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君も人間か?

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君も人間か?  Are You Human Too 全18話 (2018年 KBS)☆☆☆☆

ソン・ガンジュンの瞳の色ってなんかミステリアス。

ファンタジーな雰囲気を醸し出す瞳の色。

その彼が、主人公の人間ナム・シンとナム・シンの身代わりとして創られた人工知能ロボットナム・シンIIIを演ずるドラマで登場しました。

アンドロイドが登場するファンタジードラマでユ・スンホが主演した「ロボットじゃない」は途中リタイアしてしまっていたので、あまり期待していませんでした。

人間に優しいアンドロイドとして設計されたナム・シンIII、なんかペットにしたくなるような存在感です。
でもこのアンドロイドは、人間と同じように歳月と共に変化するロボットとして存在しています。人間の感情をどんどん学習していくロボットです。
ナム・シンIIIは、善悪を判断できるという設定、人間ナム・シンは生意気なカリスマで身勝手で冷たい男という設定、ファンタジードラマですが、人工知能AIの凄さと怖さを垣間見る設定です。

ソン・ガンジュンさんの素敵な演技力の光ったドラマでした。だから最後まで視聴できたように思う。

  • 泣いたら抱きしめてあげるナム・シンIII
  • 人間が危機に落ちいた時は救助にだけ集中するナム・シンIII
  • 触れた人間の嘘を見抜く「嘘発見器」も備えていたナム・シンIII
  • ロボット掃除機に優しく話しかけるナム・シンIII
  • 自分を作ってくれた母だけが恋しいナム・シンIII
  • その表情は人間と同じなナム・シンIII

ナム・シンIIIは本当に可愛くて、欲しくなっちゃいます。

ヒロイン、コン・スンヨンさんも瞳が淡い茶色なんです

なんか二人とも透き通るようでファンタジー要素を満喫させてくれました。
彼女も素敵でした。

今頃あらすじ….

人間より人間らしい人工知能ロボットナム・シンIIIは、人口知能の研究者ロラが完成させたアンドロイドです。
1997年、幼い息子を連れて韓国の大学の講義のために帰国していたロラは、幼い息子シンをPKグループの総括理事であるソ・ジュンギル(ユ・オソン)が略奪されてしまう。1年後、ロラはチェコで恋しい息子そっくりの人工知能ロボットを完成させて、息子に注げない愛情を注いでいた。そんな時にソウルで暮らすPKグループの本部長にまで成長した人間ナム・シンが、襲われてしまい瀕死の重傷を負う。そのためにナム・シンの代役としてソウルに戻ってきたナム・シンIII。
人間ナム・シンは生意気で高慢な行動が多く、常に問題を起こすので彼を警備するボディガードとしてカン・スヨン(コン・スンヨン)が登場する。
アンドロイドのナム・シンまでも狙う(アンドロイドとは知らないから)ソ・ジュンギルの計画で火災事故が起きる。その時に火災現場に潜入していたソボンは巻き込まれて絶体絶命の窮地に陥る。その時にナム・シンIIIが現れてソボンを救出する。
ソボンはお金に困っていたので、どんな仕事でも引き受けてしまう。助けられたにも関わらずにナム・シンIIIのスパイの依頼をジュンギルから引き受けてしまい、ナム・シンIIIから離れられなくなってしまう。

演出:チャ・ヨンフン、ユン・ジョンホ
脚本:チョ・ジョンジュ(王女の男・パートナー)
キャスト
ソ・ガンジュン(ナム・シン)
コン・スンヨン(カン・ソボン)
イ・ジュニョク(チ・ヨンフン)
オ・ロラ(キム・ソンニョン)
パク・ファニ(ソ・イェナ)
ユ・オソン(ソ・ジョンギル)


ストーリーは前半の方が面白かった。全体として少し長すぎたようにも感じます。

感情を持たないはずのアンドロイド、ナム・シンIIIですが、母ロラを思いだして恋しくなったり、ソボンの行動の変化を不思議がる表情が自然に描かれていた。
ソボンはあの火災事故から救出された時に、ナム・シンIIIに恋してしまっていたから。ソボンのちぐはぐな行動を優しく見つめるナム・シンIIIが、可愛くて….

人間とアンドロイドの恋の成り行きより、ソボンとナム・シンIIIの行動に一喜一憂できるドラマに仕上がっていたから面白かったのだと思う。

後半は、財閥家の後継者争いとおきまりの流れでうんざりしたからかも。

PKグループの統括チーム長を演じたイ・ジョンヒョクさん

今回もクールな役で財閥家を守り抜き最後は自分が会長になってしまいました。人間ナム・シンを守り抜きたかったけれど、あまりの横暴さにナム・シンIIIと共存するために方向性を変えましたね。

母親、人工知能研究者ロラ(キム・ソンニョン)

研究者と母親の間で常に揺れ動いていました。アンドロイドの息子の死に通じるスイッチ、キルスイッチの存在、人間ナム・シンを助けるために母が設定した装置、人間の身勝手さを感じるシーンです。人間に優しいアンドロイドとして完成させたのに、その命を自分の息子を救うために作動させようとする母。そんな母の思いを理解する優しいナム・シンIII。

ロボットと人間の共存をヒューマニズム的に描きたかったのかな?とも思いましたが、最後がこれでは….

海に沈んでしまったナム・シンIII。
1年後にはロボットとしてのスペックは落ちたけれど人間らしくなった戻ってきたナム・シンIIIですが、どうしてもハッピーエンドにしたかったようですね。

結局は財閥家の人間の醜い争いにロボットを利用した人間。その人間の悲しさがわかるナム・シンIIIが身を呈して愛する人達を守った…という最終章で良かったのでは?

メディアカーの開発なんてすごいです。近未来は、どんどんコンビニエンスになるんでしょうね。AIの発達に貢献するのは人間の脳なのか、そこからもう独立してしまうAI人工知能なのか?多分後者ですね。

このシーン、マイボを見つめるソボン、切なくなりました。マイボ可愛い!!

 

ソ・ガンジュンさんの演技と表情を楽しませていただきました。
彼の出演するドラマ、ずる賢いバツイチの恋、家族なのにどうして、チーズ・イン・ザ・トラップ、アントラージュと見ましたが、今回初めて感想がかけるドラマに遭遇しました。これからの活躍に期待します。

 

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