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青春の記録 見終わってドラマへの雑感です!

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青春の記録 Record of Youth  全16話 (2020年 tvN)Netflix

8話まで視聴してきて、なんか気分が重くなり、視聴を中断していました。

青春とは、根拠のない可能性、これからの期待・希望、何かが始まる言い知れぬ高揚感と不安定感….

ヘジュンは、俳優になる夢、親孝行する事、一人で泣ける部屋を持つこと、そんな期待と希望を実現するために頑張り、ライジングスターに。でも厚い壁が再び立ち塞がる。スターになったら、悪質な中傷コメント、過去のチャーリー・チョンとの確執を取り上げるネチズンやマスコミに悩ませられる。現実は、成功を妬む輩、その成功から突き落としてやろうと企む輩の方が多いのですからね。

 

まずは、全体的にドラマの感想を……..

ヘジュンは、真面目で、律儀で、信念のある強い男だけど、頑固すぎる。もう少し、融通性がってもいいのでは…

「ボーイフレンド」のような、親子関係のドラマならば、なんかドラマとして見ていられるけれど、「青春の記録」のヘジュン父子は、見ていて辛かった。
子は親を思い、親は子を思うその関係だから起きる摩擦でしょうが、ドラマで見ているとリアリティがあったとしても、その親子関係を垣間見たいか、見たくないかは、視聴者が決める事だと想う。父親の風貌が最後まで、ヘジュンの父親とは思えなかったし、知性を感じない父親から、こんな息子育つかしらという疑問しか湧いてこなかった。

キャスティングに問題あったのでは…..ボコムssi以外は、花を感じる方がいなかった。だから、カメオ出演ばかり目立ってしまったのでは?

「スタートアップ」が始まって、やはり青春の真っ只中で、生きる若者には、親の期待する将来とのギャップを抱える。自分の夢をどう親に伝えるか、親をどう説得できるか、理解させるかと。
どちらの父親も息子を応援したいが、理解できないでいる。母親は、陰ながら応援していますが。

 

「青春の記録」は、ヘジュンの青春の物語。

そのヘジュンの親子関係、兄弟関係、友達関係、仕事関係、そして恋愛関係が描かれたが、親子関係、家族関係が、このドラマの焦点でしょう。
融通性のない頑固さで、そのすべての関係で、壁にばかり突き当たっていて見ていて辛いでのす。でもそういう摩擦をわざわざおこすパワーこそが青春かもしれませんが。

スターになる夢、親に安心できる生活をプレゼントした事で、手に入れてたと思った幸せ感は……一人で泣ける部屋とは。

「幸せだ。 声を上げて泣いても邪魔されない部屋があるから…。 」

「愛する人を守れないで、誰かの癒しになれるだろうか。僕を応援してくれる人達にも、僕が愛を貫いた方が信頼できるんじゃないかと……」相手次第では?    もしこのこの言葉をリアルボコミssiが呟いたら…….

 

ヘジュンとジョンハの恋の行方 「恋愛がすべての20代」になりたくないジョンハ

ジョンハとの恋愛は、彼にとって一つの灯だったと思う。だから自分を常に見守っていて欲しかったし、その灯台を守っておきたかった。ジョンハとの恋愛は、彼がライジングスターになってしまったために、気軽にデートができない状況になった。でもヘジュンの強い意志で、その関係は保とうとしているだけだから、彼女に謝る言葉しか出てこない。彼女も、「ヘジュンの感情を背負って生きていくのは辛い」とか言ってしまう。彼女は彼女で自分の夢、メイクアップアーチストになる事を夢見ているのだから、生きる方向が、夢が同じではないし、彼女にはヘジュン以上の親子の問題を抱えているのだから。最初から、この恋愛は、続けるのが困難だと思って視聴していました。今幸せ ? 望んでいたことを全て手に入れたでしょ ? でも父親世代の人みたい。 自分を犠牲にして仕事だけしてる。 」と指摘するジョンハに、何も言わなかった。これにジョンハは「愛する方が好きなんです。 愛されるだけだとありがたいけど申し訳なくて。 だから恋愛は避けようとしていた。 」と気持ちを伝えた。ヘジュンのファンだった時代の方が楽しかったって言っているようなもの…….

 
 

そして「タイミングが合わない。 無理に合わせようとしても亀裂が生じるだけ。 あなたは夢を叶えたけど私はこれからでしょ?」と主張するジョンハを「愛してる。 君が僕の夢を支えてくれたように僕も君を支えたい。 」とさらに説得した。

「愛の温度」でも書きましたが、同じ方向へ向いていなければ、タイミングが合わなければ、恋愛は成立しない。この脚本家の描かれる女性達は、強い意志と行動力と発言力がある。納得しなければ、行動できない女性達です。そうどんなスターになっても、ジョンハとは対等の関係で、そういう関係を築ける相手としかジョンハ恋に落ちないのでしょう。

ジョンハは、親の不仲で育ち、非婚主義者だと言ってましたが、家庭に夢が持てない、夢を感じない女性だから、ヘジュンとは無理でしょう。
ヘジュンは、家の倉庫をリフォームしても親と一緒に住む孝行息子です。家族から目を離せない、肉親を大事にする男です。こういう男は、面倒臭い。結婚して別に住んだとしても、きっと「私のおじさん」のドンフンのようになります。母親を大事にして愛しているから。あの兄貴では….両親を任せられないと思うヘジュン。
女性側から見れば、きつい相手、いくら愛した男の家族だと理解しても、感情がついていけない場合が多い。家族愛が強い男と結婚するならば、自分の未来は、家族と共にある夢でないと無理でしょうね。

 

元カノジア….高慢ちきな弁護士になっていましたが、仕事はできる女性でしたね。でもあんな女性のどこが好きになったのでしょうかヘジュンは。家柄も良かったようだし、母親の反対で別れたと言ってましたよね。そこがミステリーだし、あすこまで嫌わなくてもいいのでは? ヘジュンは相当にプライドを傷つけられたのでしょう。

ヘジュンは、頑なに真面目に好きになった女性、友達を守ろうとする、というより死守する態度に出ますね。でも嫌いになった相手には、とっても冷たい。

 

 友達関係 ヘヒョ&ジヌ

ヘヒョは、贅沢な環境で育った苦労知らずのおぼっちゃま。でも、柔軟性があっていい男だと思う。あんなわがままなモンスター母親を許しているし、ジョンハの気持ちもしっかり受け止めているし、ヘジュンのことも理解している。ジヌも、頼りなさそうだけれど、しっかり将来を見据えている男でした。ヘヒョの姉と関係だって、ファンタジーと受け止めるようにして、しっかり線引きをしている。ヘジュンのような真面目な頑固者の周りは、臨機応変に対応している友が集まるのか。ファンタジーを超えて現実に行くつもりはない。 君を愛しているから。

でもヘヒョは、海軍にいくと決めて、家族にも内緒で実行できるのは、やはり背負うものがない若者ですね。やはり幸せ者なんです。恋には敗れたけれど。あの母親に「お母さんが、僕をこのように育てた。子育ては失敗していない。」と言いますが、この言葉は圧巻でした。あの身勝手な息子を所有物だと思っている母親を動けなくさせる一撃でしたから。あっぱれヘヒョ❣️

「ここからは我が家は見えない。 でも我が家からお前の家はよく見える。 眩しいお前の家を見ながら” 僕も金持ちになりたい “と夢を育てた。 中3の時お前に対して恥ずかしかった。 でもあの時親友になれた。 僕に恥ずかしいなんて思うことない。 」まあ、大人なヘジュン。

ヘヒョの父親が、わざとヘヒョを近所の学校に入れたのですよね。お金持ちはそういう学校行くでしょうが。でもそれがヘヒョを独り立ちできる人間にさせたのかもしれない。お金持ちボンボンではなくて。母親のペットではない自分の足で歩く人生を選べる基礎を。

 

ヘジュンの母、エスクは…….

「私のおじさん」のドンフンの母親もそうでしたが、家族を守るため、息子達を守るために、身を粉にして働く母親です。家族の周りの人達にも温かく接する女性です。韓ドラってこういう母親、父親が登場するドラマが多いですね。それに反してジョンハの母親のように身勝手なお金に汚い母親や父親も登場する。ヘヒョの母は、家族をコントロールして、自分の欲望で、家族を支配する事で、生きているという実感を感ずる女性なんですよね。

エスクは、家族が楽しく暮らせるようにする事が、喜びの母親です。ヘジュンは、この母親に励まされて、夢を諦めずにスターになれたのだから、母親を大事にするのは当たり前ですが、あの父親は、やはりどうしても無理…….息子と争う父親って何??

ジョンハにもこういう母性をヘジュンは求めていたのではないかとふっと思ったりもした。

 兄ギョンフンと関係

兄は、見える頭の良さで父親に愛されていた。またそれを上手く利用して生きてきた男。でもその兄も、ガリ勉して生きてきたかわいそうな部分もあります。勉強して良い成績を取ることでしか生きてきていないので、社会性が育っていなかった。それで、詐欺にあってしまう。その時に弟ヘジュンに助けられて、少しはまともになったのかな。ヘジュンがスターになったら、弟のことでアンチコメントする者どもに怒っていましたからね。その思いは弟を陰で応援する気持ちに育っていましたから。
家に金がなくてイヤだった。 勉強ができて親には褒められたけど、自尊心が低かった。 それでお前で憂さ晴らしを…。 」と答えると「だったら僕への反省文だと思って書け ! 」と説得し、反省文を書かせた。(やっぱり、兄は、頼りなさすぎる)
この兄は、今度はヘジュンにパラサイトしようとしている。ヘジュンの金融コンサルタントなりたいとか、養子になりたいとか….甘えすぎ❗️

 

 父親ヨンフンとの関係

2年後ヘジュンが除隊してきてからの会話です。「後悔してる。 お前が辛い時、力になれず応援もしなかったことを。 一番後悔しているのはお前に手を上げたこと。 憎さからではなく後押しできる力がなかったからだった。 自分に腹が立って耐えられなかった。 お前が立派な息子だったから引け目を感じていたんだ。 」と謝罪した。お爺ちゃんが、モデルアカデミー授賞式で「この賞を息子に捧げる」と…言われた事でヘジュンに謝った父親です。確かにそうでしょう。経済的不安が解消されて、家族が穏やかになれたからでしょう。ヘジュンは父親だから許したんだと思います。この家の大黒柱は、ヘジュン!なんです。兄とこの父親は性格、気質が似ている。やっぱり親子。何もできないのに、八つ当たりだけは一人前の大人。厄介な家族です。

 

ミンジェマネージャーとの関係

逆境から救い出し、彼をスターに押し上げた功労者です。あの頑固なヘジュンに尽くし、あの悪なイ・テスと対抗しながら頑張ってきたマネージャー。彼女も結婚しない派みたいですが、あのギョンフン兄とはお似合いかもしれません。

 

カメオ出演の方々

パク・ソジュンssi、素敵でした。

 

許せない輩ども…………

こういう姑息な人間どもが生き抜いていく…….

 

「ヘジュンの入隊のお知らせ」は、まるでリアルすぎる。そして感想…….

「子供の頃、欲しい物の一番は自分の部屋でした。 つい最近その夢がかなったんです。 部屋ができて、自分と対話する時間が増えました。 応援してくださる皆さんから前向きなパワーをもらい感謝しています。 陸軍に入隊し国家への義務を立派に果たし、戻ってきます。 」とファンに別れを告げた。

なんかこのドラマ「青春の記録」というより、「パク・ボコムの記録」というドラマではないかと錯覚してしまう。そのくらいパク・ボコムという俳優のイメージとシンクロしていると感じてしまったからかもしれない。パク・ボコムありきで書かれた脚本ではないかと疑いたくなってしまった。
いつしかヘジュンに見ていたはずのパク・ボゴムを忘れ、ただサ・ヘジュンに対する応援の気持ちが強くなっていけば、このドラマに集中できたのでしょうが、最後までそういう気持ちにはならなかった。

ドラマの中でヘジュンは「共感と癒しが与えられる俳優になりたい」と言ってるのですが、それもシンクロしてしまっています。リアル旅するバラエティ番組「花より青春アフリカ編」、「イヒョリの民宿」を見て、ボコムssiの人柄というか、お育ちの環境が、とってもしっかりしていたのだと感心しておりました.

いくらバラエティ番組とはいえ、ちょっとしたところに俳優さんの人間性が見えてしまう事があります。ボコムssiは、謙虚で、綺麗好きで、周りの人間にさりげなく気を遣うタイプの男性でした。ああいう行動は、やろうと思ってできる行動ではなく、身体から滲み出てくる行動ですからね。育った環境の力と親御さんの素晴らしさかと。
「今日を最後と思って、一生懸命努力する、人気は永遠に続かない。だからいつも謙虚に、生きることが大切なんだ」父にいわれ、それは家訓だとか。「やらずに後悔するなら、行動するべきだと。後悔せずに生きるのが青春だと思います」とも語っていました。

パク・ボコムの世界は、「良い影響力を与える人、心が温かい俳優になりたい」「パク・ボゴムという人間と一緒に作品をやりたいと思ってくれるような俳優になりたい」

ヘジュンもボコムssiも、「共感と励みを与えられる俳優になりたい」と考えている。

最終回を見終わって、閉塞感を感じながらでしたが、最終回があって、やっと「青春の記録」というドラマを見て良かったと思っています。

青春とは、「Youth」というサムエル・ウルマンという詩人がかいた詩を思い出します。「青春とは人生の一時期をいうのではなく それは心の在り様をいうのだ」という一節は、有名です。

ヘジュンのお爺ちゃんは、シニアモデルとして花開いたし、ヘジュンもヘヒョもジヌも、大人の男になる階段を青春という中で踏み締めている。3人が公園で語り合うシーンやバスケするシーン、ずっと続いて欲しいですね。

このドラマは、涙のドラマだったような気がする。

でも最後まで、ヘジュンはマシントレーニングで、ヘヒョはピラティスでした。なんか笑える。

 

 

 

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