先輩、その口紅塗らないで 全16話 (2021年 jtbc)KNTV
お相手は、3年半ぶりにドラマ復帰のウォン・ジナさん。
ロウン君を愛でたい、イケメンのお顔を拝見したい方が見るドラマです。
職場の先輩に一筋の恋をしてしまった青年の物語です。
恋愛ドラマなのに、二人のシーンに胸キュンしなかった。ウォン・ジナさんが暗すぎる……..身長差がありすぎて、青年と少女かと感じてしまった。大人の男女の話なのに。。外観も大人バージョンにして欲しいです。先輩ソンア28歳、ヒョンスン(ロウン)27歳という設定の割には、落ち着きすぎていたドラマ。
姪のハウルと遊ぶ姿の方が、キュンとするなんて……..
💄スタッフ
脚本:チェ・ユン
演出:イ・ドンユン(『運命のように君を愛してる』)、ラ・ハナ
💄人物相関図
💄あらすじ
コスメブランド「クラール」 マーケティングチームで働く1年目のヒョンスン(ロウン/SF9)は先輩のソンア(ウォン・ジナ)に想いを寄せていた。ある日ヒョンスンはソンアに口紅をプレゼントするが、ソンアはつれない態度を見せる。その後ヒョンスンはソンアがチーム長(BM)のジェシン(イ・ヒョヌク)と密かに付き合っているのを目撃する。ソンアとジェシンが会う時には、ソンアの口紅の色が合図だった。だが、ヒョンスンは偶然ジェシンが2ヶ月後に別の女性と結婚するつもりであることを知る。決意を固めたヒョンスンはソンアに「先輩、その口紅塗らないで」とアプローチを開始する!(KNTVより)
💄賢くて綺麗なロウンの姉たち
長女チュ・ジスンは、ウェディングドレスデザイナーで、素敵なお店も構えている。母親から受け継いだセンスで、お店もデザイナーとして活躍し、成功している女性です。綺麗で、成功している女性なのに、男を敬遠しているのは、破談された過去が尾を引いている様です。
そこへ、ヒョンスンの勤めるクラール化粧品の常務が、その姉に一目惚れする。そして猛烈なアタックを開始する。でもこのカップル、なんかほのぼのして、暗〜いヒョンスンカップルより目立ちました。イ・ジェウン常務を演ずるイ・ギュハンさん、こういうなんかコメディタッチで、人の良さそうだけれど、どこかすっとぼけている役柄が印象に残る男優さんです。古くは「私の名前はキム・サムスン」や、「ケ・セラ・セラ」、「王になった男」では、初の時代劇だったそうですが、インパクトありましたよ。モムチャンなんですよね。だいぶ昔のインスタで見ましたが……
ヒョンスンの2番目の姉チェ・ヨンスン、お料理のコーディネイター的な仕事をしている様ですね。そこで夫の友人ハンソと知り合う。初めはこの二人が不倫…..なんて思っていましたが、とっても気がっ合っていたから。でもそうではなくて、ハンソは、ヨンスンの夫の大学時代からの友達で、夫ウヒョンの動向を探るためだったのです。ヨンスンは、夫の秘密を知っても、彼を突き放さず、心が安定するまで自分を利用しろという、あっぱれな女性なんですが、大人になって娘がこの秘密を知る様になったらどうするのだろうか。娘が大人になる頃は、受け入れられる時代になるのだろうか。
ヨンスンの夫は医師で、穏やかで口数少ないとても家庭的な男だと思っていましたが、過去に、そして今でも消えない傷を抱えて生きていたのです。性的マイノリティーだったのです。その相手がハンソだったのです。夫ウヒョンは、親や世間にその秘密がバレない様に、ヨンスンと結婚したのです。常にヨンスンを大事に家庭や娘を大事にしていたのは、罪滅ぼしだったのです。それもハンソの登場で、あっという間に崩れてしまいました。ハンソのカミングアウトで。
娘ハウンは、おしゃまで可愛い女の子です。ヒョンスンの恋の悩みにもアドバイスも……まさか、あんな優しい父親と母が離婚するなんて……..
二人の姉は、自らの手で幸せを掴み取ろうとするパワーと温かさのあるあっぱれな女でした。
💄ソンアの元カレでチーム長のジェシン
イ・ジェシン役のイ・ヒョヌク氏は、またもや”mine”と同じ様な役柄でしたね。頭は良くて、野心家で仕事はできる男。でも詐欺師の父がいて、母には捨てられた男でした。そんな彼を救ってくれたのが、今は、クラールの常務であるジェウン。高校時代に出会い、彼を親友として大事にしてくれ、彼の父はジェシンを援助して、留学もさせてくれた。彼らのおかげで彼は成功したのです。そんな彼らの妹ヒョジュは、ジェシンが好きになり、結婚する事になる。ソンアがいるのに、彼は断れなくて悩んでいたのだ。
ヒョジュは、ジェシンが初恋の相手であり、どうしても手に入れたい男だった。金持ちの家であっても、寂しい生活を余儀なくされた彼女は、自分を華やかに見せびらかせて注目を浴びることでその寂しさを紛らわす、典型的な財閥娘でした。
💄最後に、ヒョンスンとソンアの恋愛
ヒロインを演じたウォン・ジナさん。「ただ愛する仲」も拝見しましたし、イ・ドンウクさんと共演した「ライフ」も拝見しました。チ・チャンウクさんとの「僕を溶かしてくれ」は途中リタイアしました。男優さんが好きだから拝見しますが、もうって感じです。暗さのインパクトも感じられないからです。
恋は盲目、ヒョンスンが、なんであんなにソンアに執着するのか、わからない(´╯σ ╰`)? から、二人のドラマには入れなかった。
ヒョンスンは、チーム長のジェシンと違って、ああいう素敵な姉を持つ「安定した環境ですくすくと育った男」で、思いやりのある正しい教育を受けて育った男という様ですね。
「愛」も、好きになったら正攻法で真正面からぶつかっていく男の様で、ソンアに対してもブレずに突き進む。ジェシンの野心ゆえのふらつきも許せないヒョンシンです。
先輩と言っても、年齢は一つ違いで、ただ会社ではスンアが前から勤めているからでしょうが。そうかリクルートで大学でソンアに恋したのですね。どこが良かったのかわからないからこの二人の恋愛はについては考察はしません。
ただ、ソンアはヒョンスンにジェシンの裏切りの時も救われたし、パリへの出向も理解してもらったのに、なんで長距離恋愛が辛いから、ヒョンスンに悪いからといって「別れ」を宣告し、ソウルに戻ってきたら、やっぱりヒョンスンが忘れられないからと言って、「復活のチャンス」をヒョンスンに求める。「恋する男を手玉に取る」女にしか見えない。ヒョンスンが許せば全てよしですが、イラつきました。
このヒョンスンとソンアも、男が港で女が船のパターンでした。こういう内容の漫画が、やはり受けるのでしょうか。