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その男の記憶法 ゾクっと感じる大人の男のセクシーさと切なさ

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その男の記憶法 Find Me in Your Memory 全16話 (2020年 MBC)

過剰記憶症候群で、1年・365日・8760時間を全て記憶するアナウンサーと、ある大切な記憶を失って生きている新人女優が、互いの傷を克服しながら紡いでいく、ラブストーリー………キーワードは”記憶”ですね。でもこの原題『その男の記憶法』とは、「記憶を消し去れない男と生きて行くために記憶を消し去った失った女」のメローなラブロマンスなのにね〜

 

アラフォーのニュース番組のアンカー、ジョンフンと天真爛漫な女優ハジンが、主人公です。ジョンフンの冷静さの中にある情熱にゾクゾクしましたが、ヒロイン、ハジンの明るさと強さとのバランスが絶妙でとっても素敵なドラマでした。

キム・ソノさんが、カメオ出演されていたのですね。とっても似ている人だなぁ〜と思ったらそうでした。相変わらず笑い顔が可愛い。

ストカーが、集まって情報を共有し合うなんて怖い話です。ストカーの間違った執着が人の心をドンドン蝕ばみ、殺人にまでいってしまう。そういう執着心、所有欲と相手の幸せを祈る感情を対比して描いているところも興味深かったドラマ構成でした。でもストーカーって、こんなに身勝手に妄想していき、自分が愛されていると思い込みたいために、ああ言う行為を繰り返して行くのでしょうか。精神異常者と片付けてしまうことにも怖さを感じます。

しっとりとしていて、切なくて、大人の男の大きな愛と健気に生きる明るい女性のとっても心温まるドラマでした。ストーカー達の勝手な生き方にも負けないで冷静に判断する主人公ジョンフンの強さが素敵でした。

脚本:キム・ユンジュ 『ナイン~9回の時間旅行~』『デュエル~愛しき者たち~』、ユン・ジヒョン
演出:オ・ヒョンジョン『トゥー・カップス~ただいま恋が憑依中!?~』『恋のゴールドメダル~僕が恋したキム・ボクジュ~』、イ・スヒョン『マイ・ヒーリング・ラブ~あした輝く私へ~』

キャスト……………………………..

イ·ジョンフン役/キム·ドンウク

報道局記者、視聴率ナンバー1の<ニュースライブ>のアンカー。 ニュースの真実を追い求め、小さな嘘さえも許さない。鋭く攻撃的な質問を繰り返す。彼は「過剰記憶症候群』という脳の病気にかかっている。彼の過去は彼の意志とは関係なく、脳は今まで生きてきた記憶を全て忘れずに記憶し続けている。すべての記憶を忘れられないなんて、忘れたくない記憶とか思い出というのは、記憶し続けたいという意志からなのに、すべての記憶がインプットされたままってPCのハードみたいで可哀想。

ヨ・ハジン役/ムン·ガヨン

女優だが、肝心の女優業より、彼女の行動や、衣服、持ち物などに興味を持たれている。女優としては嫌われ役を演じている。ハジンが初めての主演映画の封切りを控え、宣伝のために出演を決めた番組がまさにジョンフンの「ニュースライブ」だった。そこでハジンはジョンフンに惹かれてしまったのだ。彼女は、過去に大切な記憶を封印してしまって生きている。封印したという記憶さえ忘れてしまって生きている女優です。

ユ·テウン役/ユン·ジョンフン

神経精神科専門の医師 ジョンフンにとって唯一の理解者であり、親友。ジョンフンと初めて会ったのは25年前、父ソンヒョクの研究室であった。女優ハジンを治療し、ずっと見守り続けている。

ユ・ソンヒョク役/キム・チャンワン

大学教授 テウンの父。韓国大学脳科学研究所所長を務めている数年前に研究所の仕事を辞めて、現在韓国の大学教授職を務めている。25年前に幼いジョンフンを診察し、心理治療した。この父が、自分の研究成果を発表しようとするために、あのストーカー、スンホを精神病棟から脱獄させてしまったのに、なんか全然反省していない身勝手な名誉欲しか感じられない男です。息子の医師テウンから患者ジョンフンの診療記録を無断で持ち出し、その記録を自分の著書で出版するなんて、この博士の脳は、いかれています。

ヨ・ハギョン役/キム・スルギ

ハジンの妹。格闘技が得意で、姉が、記憶を忘れて生きていることを知っている。姉の幸せを願い、姉の女優業をマネージャーとしてサポートしている。

ストーカー達

チ・ヒョングン役/チ・イルジュ 映画監督

ムン・ソンホ役/チュ・ソクテ ソヨンのストーカー殺人犯

パク・スチャン役/チャン・インソプ   ゴシップ記者

ムン・チョル役/シン・ジュヒョプ  ハジンのマネージャー

あらすじ………………….(KNTVより)

ニュース番組でアンカーを務めるジョンフン(キム・ドンウク)は生放送中のどんなトラブルにも動じない冷静沈着な性格。出演したゲストにも鋭い質問を投げかけ、視聴者からも局のスタッフからも信頼されていた。完璧すぎるように見えるジョンフンだが、人には言えないある秘密があった。それは見たもの全てを記憶する過剰記憶症候群を抱えているという事。かつて愛する人を目の前で失った辛い過去も忘れることが出来ず苦しんでいた。

ある日ジョンフンの番組にトラブルメーカーの女優ハジン(ムン・ガヨン)がゲスト出演する。天真爛漫なハジンに戸惑うジョンフンだったが、生放送中に発したハジンのある言葉に固まってしまう。それは亡くなった恋人がかつて自分に言ったのと同じ言葉だった。何とか番組を終えるものの、ジョンフンはハジンに対し苛立ちを覚える。

二度と会う事はないと思っていたその夜、局長から呼び出され、ジョンフンは嫌々ながらハジンと飲むことに。結局口論となり早々に帰る2人だったが、その翌日2人が会っていた様子が写真に撮られスキャンダルが出てしまう。ジョンフンに興味を抱いたハジンはあえて交際を否定せず、2人は付き合っていることに。

ハジンと会うたび過去の記憶が思い出されるジョンフンだったが、自身に真っすぐ向かってくるハジンが次第に気になっていく。だが、ジョンフンのかつての恋人とハジンには、ハジン自身も忘れていたある繋がりがあった

感想…………………………………

視聴し始めてなんか聞いたことのあるOSTが流れてきました。「二人」が使われていました。この曲、「相続者」で初めて聴いてそれ以来ファンで、この曲で、この切ないドラマなのかとワクワクしながら視聴完走しました。本当にいい曲です。「キム秘書はなぜそうか」でもパク・ソジュンさんが、切ない思いをキム秘書に伝えたくて歌われていましたよね。切なくてなんとも言えないメロディーです。このドラマではスランという女性歌手が歌われています。このメロディー切なさは、男性歌手の方が合うような気がします。ソン・シギョンさんも歌われていますが。

SURAN — Two People Find me in your memory OST

全て記憶しているせいで、彼を過去の辛い記憶から抜け出されない。人間は辛い記憶や思い出を忘れることで生きていけると、そういうシステムがあるから強く生きていけると考えていましたが、こんな病気があるなんて……..

彼女は、辛い過去を失うことで、生きてきた。その過去、彼女にとっては親友であり、彼にとっては愛した女性だった。

その2人の接点であった女性ソヨンを、ストーカーして殺してしまった男と、今を生きるハジンさえもストーカーしようとする男達。そんなハジンを守るために、過去の記憶に囚われずに前を向いて新しい記憶を作り出そうとするジョンフン。そこには”過去の記憶”辛い記憶の傷を癒しあううちに、お互いが寄り添っていることが、2人にとっては、強い力になっていることに気がつき合う。そしてそれが愛に広がっていったのですが、同じ辛い過去の痛みを分かち合うこと、1人で抱え込んで悩まないでいこうというメッセージにもなっていますね。

現代では、記憶と脳の関係、そして記憶のメカニズムの詳細を明らかにする論文が発表されています。研究結果によると、記憶とは「脳に蓄積される」ものではなく、脳が「記憶そのもの」であり、脳細胞やシナプスなどが「時間を理解」しているのだという。理解できるようなできないような……

楽しい記憶、思い出したくない記憶を思い出す時、その時に対して抱いた感情を再び思い出す。だから楽しい思い出を思い出すのはいいけれども、辛い思い出は封印したくなるのです。ネガティブ思考は過去に囚われ過ぎている傾向があるということも言われていますが、その通りだと思いますね。ポジティブ思考は、結果が良かったことを思い出しながら前を向きますからね。

ハジンは、辛い過去を思い出し、ションフンの愛で、いつもの明るいハジンになり、そんな彼女を見ているジョンフンは幸せになられる。

ジョンフンの前で転落して亡くなった恋人ソヨン、このシーンが何回も繰り返されます。その謎は、前半の部分で解明されるのですが、そのシーンは、ジョンフンの記憶が上書きされていないのか?…..気になりました。辛い記憶を記憶し続けるということは、その感情は膨れがって行くのではないかと。その時の感情だけを記憶し続けるなんて考えられない。つまり辛い記憶を記憶し続けるとその感情も膨らんでいく。だから復讐ドラマが韓ドラには多いのかな〜。このドラマってやはり韓ドラなんですね。過去の記憶に囚われてそこから立ち上がって行くストーリー展開なのですから。

最終回、ハジンの記者会見での言葉、「自分のために韓国に戻った」そしてこれからの時間をしっかり記憶して生きて行く。ジョンフンと共にいうセリフが、やはり今時の自立した女性として描かれていましたね。ジョンフンも、今までのこれから痛み苦しみの記憶を、思い出として残していきたい……と。「愛の不時着」でも胸に刻まれる想い、記憶は辛いから、頭で記憶して…のようなセリフがありました。思い出と記憶、ひっかる言葉ですね。

ヒロインのムン・ガヨンさんは、子役出身の女優さんなんですね。このドラマでは実年齢より7歳上の30歳の役。ジョンフンを演じたキム・ドンウクさんとは13歳の年齢差❗️そんな年齢差は全く感じられなかったし、二人のケミはとっても可愛くてこちらの気持ちも明るくなりました。キム・ドンウクさんが大人の男のセクシーさを感じたのも、ムン・ガヨンさんの影響かもしれませんね。やっぱり、主人公とヒロインに胸キュンしないとラブロマンスドラマは無理ですね。

キム・ドンウクさん、「コーヒープリンス1号店」「イニョプへの道」「チェックメイト〜正義の番人」を拝見しました。タイプの違う役柄をこなされる俳優さんという印象でしたが、こんなメローなラブロマンスでも落ち着いた男の雰囲気を醸し出させる男優さんにもなられていた。完璧な人気アンカー、記者の冷静さと裏に隠れた人間的な悩みを持つ男を。この記事の冒頭にも書きましたが、冷静な視線、感情を表に出さない物静かな演技ジョンフンと天真爛漫なハジンに気持ちを掻き回された時のギャップが、たまりませんでした。派手さはない男優さんですが、ピリッとしたキャリアを重ねてきた男の厚みの魅力がとっても素敵でした。

OSTラブ💖で、Two Peopleを相続者で歌われたパク・ジャンヒョンさんと、キュヒョンさんのバージョンもとても素敵なので、ここに置いておきます。男性の声の方がやはりいいい〜

パク・ジャンヒョン—-Two People 相続者OST

キュヒョン—-Two People

 

 

 

 

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