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よくおごってくれる綺麗なお姉さん❤︎ 好きという感情と愛は違う。

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よくおごってくれる綺麗なお姉さん Pretty Noona Who Buys Me Food 全16話 (2018年 Jtbc)

好きと言う感情と愛は違う。愛は、感情というエネルギーを包みこむもの。そんな気がしたドラマでした。

このドラマのOST・BGMすごく物悲しくもあり、甘美でもあり、そのリズムに合わせると心が踊る。

オリジナルのOSTと懐かしいポップスのメロディーの調和は素敵でした。

♪save the last dance for me♪ Bruce Willis ブルース・ウィリス

♪something in the rain♪Rachel Yamagata レイチェル・山形

そんな二人の恋のダンスはとてもピュアだけれど官能的な匂いもします。

♪stand by your man♪Carla Bruni カーラ・ブルーニ

アン・バンソク監督、「密会」では心を揺さぶるクラシックな音楽で、今回は、懐かしいポップスで……「年上女性」と「年下男子」のラブストーリーを奏でてくださいました。

前半の二人のラブの沸騰点がすごかった。キスシーンばかり(笑)年下男がヌナに甘えるようなキスだったり、ヌナはそれに途惑いながらもドンドン引き込まれていくんです。でもそれがとても自然なんです。それは彼の存在です!!

ソ・ジュニ=チョン・ヘイン君、眩しいくらいのキラキラ感。一途にヌナを愛し守る年下男を演じきった……本当に可愛い❤️

ジナの話を透き通った瞳で一途に見つめたり、ジナに対しての気持ちをなかなか打ち明けられずもがく姿は本当に可愛過ぎました。

ジナ=ソン・イェジンさん=ヌナ

彼女は30代を過ぎても変らない清楚なオーラ。ジナという女性は、もう純粋なだけでは生きられないと思う理性さとまだ持ち続けたい純粋な感情の間で揺れ続けた女性をナチュラルな雰囲気で演じられ、個人的にはすごく共感しました。

親友の弟で自分の弟の親友でもある年下の男子に恋する、ちょっと照れくさい「綺麗なお姉さん」をリアルに演じられる彼女はやっぱりすごかった。

二人のラブラブなシーン、キスシーン可愛らしくて素敵。お似合いでした。
拗ねるジュニ、それをなだめるジナ
ジナの元カレの汚ない行動に立ち向かう頼りがいのある男ジュニ
自然な流れでのベッドシーン

ものすごくエモーショナルな流れのドラマ。音楽に合わせ、そのリズムに合わせているとドラマの中に吸い込まれるように感情移入してしまう。
エモーショナルなドラマ展開ですから、ラブラブなシーンとシリアスなシーンでエピソードは埋め尽くされました。でもふたりのラブシーンは、可愛くて。。。

あらすじを衛星劇場のHPから

親には結婚を急かされ、会社ではパワハラ、セクハラ、理不尽なことの連続。浮気した彼氏とも別れ、息が詰まるような毎日を送っていたジナ(ソン・イェジン)。そんなある日、親友ギョンソンの弟で、自分の弟スンホの親友でもあるジュニ(チョン・ヘイン)が海外赴任から帰ってくる。4人は20年越しの幼馴染で、家族ぐるみの付き合いをしている仲良し。ジナとジュニの会社が偶然同じビルというのもあり、一緒にランチをしたり、飲みに行って他愛のない会話を重ねていくうちに、二人はお互いへの気持ちの変化に気づくようになる。
しかし、姉の親友、親友の弟であるということが二人を躊躇させていた。そんなある日、しつこく付きまとうジナの元彼ギュミンが会社の前で待ち伏せして彼女を困らせている現場に居合わせたジュニは、ジナの彼氏のふりをしてジナを助けてあげる。お互い好きなことはうすうすわかっていても、なぜか素直になれない二人は、些細なことで誤解をして喧嘩をしてしまうが。。。。


ジナとジュニが、互いに惹かれ合うまでの心の動きがすごく丁寧に描かれていましたね。そのシーンでのジュニ=チョン・ヘイン君の想いがもう切なくて、そこがこのドラマの見所でしょうね。

後半、このドラマが失速感を感じたという感想をネットで目にしましたが、きっとジナのキャラクターのせいかと?

リアリティのある女性、キャリアウーマンらしく恋愛や家族問題をもっと強くてかっこいい大人の女性らしく描いてほしかったのかな?

平凡な30代のキャリアウーマンというジナなのですが、会社でのパワハラ・セクハラには毅然と向き合っています。
でも恋愛面ではどうもそのイメージが感じてきません。ストカーまがい、変態の彼氏への対応は、あまりにもお粗末すぎます。結局、ジュニがジナを守るために立ち向かわなくてはならなくなってしまう。

ジナの母親の権力に対しても、一貫した態度が取れない。でも家族にはそういうものだとも思いますが、それをいいことに母親の横暴さはパワーアップします。
母親の機嫌をとるためにお見合いをしたり、ジュニとは別れると嘘をついたりと揺れ動く色々な面を見せましたね。

家族と同様の時間帯を共有していたジュニに対しての恋愛感情は、年上女性だからこそ、冷静さと大胆さの間で悶々としながら揺れ動く姿は痛々しかったですね。
ジュニの一途さは若さゆえだと理解できるけれど、ジナの揺れ動く感情は、一貫性がないと思われてしまうかもしれない。
かわいそうなジナ。
ジュニは、きっとジナを姉的な存在では無くて、はじめから「綺麗な女性」として意識していた。けれどジナはあくまでも社会的な関係で感じていたのだと思う。
その感情が男女の感情へと変化した時、ジナは悩みますよ。そして感情と理性の狭間でゆれ動く。社会・家族の偏見は、ジナのほうへ向きますからね。
個人的には、ジナの母親や家族がジュニやジュニ姉にした暴言に対して、責任を取ろうとしたジナの気持ちわかる。
ジナにはどんな母親であっても、母親であり家族なんです。

一途な恋愛って、若さの勲章かもしれない。
ジナの揺れ動く感情って、彼女のプライドを保つ気持ちも強かったと思うけれど、それは仕方がないと思うんですよね。それを理解したらジュニは彼女と暮らせるのではないかな。

♪la la la♪Rachel Yamagata レイチェル・山形

ジュニは、母の死後、父は勝手にカナダへ逃げていき、姉と苦労して生きてきた若者。その時にジナの家族にも助けられたのでしょうね。ジュニも複雑な家族問題を抱えていても、自分で生き抜いてきた過去がある。ジナにはその気持ちがないのです。家族に守られて生きてきたのです。

ある意味、このジュニとの恋愛は、彼女の自立の物語です。
自分の親友の弟であり、弟の親友でもあったという家族以上の関係の2人が、恋愛関係に発展してしまった。周りの家族の戸惑いは当然だと思う。会社関係や友達は、みんな応援していた。それが現実です。家族は複雑ですよね。

韓ドラの大人の恋愛ドラマって男女が清く美しすぎるのがなんか不思議で気持ち悪い。
「密会」もこのドラマもとても自然、これが大人の恋愛でしょ!
だからもっと切実感の中で悩むんです。心と身体で。

チョン・ヘインはこの作品で、本人のルックスと雰囲気が持っている強みを最大限に発揮しましたね。

どんな時でもでもただ愛するジナだけを見つめ、守ろうとするジュニはこのドラマで唯一の現実感のないキャラクターだったような気もします。

♪I’ll stand by you♪ Jake Wesley Rogers

ステキなメロディーから、その色々なメロディーが集まってこのドラマのエピソードは流れていたっような気がします。

音楽のせいでジナの嫌なシーンも破廉恥な母親のシーンも馬鹿げたジナの元彼の行動もすべて流されてしまいました。

離れられないジナとジュニが3年後再び求め合うのは自然で、そこから新しい彼らの生活が始まる。立ち向かわなければ壁は厚くて手強いかもしれない。でも2人の気持ちが同じ方向に向かっていれば大丈夫。

雨・赤色の傘・緑の傘・黄色の傘とスモーキーな画面の色合いが素敵でした。その中でチョン・ヘイン君のキラキラした笑顔は、何万ボルトという感じで突き刺さってきました。

いいメロディーと素敵な笑顔、とても好きなドラマでした。

 

 

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