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浪漫ドクターキム・サブ

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浪漫ドクターキム・サブ Romantic Doctor Teacher Kim 全20話+番外編 (2016~7年 SBS)

出演者
ハン・ソッキュ(キム・サブ役=プ・ヨンジュ役)
ユ・ヨンソク(カン・ドンジュ役)
ソ・ヒョンジン(ユン・ソジョン役)
チェ・ジノ(ト・ユンワン役)
ヤン・セジョン(ト・インボム役)

ドラマの舞台は、田舎のトルダム病院。

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ドクターキム・サブ(ハン・ソッキュ)は手術成功率97%という“神の手”をもつ伝説の外科医。ある理由でコサン大学病院を追われ、本名を隠してトルダム病院で働いている。どんなことがあっても患者を救うのが信念。そこでは”キム師匠(サブ)”の名で通り浪漫ドクターだと自称している。

バージョン 2
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この病院に集まった、医師・看護師たちの話です。
一応救急病院でもあるトルダム病院には、脱走兵、MERSの患者、強姦犯、どうしようもないセレブな息子など次から次へと運び込まれます。
その人達の人間模様をさらりと描きながらグイグイとドラマを進行させます。

どの人物もキャラの設定が魅力的で、ブレないところが良かったです。

幼い頃に病院で父を亡くしたドンジュ(ユ・ヨンソク)はその時に出会った医師の言葉で外科医を志す。全国1位の成績で資格を取得した優秀な外科医となった。数年後、インターンとなったドンジュは配属先の病院で先輩医師のソジョン(ソ・ヒョンジン)と出会い惹かれていく。「いかれたクジラ」と呼ばれる血気盛んな医師ソンジョンもドンジュに心揺れるが、その矢先に付き合っていた恋人を事故で亡くし、ソジョンは行方をくらます。それから5年後、成功を夢見て野心的な医師となったドンジュはある手術に失敗し、片田舎のトルダム病院に左遷されることに。そこでソジョンと再会を果たす。だが、再会も束の間、彼女は過去の傷からドンジュの目の前で自殺を図る。動揺するドンジュの前にある医師が現れ緊急手術を行うことに。その人物こそが幼い頃にドンジュを助けたキム・サブだった。ドンジュは腕は確かだが、医師としての心がまえは未熟とサブに突き放される。この二人がキム・サブに出会い反発しながらも彼の下で医師として成長していく姿と二人のラブロマンスが描かれる。

バージョン 2
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キム師匠は医師として、医療に携わる人間としての浪漫とヒューマン、正義を貫くかっこいい姿を見せてくれました。
とっても気持ちの温かくなる、ジーンとくるセリフもあって、考えさせられるドラマでした。
現実感があるドラマってやっぱり見ていて、さらりとすんなりとジワーと心に響きます。
現実感がないファンタジードラマは、ハマれないと視聴していてなんか疲れる。

毎回ドンジュのストレートな告白がなんか新鮮で、来週が楽しみ〜っていうドラマでした。

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少し前に見たドクターズ、ビューティフルマインドなどたくさん見てきました。好きなんです。メディカルドラマ。
ハン・ソッキュさんの安心感を与えるあの笑顔、温かい眼差しは素敵でした。

大病院の権力闘争を描いたり、医者同士の恋愛を描いたり、インターンの嘆き、ぼやきを描いたり、医師としての苦悩を描いたりどこにフォーカスするかで、ドラマの内容が決まりますね。

なぜ、あんな神の手を持った医師がこんな田舎の病院にいるのか。
キムサブを追放した権力主義者のト・ユンワン院長との対決、ドンジュとソジュンの恋愛、シン会長の心臓手術をめぐっての緊迫感、そういう場面の構成のバランスがすごく良かったから引き込まれ人気あったのでしょうね。

メディカルドラマにありがちな人助けを美化して涙を強要するような場面もなく、キム・サブのカリスマ的な神の手を持つ医師を誇張することがなかったのもなんかすごく良かった。医療は人を助けです。感情的になる患者さんたちとの対応が一番の悩みの種でしょうね。そんな場面もありましたが、うまい感じに収めていく展開が良かったです。
医療は対症療法だから100%はありえない。原因療法ではないから。だから医者は冷静に医師としてできることをするだけなんですよね。

キム・サブ役(ハン・ソッキュ)
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キム・サブさんの素敵な語録で、彼の医師としての信念、生き方がわかりますね。
素敵な言葉の数々を。。。

俺のやることはただ一つ
患者を生かすこと、なんとしてでも助ける。

患者が生きるか死ぬかまで、自分で背負おうとするな。お前は学んだ通り、最善を尽くせばいい。(ソジュンに言った言葉)

人のせいにしても、世の中は何も変わらない。本当に勝ちたいのなら、必要な人間になれ。お前が変わらない限り、何も変わらない
(ドンジュはその言葉で自分を助けてくれた医者だと気がつきましたが、すごくいい言葉ですよね。)

何故生きているのか何のために生きるのかについて考えるのを諦めるな。諦めた瞬間、人生のロマンスは終るんだ。

テーブルデス(手術中の死亡)より自分を苦しめるのは、あの時、あきらめていなかったら患者を助けることができたかもしれないと言う後悔だ。
失敗より自分を苦しめるのは後悔だ。


ハン・ソッキュさんの時代劇以外を見るのは初めてです。あの「根の深い木」でなんかファンになりました。人を見る時の眼差しが優しいからかな。

このドラマでもいつも最後には「よくやった」というような笑顔で医師たちを温かく見守っていました。
番外編のキム・ヘスさんとの恋愛過程は、なんか必要ないような。。。
女性がたくましすぎます。でも国境なき医師団のスタッフになっているという設定だから。

ユン・ソジョン役(ソ・ヒョンジン)
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オ・ヘヨンの時のいつも大きな声で喚いているガサツなイメージとは逆転。
お茶目で、熱血のある「いかれたクジラ」と呼ばれた女医さんを好演されましたね。
すごくナチュラルな演技でした。
確かにドタバタされてましたけれど、医師としての懸命な気持ちの表れだと感じました。

恋人を事故で亡くしたトラウマを持ちながらトルダム病院での彼女は、明るく元気に働きます。

トラウマのせいでPTSDを患ってしまい医師としては不適格だとキム・サブに突き放されますが、しっかり這い上がります。そういう強さって「生きる」から生まれるのですよね。

今回のヒロインに好感が持てたので、ドラマ楽しくなりました。

ユ・ヨンソクさんとはとってもお似合いのカップルでした。
なんか小出し的な感じもしましたが、ドンジュに少しづつ歩み寄る恋愛関係が素敵でした。

カンドンジュ役(ユ・ヨンソク)
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苦学して医学部を首席で卒業した、頑張り屋の医師です。
大学病院で有名な医者、権力と実力のある医者になろうという欲望がもろに出ていましたね。コデ病院時代は。

でも自分の手術ミスでトルダム病院へ送られてしまう。医者としての人生の光を失った時にソジョンと再会する。

恋にはストレートなところが可愛かったです。
それにキスシーンはとにかくファンタジーでミラクルでセクシーでした。

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余談ですが、映画「その日の気分」でムン・チェウォンさんとのキスシーンもなんかぞくっとしたんです。彼はキスシーンの雰囲気がすごくセクシーですね。

医師として、キムサブに認められたいという思い、でも出世したいという心の葛藤でぐらつくドンジュ。
でも最後は、ちゃんと目が覚めます。そんな心模様を丁寧に描かれていました。

ソジョンと医師として恋人としての時間の中で彼は成長していったのですね。

そんなドンジュの良きライバル、ト院長の息子ト・インボム役ヤン・セジョン

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院長の息子としての傷つきながらも、ドンジュ、ソジョンと同じようにキム・サブに鍛えられて大人の医師になりました。

権力のある親を持っているのは、ある時はそれが重荷になることもありますよね。

そして、看護師長役のチン・ギョンさん

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このドラマをきりっとさせたのは彼女ですね。
いろいろなドラマでお目にかかりますが、名脇役さんなんでしょうね。

番外編でのキム・サブとの出会いのシーン、それでエンディングなんて、やっぱりこのドラマのもう一人の立役者さんなんですね。

なんか話す場面も少なかったヨ院長、麻酔医師役のナム・ドンイル先生、トッケビの前世の王様役だった看護師役のキム・ミンジェさん

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唯一の悪役のト・ユンワン院長役のチョ・ジンホさん

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この方は、いつもこういうギスギスした優しさのない人格の人物をやられますね。
もっと断崖がら落とすような結末かと思いましたが、なんか拍子抜けの感じです。

「ここに外傷センターを建てて、何が変わる?志は立派だが、お前ひとりが変わっても、世の中は変わらない」と言うト・ユンワン院長

「お前は、世の中を変えるために医者をしているのか。俺は違う、俺は人を救うために医者をやっている。これを、浪漫って言うんだろうな」

ニコッと笑っていうキム・サブ。

最終回は、なんかあれっていう感じで終わりましたが、番外編で、キム・サブのトルダム病院で医師としてロマンを追いかける意味がわかりました。

シン会長の人工補助心臓手術までの展開がやはり緊迫感があって面白かったです。ト・ユンワン院長との対決はなんか初めからキム・サブが勝つでしょうと思っていたからどうでもよかった。院長は、最初からキム・サブに劣等感があったから、常に負けていたのよね。ただ、どんな中傷やいじめをしても、キム・サブは変わらない。堂々と受けて立つから、また院長はいじめや画策を練る。常に格下だった。そのあがきを楽しみましたけれども。

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ソジョンとドンジュの恋人未満の関係はとても可愛くて面白くてこのドラマにエッセンスを与えていました。

キム・サブのような医師に出会いたいです。

メディカルドラマとしては「愛の選択〜産婦人科の女医」「外科医ポンダルヒ」見た後の余韻と似ていますね。

人間の魂を持った、心温かい医師たちのドラマ。

とってもとっても気持ちがほっこりするドラマでした。

OSTもサラリとしていて心が和みました。ソジョンがキム・サブに山中で助けられた時に、ビリージョエルのストレンジャーが流れていました。懐かしかったですね。

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