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30だけど17です

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30だけど17です  Thirty But Seventeen 全16話 (2018年 SBS)

目の前で起きたひどい惨劇、交通事故で心を閉じてしまった少年と、その事故で深い眠りに落ちてしまった少女の物語。

13年後、30歳になったその男の子は、いまだに心を堅く閉じたままでした。30歳になった女の子は、深い眠りから目覚めるのです。

その女の子は、彼の前にある幸せの大きな扉。

無心に、健気に前向きに生きる彼女に向かって、その扉に向かって一歩一歩歩き始めた彼。

彼女も、彼の心の扉にゆっくりとまるで保護者を求めるような子供のように近づいていったのです。

そんな二人と彼らを取り巻く温かな人達の物語。

このドラマは、ラブロマンスというジャンルではなくて、心が洗われるようなヒーリング的な要素の濃いドラマだと個人的には感じました。
優しくて素朴で温かい雰囲気のまま流れていったドラマでした。

韓国SBSのHPには、このドラマのコンセプトは

ひとつの幸せのドアが閉じる時、
もうひとつのドアが開く。
しかし、よく私たちは
閉じたドアばかりに目を奪われ、
開いたドアに気付かない。

ヘレン・ケラーの名言を引用していました。(翻訳機で解読)

過去に振り回されて、現実が見えないという意味にもとれるのですが、過去の記憶に振り回されて生きる男と、過去の記憶を封印したまま13年後に目覚めた女が、彼の前にある開いたドアとして現れ、その存在に男がゆっくり近づいていくドラマなんですね。

このドラマを見ながら、思い出したのは…..

鳥類は「生まれて初めて見たものを親と認識するようになるという心理」が働くという話。
ウリは、目覚めてからコミニュケーションをとったのは、ウジンとウジンの周りの人達でした。
彼らを信頼して寄り添っていきたいウリの行動と気持ちを感じて、思ったのかもしれませんね。

ひよこちゃんも登場しましたしね。

あらすじ……….
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17歳のウジン(ユン・チャニョン/子役)は、ヴァイオリニストを目指す他校の女子生徒ソリ(パク・シウン/子役)に一目惚れする。ソリがたまたま友人のスミの制服を借りていたことから、ウジンは名札を見てソリの名前をスミだと思い込む。ある日、ソリと同じバスに乗り合わせたウジンは告白を決意。降りようとするソリを引き留める。ところが、スミが乗ってきたため、慌てたウジンは先にバスを降りてしまう。その直後、2人を乗せたバスが事故に遭い、ソリは昏睡状態に、スミは命を落としてしまう。ニュースでスミが亡くなったことを知ったウジンは、自分が引き留めたために初恋相手を死なせてしまったと思い心を閉ざす。それから13年後、昏睡状態だったソリ(シン・ヘソン)が奇跡的に目を覚ます。だが17歳だった自分が突然30歳として目覚めた現実を受け入れられず街をさまよう。なんとか叔父夫婦とかつて住んでいた自宅を訪ねるが、その家は現在は舞台デザイナーとなったウジン(ヤン・セジョン)が甥のユ・チャン(アン・ヒョソプ)と暮らす家だった。お互いの存在に気づかないソリとウジン。そんな中、行く当てのないソリはウジンに頼み込み、ウジンの家で居候することに。こうして3人の奇妙な同居生活が始まった!(KNTVのHPより)


脚本:チョン・ソンヒ「彼女はキレイだった」「高校世渡り王」

演出:チョ・スウォン「君の声が聞こえる」「ピノキオ」「カプトンイ」

この監督と脚本家のコンビネですから、期待感も高まりました。

そしてウリとウジンだけではなく、魅力あるキャラクターを演ずる素敵な俳優さんたちが登場するドラマでもありました。

流れる音楽もウリがバイオリスト目指していただけにクラシックの名曲が効果的に使われていました。

シン・ヘソン=ウ・ソリ
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身体は30歳、心は17歳のまま眠りから覚めたウリをシン・ヘソンさんが無心にピュアに演じられたのに心がじんわりしました。
「黄金色の私の人生」では、エゴの強い女性を演じられたのに、このドラマでは無心な現実離れした天使のような女性を演じられました。
こういう時、前のイメージとの違いで、視聴している側も戸惑うこともあると思うのですが、そんなことはありませんでした。彼女の演技力のなせる技ですね。
17歳のソリのままでしたから、笑う顔も、泣く顔も、水の飲み方も全て少女の時のまま、そんな彼女を無心に自然な演技で表現できるなんて、すごかった。
ソリの方から、ウジンへ淡い恋心が抱くのですが、それがとても可愛かったです。
記憶が戻らないのに、ウジンへ再び気持ちが動くのは、やっぱりあるある韓ドラ同居ドラマと思ってしまいたくもありますが….
ウジンを初めから「おじさん」と呼ぶのは不自然ではなかった(笑)
ウジンの心の広さを感じていたのでしょうね。

ヤン・セジョン=コン・ウジン
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30歳のウジン、模型製作の舞台デザイナーになっていました。でもいつも耳にはイヤホーンをして周りの世界との断絶しながら生きています。過去の事故のフラッシュバックを抱え、引きこもった生き方を13年間してきました。そんな彼を演じたヤン・セジョンくん。前作の「愛の温度」では、やはり屈折した料理家で、年上の女性を愛してしまう役柄でした。「愛の温度」ではエゴの塊のような強く生き抜く年上女性を愛してしまった男の役を、このドラマでは一生懸命現実と向き合う無心で健気な女性に心を開いていくウブな男性を演じました。
個人的には、愛に葛藤するヤン・セジョンくんの方がカッコよかった。今回のウジンは、30歳にしては幼すぎる男性で保護者的な存在に感じたのでどうもしっくりきませんでした。初回の山男風貌は笑ってしまいましたが、意外に似合っていました。あの風貌がしっくりくる男優さんいるのかな?
ソリの無心さに彼の心は大きく揺らぎ、彼の心の扉を開けさせてしまいましたが、その時でも二人はあの事故の被害者だったとは知らなかった。
韓ドラは、初恋を引きずって引きずって生きる男と女をいろいろなシチュエーションで描きますが、このドラマも同じですね。
ソリの同じように17歳から成長していないウジンさん役のセジョンくんですが、もう少し大人の雰囲気でしてもよかったのではないかな?
少年と少女の恋物語のような最終章で少しがっかりもしたのです。

アン・ヒョソプ=ユチャン
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ウ・ソリの最初の保護者です。17歳で記憶が止まっている彼女を「1ヶ月だけ置いてあげて」とウジンにお願いする、とても心優しいスポーツマンでした。
そのうちソリに淡い初恋の感情を抱くのですが、ソリはちっとも気が付いてくれない。ソリは優しい弟として最初から位置付けていましたから。
ユチャンといるソリはいつも笑顔であふれていました。いい子ですユチャンは…..
ドラマも明るくしてくれました。

イェ・チウォン=ジェニファー
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謎多い家政婦さん。完璧な家事能力の持ち主。
いつも笑顔もなく冷静な態度ですごい格言でアンサーする彼女でした。
その彼女のミステリーな部分は、ソリとの同じ事故で夫を失い、そしてお腹の子供も失くしてしまった過去があったのです。
存在感のある役柄でした。
最後は最高の笑顔で自分の新しい道を歩み始めた彼女、素敵でしたね。

ワン・ジウォン=リン・キム

ウリに意地悪する役どころかと思いましたが、なんかよくわからない感じで終わりました。でも彼女はインパクトありますね。

ユン・ソヌ=キム・ヒョンテ

彼もソリに好意を持っていた少年、今やお医者さんになって寝たきりのソリを思っていました。でもインパクトないのよね。いい人すぎて。

ウジンの仕事仲間の方々、ユチャンのボート部の仲間もみんないい人でした。
でもユチャンの仲間の老け顔くん、顔が大きすぎて集合写真で目立ちすぎ(笑)誰のドラマかわからなくなるような…..

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叔父さん夫婦と謎の男、謎の男はあのバス事故で加害者だった男です。なぜ当時捕まらなかったのかよくわからなかった。生き残ったソリの入院費を払い続けてきた謎の男。叔父さんは会社の経営がうまくいかずに過労からなくなってしまっていました。そのためにあの家屋敷を売りに出した叔母さん。でもそのお金は使ってないとソリに渡す。なんかよくわからない。13年もの間ソリが入院しているのに、その看護もせずに入院費も払わずにいたなんて。叔母さんも謎の人で終わってしまった。
スッキリしないバス事故の顛末。

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ソリとウジンの恋物語が切なくなればなるほど、俗人が気になってしまうドラマでした。

大人の童話のような物語だという評価をネットで拝見しました。
天真爛漫なソリ、17歳のソリがすごく可愛かった。そんなソリを好きになる少年…..
やっぱり初恋の世界の物語ですね。

「キム秘書ななぜそうなのか」と同時視聴にならなかったら…..

やっぱり大人の男がいいです。。。。。
「アルハンブラ宮殿の思い出」ヒョンビンのお姿と声に今は浸りきっています。

 

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