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VIP 〜 一瞬の感情で全てを失なった男のドラマ👀

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VIP 全16話  (2019年 SBS)

イ・サンユンssi役柄好きなのか、気になる俳優さんです。このドラマは、今までの「いい人」から脱却したくて選ばれたのかとも思いましたが、やっぱり彼はあの笑顔、そして真面目な誠実さのある男を堂々と演じる俳優さんでなければとつくづく感じたドラマでした。浮気しても、責任をとるような優しい態度でしか接しられない、不器用さ。もっと上手く立ち回れない人は浮気をしてはいけません。このドラマでは前を向いていないのよね。お顔も、下を向いてばかり、秘密を持つとそして嘘をつくと……

VIPー百貨店の上位1%の顧客相手に、満足いくサービスを与える為に奮闘するスタッフの物語。

そのエピソードは、財閥の同族経営者の勢力争いに巻き込まれる社員、その手柄によって昇進を企む者、セクハラに巻き込まれる社員というオフィスドラマで、そこに浮気というインパクトで、視聴率を稼ごうというドラマにしか見えなかった。「プライベートオフィスドラマ」というカテゴリーのようですね(笑)

チャン・ナラさんは、裏切られた妻、イ・サンユンssiが不倫の当事者になるというドラマですから興味を引きますよね。

もう一つのテーマは、「そこで働く人は心の中に秘密を隠し、悩みながら生活している」というVIPチームで働くスタッフの秘密を探理、浮気相手を探す過程をサスペンスタッチで描こうとしたようです。

SBSのHPには……

隠したい秘密一つ持たない人がいるだろうか?
人は誰でも、他人に自分の弱さがバレるのを嫌う。
傷を隠したい本能―それが秘密が作られるメカニズムの一つだ。
そして、多くの秘密は痛みを伴う。
このドラマの人物たちもそうだ。
一見したところでは何の問題もなく元気に暮らしているように見える彼ら。
しかし、彼らの片隅には言えない秘密がひとつずつある。

このドラマは、秘密と嘘の境界線がポイントになっている。

秘密って隠したい事に答えていない状態。
その隠したい秘密の真実、真相と違うことを言ってしまった時にそれは嘘をついた事になるのです。
秘密を持つことは悪くなないけれど、嘘をつくと相手を傷つける事になる。

嘘をついているとわかった時には、信頼関係が揺らいでしまうからです。特に男女間では….

あらすじ………………….

ソウルにあるセレブ御用達のデパート、ソンウン百貨店。ここでは上流階級の顧客だけを担当するVIPチームが活躍していた。次長として働くジョンソン(チャン・ナラ)は仕事も充実し、チーム長を務める夫のソンジュン(イ・サンユン)とも満ち足りた生活を送っていた。そんなある日ジョンソンの元に「VIPチームに夫の女がいる」というメールが届く。ソンジュンの潔白を信じたいジョンソンだったが、夫の動向を調べるうちに、同期で親友のヒョナ(イ・チョンア)、ワーキングママのミナ(クァク・ソニョン)、そして契約社員から抜擢されたユリ(ピョ・イェジン)など、VIP チーム内に疑わしい女性の存在がちらつく。VIPチームの女性たちはそれぞれにある事情を抱えていた。そしてソンジュンもまた妻には明かせない大きな秘密があるのだった。一方その頃、経営陣の間ではVIPチームを利用して次期後継者の座を狙う動きがあり….(KNTVより)

脚本:チャ・へウォン
演出:イ・ジョンリム

チャン・ナラ=ナ・ジョンソン  VIP専門チームの次長

イ・サンユン=パク・ソンジュン  VIP専門チームのチーム長

イ・チョンア=イ・ヒョナ   VIP専門チームの課長

クァク・ソニョン=ソン・ミナ  VIP専門チーム社員

ピョ・イェジン=オン・ユリ   VIP専門チーム社員

「同じチームにあなたの夫の愛人がいます」というメールが、ジョンソンに届いたのですが、疑ってもいないそんなそぶりも見せなかった夫が浮気を…….

ソンウン百貨店のVIP専門チーム、チーム長以下5名の精鋭メンバーなのかもしれませんが、そこにこんなメールが届いたら、ジョンソンは、残りの女性3名を疑う事になります。

まさか信じていた優しい穏やかなソンジュンが浮気!、その相手がこのチームにいる。

このメールを送った主が誰かは、10話かな?で判明するのですが……
こんな浅はかな事をする人間は、ヒョナや、ミナではないでしょう。すぐにわかりますよね。

  • ジョンソンの性格を知っている人はこんなことしないでしょう。
  • ジョンソンに勝てると思っている女は誰か?
  • 人を愛したことがある女は、その愛の重さを知っている。
  • 人の物を横取りする女、ソンジュンの気持ちがわからないからこんな行動に出る女。
  • 本当にソンジュンを愛していたら、彼を困らせるような浅はかな行動はしないでしょう。
  • こんな子供のような事をする女は、一人しかいない。

それを延々、くだらない百貨店の勢力争いを交えながら、探りだす。
VIPチームの奮闘ぶりも描かれるのかと思いきや、ただの勢力争いとそれに絡むお金だけが生きる目的のセレブな女性達の話と取り囲む男達も財閥3世や4世のパラサイトしか出来ない如何しようも無い男達の話を眺めるだけでした。

チャン・ナラさんの笑顔は、ソンジュンと結婚した当時の幸せな時代だけで、あとは目を釣り上げ、怖〜いお顔ばっかりで、彼女のファンとしては少々うんざりしました。

ナ・ジョンソンという女性は、能力もあり周囲の信頼も厚いキャリアウーマンという設定です。
確かに能力もあり、きれる女性でしょうが、ヒョナの言うように、自分が何でも解決できると言うような自惚れもあるように感じました。
母が勝手に男を作って出て行き、父親は大事にジョンソンを育てたようで、彼女は自分は常に幸せで満足した生活を送っている女、周りにも優しく配慮のある人間として生きていきたいと思っている。真面目で一途な女性です。
でも、子供を妊娠末期で失ってしまった時の彼女の悲しみは、尋常ではなかった。多分その頃からソンジュンの気持ちに変化があったのではないかな。
自分一人が苦しんでいるとうつ状態になったようですが、何でも完璧にきっとこなして生きてきたからでしょうね。
人も羨ましがる優しい夫がいて、会社でも能力が認めらた女性という生活をしていて、「どうしてなぜ?」という思いと、こんな苦しんでいる妻に対して言葉少なくしか慰めてくれない夫に対しての不満が、爆発したのでしょう。

男と女は、性が違うから、惹かれ合うのです。そしてやはり理解できない同士だから惹かれ合うのだと思っています。つまり女の本当の苦しみは理解してもらえない。
男の苦しみも理解できないのです。だから、二人で居て、触れ合って慰め合うのです。

ほって置いてもらえる方が気が楽だな〜。

もしソンジュンがヒョナと結婚していたら、そしてこんな時ならば、彼女はほって置いてというのではないかな。

夫が優しくて温厚だから、ジョンソンは、甘えすぎていたのでは?
だからあんな女に…..

そしてこのジョンソンには、救いのナムジャは現れなかった。

イ・サンユンssiとジウ姫の「2度目の二十歳」は、夫が不倫したのが原因でジウ姫が、夫の束縛から逃れて自立し、サンユンssiと昔の淡い初恋から現実的なカップルになり、ともに生きていくことを選択したドラマでした。その選択権はあくまでも女側でしたが。サンユンssiは、救いのナムジャ役でしたね。とってもダンディーな男として。
空港へ行く道」のサンユンssiもすごくよかったな〜  彼はやっぱり「誠実でいい人」が一番似合うのです。古くは「いとしのソヨン」のように一途に愛し、見守る男がやっぱり素敵です。

今回のソンジュンは、はっきりしない男で、感情のコントロールが上手く表現できない男だったような。母親の愛を一身に受けて育ち、ジョンソンに対しても無限の愛を求めていたのかな?「僕の味方」とジョンソンの電話番号を登録しているあたりは、やっぱり甘えていたような….子供がダメになって心神喪失したジョンソンを慰める事も下手だったようですね。

オン・ユリは、百貨店の次期後継者を狙う副社長の婚外子です。ほとんど父親らしい援助もしてもらえずにシングルマザーに育てられました。その副会長の下で働くソンジュンは、ユリに同情するようになります。同情心だけではなく惹かれたとソンジュンはジョンソンに言いましたが、同じ境遇にいた物同士としてなんか通じ合うものがあったのでしょうね。ソンジュンも実は婚外子だったのです。

ジョンソンと結婚して幸せだった時はきっと孤独感なんてソンジュンはなかったでしょうが、彼女が子供失い豹変してしまって彼は孤独だったのでしょうね。
男って幾つになっても子供だと言いますが、じっと耐えている男に向かっていう言葉は考えないと….

一瞬の感情で全てを失う」ソンジュンの母親が言った言葉ですが、この言葉は、ソンジュンもジョンソンにもあてはまります。

ソンジュンは、ユリに……
ジョンソンは、ソンジュンに…….

平行線を歩み始めたら、時間が解決するか、離婚するしかない。

イ・チョンア演ずるヒョナは謎めいた女性でしたが、クールでサバサバした本当に強い女性でした。
常にブランドを身につけていても、違和感がないかっこいい女。
どうして、ソンジュンは、彼女にときめかなかったのか?
「一途な女性が好き」とソンジュンは言いますが、ヒョナのような女性の方が彼を大きく包んでくれたのはないかな。
母親が事業に失敗して借金取りに追われていましたが、それでも強い気持ちを失わない。
ジョンソンが、悩んでいる時にも、じっと見守っていました。
彼女は秘密を持っていましたが、正直に嘘をつかないで説明する女でした。

イ・チョンアさん、とっても好きな女優さん、今回のさっぱりとした役柄は、彼女にピッタリだと感じました。ウジウジしないサバサバしたクールな女っていう役柄がピッタリでした。でも人の心の痛みはしっかり受け止める女ヒョナ、多分、女から好かれるタイプの女なんですよね。男はジョンソンみたいな女を好きになるのよね。

ミナは、年子の子育てをしながら働くワーキングママ。旦那はあまり育児には関わってくれない。そんな状況なのに、昇進を狙うチャンスが来たのに、そのチャンスにはセクハラが付いてきました。子育てが仕事か、キャリアを捨て子育てをしようか、せっかくここまできたのに、という悩みで鬱々としてました。
会社で昇進を狙う時、女性は年齢や、その時の家庭の状況に大きく左右されます。どちらかを選択しないするしかない時はするしかない。家庭を持ったら…..
この旦那は心を入れ替えて主夫になって彼女をサポートすると言いましたが、こんな簡単に男は変身しませんよ。ミナの秘密は、セクハラされた上司にとんでもない事を指示されて、それをやってしまいVIPチームに迷惑をかけた事と、第三子を妊娠していることを夫に黙って中絶しようとした事でしたが、ヒョナの機転で嘘をつかずに解決できました。

このドラマは、イ・サンユンさんがソンジュンだったからどうにか視聴完走しました。こんな中途半端な男の役をよく引き受けたな〜

医師でもなく、特権階級でもなく、御曹司でもなく、財閥でもなく、監督でもない、権力闘争でこき使われて、浮気のレッテルを貼られる男を。

” Someone’s ending,Someone’s beginning “という最終章のタイトルが付いていましたが、なんかすっきりとしない結末を表していますね。

浮気をしたソンジュンの秘密、ユリがあんなメールを送らなければ、ユリが彼の嘘を見抜くことができたら、ずっと秘密のままだったかもしれない。

ユリは、ソンジュンとは愛だと信じたかったようですが、彼の行動を見れば、わかりますよね。
一通のメールで、夫の浮気を知らされ、共白髪まで添い遂げるつもりでいたジョンソンのショックは計り知れませんが、ソンジュンの答えに嘘を感じ、信頼関係が破綻してしまったのだと。嘘の上塗り、どこから本当なのか嘘なのかよくわからなくなるものですよね。自分の気持ちですら嘘でごまかしているかもしれない。
そんな男と結婚して呑気にしていた自分も嫌になったのでしょうね。

でも同じチームで、上下関係、そこに夫の浮気相手が…..ある意味ドロドロなんですが、そう感じなかった。
ジョンソンもソンジュンも百貨店で昇進する事、いい仕事をすること、そんな年代です。結婚生活も安定していたし、安定していたから相手の気持ちを思いやることを忘れた夫婦にも見えました。仕事もある意味充実している、素敵な家はある、お金もあるでしょう。一人で生きていけるだけの力がある妻、ある意味、男は安心してますよね。だから惨めなユリに同情心が動いてしまったソンジュン。でもユリはハ・ユリとして生きていく道を選ぶ。

経営者の親族の婚外子だったとして、その娘をそのチームに送り込んだハ副社長、二人の関係を知らなかったようですが、ソンジュンが普通はそうならないように画策するでしょう。きっとその時はもうユリに吹っ切れていたんでしょう。あの夜、ユリがメールを送らなければ、ジョンソンがメールを無視すれば、ソンジュンは元の鞘に収まっていたかもしれません。火のないところに煙は立たないというか、ユリだけが悪いのではなく、ユリが入り込める隙間のある夫婦だったという事です。

一瞬の感情で、全てを失ってしまった惨めな男と、自立して生きる女のドラマでした。

イ・サンユンssiは、俳優として色々な役柄に挑戦していきたいのでしょうが、彼の顔つきはいい人で、好青年(ちょっと無理かな?)で、理系男子なのです。

 

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