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椿の花咲く頃  コン・ヒョジンさんへの感想

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椿の花咲く頃  When the Camellia Blooms 全20話(2019年 Netflix)

今年の韓国で最終回23.8%の高視聴率で有終の美を飾ったドラマ。

平均視聴率は14.8%だったそうです。ちなみに今年の1位は熱血司祭の18.12%、2位は椿の花咲く頃、3位はドクタープリズナー14.21%、4位は皇后の品格14,11%、5位はどうしてプンサン12.21%、6位はアルハンブラ宮殿の思い出、7位はホテルデルーナ、8位はバガボンド、9位はボーイフレンド、10位は医師ヨハンだったそうです。

ベストカップル賞を受賞するかもと言われているコン・ヒョジンさんとカン・ハヌルさんカップル。人情味のある田舎町が舞台のドラマで輝いたお二人、すごく身近な雰囲気を醸し出していたからでしょうか。

オンサンという田舎町を舞台に、シングルマザーのトンベク(コン・ヒョジン)と田舎者の警察官ヨンシク(カン・ハヌル)のロマンティックコメディーなのですが、その背景には不気味な連続殺人事件が。

連続殺人事件の唯一の目撃者でもあるトンベクを狙うカブリ(連続殺人事件の犯人?)が誰なのかのという謎解きとトンベクとヨンシクを取り巻く家族、町の人達との物語とがうまく絡まってドラマが進行します。
私にはヒューマンドラマに感じました。ここに生きる人間群像劇のようでした。

シングルマザーが生き抜くドラマと思っていたら、中盤からは母性の色濃く反映されたドラマに、そして締めくくりは、トンベクとヨンサンの愛を「人は人の奇跡になることができるのかという」、ちょっと神秘的な言葉で締めくくりましたが、トンベクの前に現れたヨンシクが「奇跡」なんだろうと感じました。

ヨンシクの方言と田舎臭い雰囲気でのトンベクへの愛のアプローチが、このドラマの好感度をました様ですが、韓国語がわからないので、そのニュアンスがわからず、どうも個人的には盛り上がれなかった。オンサンという町は方言がすごいところの様ですね。Netflixの字幕はきっと標準語でしょうし、方言って、イントネーションも全然違いますからね。韓国の方にしかわからないのかも。。

なので…..コン・ヒョジンさんのラブロマンスドラマとしては、初めて全然胸キュンしませんでした。

このドラマは、「人間が人間に与えられる豊かな贈り物」なんだと感じるのですが、ラブロマンスとしては……

脚本は、「サムマイウェイ」のイム・サンチュンさん、演出はチャ・ヨンフンさん。

このドラマの流れは…….。

幼い時に母に捨てられた痛みを抱えながら育ったトンベクは、妊娠を告げないまま恋人と別れて未婚の母になり、不幸を背負い続けてきた彼女の心は貧相で、姿も薄幸の女性でした。そんな彼女に一目惚れしたヨンシクは、ひたむきに彼女に愛を貫いた。その愛に気がついても悲観的なトンベクはなかなか彼の気持ちに寄り添えなかった。でもその彼の愛の大きさは、トンベクがオンサンの町の人達との垣根を壊し、町の人達からの応援も勝ち得る力になりました。紆余曲折があったのものの、トンベクは自信を持ち、自分の命を狙ったカブリも捕らえた。
トンベクとヨンシクの周りの人達、トンベクの息子ピルグの父親、その妻、トンベクの店のお手伝いヒョンミ、トンベクの母親、ヨンシクの母親、みんな二人の周りの人達は、お互いの温もりや繋がりの大切さを痛感させられました。
「人は人の奇跡になることはできるのか」
天使のようなヨンシクの愛が、トンベクの心を幸せに、その力は四方八方に広がっていく、そんな温かな流れのドラマでした。そこにサスペンスの謎解きと、最後まで心を閉ざした男との対比が描かれたドキドキするドラマでもありました。ラブコメにドキドキするのではなくて….

母性愛…… トンベク・トンベク母・ヨンシク母

トンベクを捨てた母親役のイ・ジョンウンさんの演技に泣かされた方が多かったとか。
トンベクを幸せにしたくて捨てた母親、その娘が苦労していることを知って、娘のところに探りにきたのです。
こんな優しい母親が娘を捨てなくてはいけなかった….それは….
トンベクは、母の様にはなりたくはなかったから必死で息子を自分の手で育てたかったのでしょう。いくら貧しくても、母親としてしっかりした姿を見せて育てていこうとするトンベクの母親の愛。そんなトンベクでも最後は母親を許します。それはヨンシクの愛がなかったらこうはならなかったでしょうね。「人は人の奇跡になることができるか」ここでもわかります。

ヨンシクの母親、コ・ドゥシムさん、強くて温かいおばちゃん軍団も統率している人望のある母親です。彼女も夫を亡くし苦労しながら子供を育て上げました。その可愛い息子が、トンベクに恋した….
トンベクが町に来た時から彼女を見守り、理解していた彼女でしたが、いざ息子の嫁にとなると抵抗します。
トンベクが好きだが息子の嫁には嫌だ….心境、よくわかります。でもこれは時が解決します。
可愛い息子には勝てないから…..

ヨンシク….警察官について

村の交番で働く警官です。
ヨンシクは、正義感に溢れた青年で、凶悪犯を捕まえことがきっかけで表彰され、警察官になった男です。
生真面目で、実直で、悪いことは許せない、一途な青年のようです。母親の愛情の中で、この田舎町でのんびり育った青年という印象です。
そんな彼がトンベクに一目惚れ。愛した物の全てを守ってやるというような想いを募らせてトンベクに迫る彼は彼は可愛いですが….

優しくて一途で、粘りつよく彼女を支え、耐え抜く力を持つかっこいい男なのですが。コン・ヒョジンさんとは10歳差のハヌル君、彼のドラマを初めて見たのですが、「すごく性格が良くて人間味のある男」という印象でした。このドラマにはぴったりとはまる俳優さんではなかったかと。

でも、ヨンシクさんには心が動かなかった( ͒˃̩̩⌂˂̩̩ ͒)

トンベクの変化

ヨンシクに心を開いてからは、彼女は心も身体も前を向き始めましたね。伏し目がちだった眼もしっかり相手をみるようになりましたね。こういう演技がコン・ヒョジンさんは上手いですよね。そして強くたくましい母親に、そしてヨンシクにとってかけがえのない伴侶となるのでしょう。

トンベクの息子

トンベクの息子ピルグ役、キム・ガンフン君、こんなすごい子役がとまた感心してしまいます。あの小生意気さと、子供の純真さと、子供の怖さを見事に演じ分けていました。お母さんを守るのは自分だと、自分しかダメだと思う8歳の息子、トンベクの鏡です。母親の愛情に包まれて育った頼もしさと可愛さを表現していて、本当にすごい子役さんだと感心しました。

ヒャンミ

もう一人、苦労しすぎて心が折れ曲が李、捻くれ者のヒャンミ役のソン・ダムヒさん。一番彼女がこのドラマの中では惹かれました。

トンベクの元カレ・ピルグの父親

トンベクの元彼で子供の父親で、花形野球選手役のキム・ジソクさんは、またどうしようもない身勝手なダメンズを演じられました。
いつも振られて、追い回す役か、女を幸せに出来ない男、モテたい男、などなど自信の無い男ばかりやられますよね。
「またオヘヨン」「個人の趣向」での役柄が忘れられませんが。

その妻で、身勝手な自己中女、子育ても放棄して花形選手の妻であることを自慢しているどうしようもない女、ジェシカ役のチ・イスさん。最初登場した時のお顔があまりに棘があってビックリしましたが。彼女も不幸な環境で育ち、それが彼女の心を蝕んでいたのだと最後にはわかりますが、でもね〜

警察署長

よく警察ドラマに登場するような気がする警察署長役のチョン・ベスさん。

連続殺人犯・カブリ

あのこわーいカブリ、ファシク役のイ・ギョンソンさん。あのカブリが「誰なのか?」をずっと探りながらのドラマ視聴でしたが、最初から怪しかったですよね。でもなぜにあんなにトンベクを恨むのか?
劣等感の塊だった男、トンベクも劣等感の塊でしたが、ヨンシクの愛を受け入れ奇跡の様な日々を送ることになったのに、なんか可哀想です。

オバチャマ軍団

そしてあのおばちゃま軍団、楽しませてもらいました。皆さん、心は優しくて人情味溢れるおばちゃん軍団でした。韓ドラのオバちゃん軍団は本当に頼もしくて人情味あって、行動的でドラマを引き立たさせる大事な方々です。

素敵な夫婦

オ・ジョンセさんとヨム・ヘランさん、こういう夫婦いいですよね。「美女と野獣」カップルではないですが、聡明な彼女とその彼女に抵抗しながらも尻にひかれる男というカップルです。お互いの無い部分を補っているというか、自分の弱さをわかっているから、その弱さを埋めてくれる連れ合いを求めているんですよね。最後は、お互いのプライドを捨てて元サヤにおさまってくれて拍手です。

きめ細かく描かれたエピソードの数々、このドラマはあらすじを追うというよりも、じっと味わいながら見るドラマでした。
「人は人の奇跡になれる……」という、人間関係の薄くなった世の中にあって、こういうドラマが制作させるのもわかる様な気がします。

最後に………..

大好きなコン・ヒョジンさん….彼女のドラマの視聴歴史と視聴率

サンドゥ、学校へ行こう! (2003年 KBS)15.2%
乾パン先生とこんぺいとう(2005年 SBS)15.9%
ありがとうございます (2007年 MBC)20.5%
パスタ~恋が出来るまで~ (2010年 MBC)21.2%
最高の愛~恋はドゥグンドゥグン~ (2011年 MBC)21%
主君の太陽(2013年  SBS)21/8%
大丈夫、愛だ(2014年  SBS)12.9%
プロデューサー(2015年  KBS)17.7%
嫉妬の化身(2016年 SBS)13.3%
椿の花咲く頃(2019年 KBS)14.8%

これらのドラマの中でラブリーだけれど、薄幸な感じの役柄を演じられていました。

お姿からもわかる様に細くてか弱そうな女性ですが、最後は、強くてかっこいい女性になってしまう、そこに共感を感じてしまう様なドラマばかりです。でもそのか弱さと強さが、どのドラマでもちょっぴり違うのが、彼女の演技力なんでしょう。
今回も、安心してみていられるドラマでした。ただ、「嫉妬の化身」とこのドラマは、彼女のラブロマンスに浸ることはできませんでした。
「プロデューサー」があんなに視聴率があるとはビックリ!  キム・スヒョン効果かもしれませんね。

コン・ヒョジンさんは、相手の男優さんを素敵にさせるマジックがある女優さんだと感じています。彼女がその役柄に溶け込んでしまうからだと。見ていてその女優さんの名前がチラつくことがありますが、それとは正反対です。

このドラマもそうでした。

カン・ハヌル君は除隊後のドラマが成功してよかったですね。

今度はどんなドラマに出演されるのか楽しみな女優さんです。

 

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