治家の妻になることを選択したようですが、夫への憎しみと哀れみが複雑に混ざった感情なのでしょうか。
まして、仮面夫婦として生きる道を選択したヘギョンと不倫関係を続けるなんて、ジュンウォンは男としてどうなんでしょうか。不倫は、嘘で積み上げられた関係です。本当にジュンウォンが、ヘギョンを愛しているならば、同じ法律事務所で仕事をすることも関係を持ち続けることも止めるべきでしょう。まるで男妾みたいです。

ラストの展開には少々がっかりしました。
でもテジュンはしてやったりでしょうね。

生き抜くには、愛情さえも利用とするヘギョンとテジュン夫婦は同類ではないのかな?
二人の選択は、甘いものではないけれど、大人の選択なんですよね。

だから純愛を大事にしていたジュンウォンにはパワーを感じなかった。でもヘギョンにはオアシスだった。純愛はまっとうしてこそパワーがみなぎるけれど、純愛に酔っているだけでは取り残されてしまう。

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AFTERSCHOOL ナナさん (キム・タン)

彼女は演技が初めてとは思えないほどの迫力でした。
ヘギョンが務める法律事務所の調査員ですが、夫テジュンの下でも働いていた。テジュンとは一回の浮気があったようですが、ミステリアスな雰囲気を醸し出しながらも、仕事は的確にこなすスタイル抜群の調査員役です。

彼女の存在感は、ドラマの中で最初から最後まで光り続けていました。
スポーティなファッションも素敵でした。

チョン・ドヨンさんも素敵なファッションを楽しませてくださいました。脚がすらっと伸びていて綺麗でした。もちろん、男性お二人のスーツ姿も完璧でした。

40代の大人の魅力のある女性のドラマは、韓ドラの一つの魅力だと思っています。

チョン・ドヨンさんの魅力って大人なんだけれど、なんか可愛さと妖艶さが入り混じっている感じがします。

まだ、コン・ユさんとの映画「男と女」観ていないのですが、早く見ればよかったと後悔しています。

感想を書き残しておきたいドラマのひとつでした。

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