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ホンチョンギ CGのファンタジーと古典的なロマンスの融合された史劇でした….

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ホンチョンギ 紅天機  Lovers of The Red Sky

2021年、最後に『ホンチョンギ』の感想をアップします。今年は、史劇が、面白かったです。過去の史実を元に、この様に現代の私達にも、共感できる様なドラマになってしまうとは……..過去の史実を覗き込見ながら、色々な好奇心を満足させてくれるなんて本当に楽しかったです。現代的なドラマとは違った、安定感と重厚さが、なんとも言えない魅力です。

久しぶりにキム・ユジョンさんの史劇、「太陽を抱く月」と「雲が描いた月明かり」をデジャブした感覚です。ユジョンさんは、史劇がお似合いだし、あの透明感のある雰囲気がこういうファンタジーな世界観にはぴったりだし、ときめいてしまいました。
2次ティーザーで、「神秘的な運命によって絡み合う」「絵を見るより美しい」「一幅のファンタジーロマンス」という字幕が出てくるのですが、絵を見るより美しいユジョンさんでした。

「太陽を抱く月」あのドラマの世界観は、好きでした。いまだに色々なシーンが目に浮かびます。ただ、今回は、CGの要素が強く、アン・ヒョソブ君のあの変化した魔王のお顔には驚きましたが、お顔よりあの手が怖かった。あの鋭い爪の黒い手が、ホンチョンギの目を求めて近づくのが恐ろしかった。西洋化した悪魔という雰囲気、「白雪姫」のあの怖〜いお婆さんを思い出しました。「サイコだけど大丈夫」のアニメを書かれたチャムサン氏の絵に書かれた悪魔にも似ていましたね。

でも二人のロマンスシーンは、古典的で、切なく、そのギャップも良かったです。

このドラマは、原作があります。「太陽を抱く月」を書いたチョン・ウングォル作家の作品です。しかしこのドラマは、オリジナルな設定に変わったようで、歴史歪曲問題などで、フィクション性を強く打ち出したようです。美しいキム・ユジョンさんや、アン・ヒョソプさんの赤い糸で結ばれているロマンスに目がいってしまいましたが、このドラマのキーポイントは、三神の存在なんだと思います。。

生命の神、虎の神、トッケビなどの神が登場して、二人を守りましたが、神々しい時代の史劇感を、醸し出しファンタジーと史劇の融合された作品の仲間入りですね。

アン・ヒョソプ君は初めての主人公の史劇でしたでしょうから、きっとユジョンさんリードされていたのでしょうか。二人とも可愛くて切ないファンタジーな世界を存分に表現されていたと思いました。でもユジョンさん、綺麗でした˘⌣˘♡

チャンギの健気さ、一途さが光ったドラマでした。ハ・ラムが悪魔化しても、冷たくされても一途に愛し続け、生活が苦しくても、父親を看病するひたむきな女性をたおやかに演じられてすごいな〜と。そんな豊かな演技力、表現力を目の当たりに感じたホン・チョンギでした。彼女の目も透き通っていますが、その中に引き込まれそうでした。

ヤンミョン大君のコンミョンさんもいい味を出されていました。人柄なのか、ヤンミョン大君と同じように穏やかで、人の心を優しく見つめているような眼差しが素敵でした。チャンギを側から守るナイトでした。初めから分のない三角関係でしたから、彼の一目惚れの片想いでしたからね。一度もチャンギは迷うことがなかった。少し迷ってあげれば….とも思いましたが。

エンディングは、5年後でしたが、5年経ってもあんなにラブラブ……? となんで5年後にしたかは、子供とのシーンからかな? 5歳くらいの可愛い息子もいますって……

「太陽を抱く月」の世界観と、二人のロマンスは「雲に描いた月明かり」に近いファンタジーで、私的にはこの二つが融合されたドラマ感を感じた作品でした。

悪役は誰か?、悪役が憎くて悪いほど、ドラマは濃密になると思っています。チュヒャン大君を演じるクァク・シヤンのカリスマ性溢れる風貌に圧倒させられました。明るく穏やかな雰囲気ののヤンミョン大君とは対照的でした。そしてもう一人、過酷な運命を生きてきたハ・ラム、3人の男のそれぞれの魅力も十分に描かれていたと思いました。

作品概要

演出:チャン・テユ 「星から来たあなた」「根の深い木」「風の絵師」「ハイエナ」
脚本:ハ・ウン 「恋愛体質」
放送局:SBS 16話 2021年
原作:チョン・ウングォルの小説 「トキメキ成均館スキャンダル」「太陽を抱く月」
制作:スタジオテユ
視聴媒体:楽天Viki

ヒロインのホン・チョンギは、15世紀頃の書物のほんの一文に登場する実在の人物で、絶世の美女だったとの記録もあるらしい。朝鮮時代唯一の図画書の女性画工。朝鮮王朝官職・従七品

原作とは違うオリジナルな設定

産神のナレーションで、始まる『ホンチョンギ』

遠い昔人間たちが、天地万物と調和しながら、目に見えない存在と共に生きた時代があった。
その中に1つの体に宿る3人の神が宿る三神がいた。一人目は生命を授ける神、二人目は死を司る神、三人目は二人の間の均衡を図る神。
ある日、血を欲した死の神が中庸の神を食べてしまった。生死の均衡が壊れ、世界は恐怖と不安に包まれた。
この時、三神の体から離れた魔王は、人間の欲望に宿って生きるようになった。
その時、魔王の暴徒で愛する人を失った女人が、一枚の絵を描きあげた。
彼女の願いに答えた三神は、その絵に宿り、世界を荒らした魔王は、その霊妙な絵に封印された。そして彼女は忽然と姿を消したそうな…………………….

楽天Vikiの「ホンチョンギ」より

原作では、実在した王朝 李氏朝鮮4代目王の世宗の時代を背景に、「実在の女性宮廷画工・洪天起(ホンチョンギ)」をモチーフにしたフィクション史劇が描かれています。しかし、2021年上半期に放送されたSBS時代劇ドラマ「朝鮮駆魔師」が歴史歪曲議論により放送打ち切りとなった問題を受けて、ドラマ「紅天機(ホンチョンギ)」では王朝を架空のダン王朝とし、人物名なども一部変更されました。

神霊な力を持つ女画工のホン・チョンギと、星座を読む赤い目の男・ハラムが描くファンタジーロマンス時代劇です。
舞台は朝鮮時代から架空のダン王朝に変わり、ファンタジー感をより堪能できるようになった。ダン王朝では鬼や魔、神など超越的な存在が人間の生活に関与しており、主人公をめぐる神秘的な出来事が起きます。

主人公ハ・ラムとホン・チョンギの名前はそのままらしいですが、安平大君は亮明(ヤンミョン)大君に、首陽大君は朱明(チュヒャン)大君に変更されたようです。でも首陽大君らしい悪の強さを醸し出していました。画工たちが絵を描く「図画院」も「高画院」と言うなど、一部人物や場所の名前が変わったようです。

ホン・チョンギは、唯一の女画工として天才的な実力を発揮し、愛に前向きな彼女を魅力的に描かれ、“赤い目の男”ハラムは、さらに謎めくことになり、星座を読む西文館の主簿という役どころに加え、夜は秘密情報組職・月聖堂のリーダーという設定になった。

幼い頃から続いたハ・ラムとホン・チョンギの因縁、亮明大君との三角関係、朱明大君との葛藤などが加わり、ドラマチックなストーリーを展開に変化させたようです。

企画意図   (SBS HPより)

このドラマは、鬼、魔、神が人間の生活に関与していたダン王朝時代。
恋人たちの愛と運命についての話であり、 世界を救い、天を感動させた恋人たちの叙事詩だ。

魔王の呪いで目が遠いまま生まれたが、神の祝福で目を覚ました女。
愛する人のために命をかけた絵を描く女ホンチョンギ。

国のために雨乞いの供え物として死ななければならなかった瞬間、 
体の中に染み込んだ魔王の力で生き残ったハ・ラム。

目を失い、父を失ったまま生涯を生きていくハ・ラム。

時には悪緣と因縁の間で、時には生と死の分かれ道で、
運命は、目に見えない赤い糸によって再び会い、 別れることを繰り返す…
二人の恋人の運命的で劇的なファンタジーロマンスが始まる。 

ホンチョンギ相関図

メインキャスト

ホン・チョンギ▶︎キム・ユジョン

ペクユ画団の天才的な女画工で、霊的な力を持っている
陽気で健康的なエネルギーを放ち、笑うと周りが明るくなるほど、爽やかな美貌が自慢だ。
天才的な絵の実力を持ったチョンギは、父の正気を失い病を治療するために 有名な古画を模写して金を稼ぐ「模作工」として陰で仕事をしている。
生まれて間もなく視力を失い、運命に翻弄されながらも父を守り、彼女はたくましく堂々と生きてきた。
そんなある冬、陰気の強い冬至の日、チョンギは運命の恋人、ハ・ラムに出会う。
美しい佇まい、でも赤い目をした男。しかし、目の見えない男。十数年前の長い冬至の日に出会った少年に似ているような男。

ハ・ラム▶︎アン・ヒョソプ

星座を読む男、書文観の主簿、そして月星堂の主人 イルウォルソン。
子供の頃、雨乞いの祭祀で、謎の事故に巻き込まれて視力を失い、父も失った。
ハ・ラムが目を覚ますと、世界は真っ赤だった。
その日、魔王が自分の体の中に封印されたことを知らないまま、ハ・ラムは父を奪った王室への復讐を密かに計画しながら生きてきた。
しかし王の寵愛を受け、天文、地理、風水を司る書文観の主簿として生きていく。そんなある冬至の日、ハ・ラムは自分の輿に忍び込んできたチョンギと出会う。陰気が最も強くなるその日、ハ・ラムの体の中で封印されていた魔王が目覚める。
そして止まっていた運命の時計の振り子も動き始めた。

亮明(ヤンミョン)大君▶︎コンミョン

美しさを求めてさまようロマンチストな大君
詩、書、画をとても愛し、芸術家たちを愛するロマン主義者。タン王朝の第3皇子。
ホン・チョンギという女性に出会う。
彼女の歯切れの良い話し方と天才的な絵の実力に、ヤンミョンは知らぬ間に惹かれていった。
詩や絵ではなく、人にこれほど夢中になったのは、生まれてはじめての事であった。しかし、その時は知らなかった。 彼女が他の人を見つめているということを。そして、それがハ・ラムということを。

朱明(チュヒャン)大君▶︎クァク・シヤン

タン王朝の第2皇子 王座を狙う
王になるために魔王の力を手に入れようとする野心家。
ただ兄より遅く生まれたという理由で王になれず、欲さえ毒になる大君の宿命に耐えられずにいる。
十数年前、雨乞いの祭祀があった日。 チュヒャンは魔王の声を聞いた。永宗御用(絵)の中に封印されている魔王は、直ちにこの御用を燃やして自分を受け入れろとささやいた。チュヒャンは従えば王になれると思った。
しかし、魔王はチュヒャンではなく、ハラムの体に封印され、その日以降、彼は王になるために 魔王を探し、奪うための力を育てる。

神・トッケビ・ファチャ・謎の老人

サムシン(三神)▶︎ムンスク

三神とは、生命の神、死の神、その二つの均衡を図る神の神
本来の姿は人間の生死を司る生命の神。母を亡くしたチョンギを抱きかかえて、サムシンは、この子は運命の子だと言う。魔王の呪いによって目を奪われたが、サムシンは、その呪いを解くことは出来ない。でも、チャンギを呪いから守ってくれる人と引き合わせてあげると言って蝶の姿になり飛んでいった。チョンギとハ・ラムのそばで、魔王を封印する時を待っている。その時まで、サムシンは、二人を守り続け、最後には魔王(死神)を封印させた。

ホリョン▶︎チョ・イリョン

仁王山と皇宮を守護する、十二支神のうち 最も強力な虎神。
普段は少女の姿だが、人間の目には見えない。チャンギは、この少女が見えていた。

カン・ユングク▶︎パク・ジョンハク

ホン・ウノと共に永宗御用を描いていた画工。
魔王封印の儀式の後、ファチャ(絵の気運を食べて生きる鬼)との契約で肉体を奪われた。
ペクユ画団でチョンギの絵だけを買っていく謎の客。
ファチャと約束を結ばない霊妙な絵は、完成とはいえない。私と約束をすれば、私のオーラが宿り、肖像画の完成を見ることになるだろうとチャンギに伝える。

道士ハ・ダン▶︎謎の老人

ハ・ラムの祖父、仏教や道教で、多くの修行を積んだ人で、邪術でハ・ラムや王様を目覚めさせることが出来たようだ。ハ・ラムを見守っていたのだろう。「お前が殺したのではなく、魔王が殺したのだ。 まだ分からんのか?」
「お前も人間だから、魔王を封印するのは限界がある。魔王は今もお前をどんどん蝕んでいる。魔王を永遠に封印するには、霊妙な器に入れなければならない。
御真影のことを言っているのだ。それだけがお前の運命を守る道だ」
「しかし、魔王を封印しなければ、お前が魔王に食べられ、世界に血の嵐が吹くだろう。
結局お前は、大切な女性を殺してしまうだろう」あの指輪は、魔王と共存していると言う証だ、だから指輪を壊して封印式にでろ。指輪は、母の形見で、自分を守ってくれると思っていたのに。

そのほかのキャスト

あらすじと気になったシーン……

あらすじ 1〜2話のあらすじ

魔王を自らの体に受け入れ、権力を握ることに成功した王。魔王の持つ力と闇に怯え、支配される事を恐れて、魔王を封印する儀式を行います。王の目を描き終えると、魔王を封印することができる。王宮ではハ・ソンジンが王の命令を受け、魔王を封印するための儀式を続けます。約束を裏切った王への怒りを爆発させる魔王…封印される前に、魔王は、「今後、間伐と飢餓が続き、、、代々苦しむことになる」と呪いの言葉を残し、御真影の王の目が赤く変わる。

生まれたばかりだった画工の娘チョンギは、魔王の呪いで視力を失ったが、サムシン(三神)の愛と加護を与えた。同時期に魔王の封印を主導した霊媒師の息子ハ・ラムも生まれた。

9年後、魔王を封印することには成功したものの間伐と飢餓が続き、国巫堂の巫女は、封印の儀式の後、王に裏切られたハ・ラムの父を訪ねると、祈雨祭が予定されていることを伝え、息子を蜥蜴童子(祈雨祭に使える児童)にして欲しいと説得します。

ハ・ラムと共にハニャンを訪れた霊媒師の父と、画工は、9年ぶりに再会する。ホン・チョンギとハ・ラムが出会ます。目の見えないホン・チョンギと一緒にいるハ・ラムを発見したサムシン(三神)は、「明日、これが必要になるよ」と、ハ・ラムの手に蝶の形をした飾りを渡します。サムシンから渡された飾りは、ハ・ラムの手に渡されると、すぐに姿を消し。。。

翌日、祈雨祭が終わった後に再び会おうと約束を交わすハ・ラムとホン・チョンギ。

祈雨祭のために集まったヤンミョン大君とスヒャン大君は、立ち入り禁止の宮殿の前を通っていると、魔王の声に気づき、スヒャン大君がドアを開け、魔王が飛び出していった。。

ハ・ラムが生贄となると気づいた父が儀式をとめようとしますが、その時、ハ・ラムの首の後ろにある蝶を発見すると、彼の体に乗り移った魔王。その瞬間、ハ・ラムは魔王を体に受け入れたまま池に転落します。一方、ハ・ラムとの約束場所で彼を待つホン・チョンギも側を流れる川に転落します。

雨が降り始め、、、転落したハ・ラムとホン・チョンギの名前を呼ぶサムシン(三神)の声……..その後、二人は水の外に投げ出される。気がつくとホン・チョンギの目は見えるようになっていた。

それから19年後、チョンギは、画工となっていた。そして視力を失ったハ・ラムと再び再会する。彼の中で眠っていた魔王が目を覚まし、奪われた自分の目を持つホン・チャンギを見つめて、「見つけた!僕の目!」と叫んだ。

19年後に再び出会ったチョンギとハ・ラム、まさか空から彼が降ってくるとは。チョンギは、身を隠していた籠の持ち主だった彼を看病する。気がついた彼は、19年前の少女だったと知ります。そして姿を消したハ・ラムを捜査していたヤンミョン大君は、残酷に殺害された現場を見て、魔王が魔ざめた事に気づ来ます。そして宮殿の屋根には多数のフクロウが….不吉な予感を感ずる王。

魔王が目覚めたと知ったチュヒャン大君は巫女と手を結び、魔王の力で権力と、王位への欲望をあらわにします。それを阻止するヤンミョン大君と王という構図。

でも、ハ・ラムは、まだ自分に魔王が宿っているとは知らないのです。

魔王を再び、封印する為に、ヤンミョン大君と王は、絵画大会を開催するが、その目的は、王の御真影を描ける霊的な能力を持つ画工を発見するためでした。その絵画大会で、チョンギは、ハ・ラムが、初恋の相手の少年だったと気がつきます。(Ep5)

気晴らしの為に、馬に乗らないかとチョンギを誘い、その馬を走らせるハ・ラム。そして昔の風景を思い出させるような場所で、チョンギにキスをしてしまうハ・ラム。その時に、ハ・ラムの首の後ろにあった蝶の模様が消え、自分の中に眠る魔王の姿を見たハ・ラム。(Ep6)

王の御真影を描く特別な力を持った画工がホン・チャンギだと知ったヤンミョン大君は、模作品を描いた理由が父の薬代を工面するためだったと知ると、彼女への誤解を解きました。
王座への野望を隠せなかったチュヒャン大君は、ヤンミョン大君に世子を追い出して王権を手に入れるために協力しようと言うが、協力する意思がないことをはっきりと告げたヤンミョン大君。

ハ・ラム、ホン・チョンギとヤンミョン大君の本格的な三角関係の始まり(Ep7)ハ・ラムの屋敷を出ると突然降り出した雨に困ったチョンギの側に現れたのは、ヤンミョン大君。怪我をしたチョンギをおぶって雨の中を進んでいた二人の前に、追いかけてきたハ・ラムが。

自分の中に魔王がいることをチョンギに打ち明けるハ・ラム! 自分が封印するべき魔王がハ・ラムの中にいることを知ったホン・チョンギのショックは大きかった。彼から告白を受け指輪まで贈られた後だったのに。

ハ・ラムが、ヤンミョン大君によって牢獄に。魔王を封印する御真影がチョンギによって描き終わるまで。

チャンギに触れると封印されている魔王が蘇る事を知ったハ・ラム、そんな彼を守る為に、御真影を一心不乱に描き続けるチャンギ。そんな二人を見つめるヤンミョン大君の複雑な思いが描かれたEp11。

魔王を封印させる時に力になると言われたあの指輪。チョンギは、父が正気を失った訳が、先王の御真影を描いたからだと知ったけれど、自分もそうなるかも知れないと分かっても、ハ・ラムの為に御真影を描き続ける。

封印の儀式を見守るサムシン(三神)とホリョン(虎の神)がその様子を見守ります。

19年前の復讐を誓うハ・ラムですが、チョンギだけは守りたい。でも自分の中に眠っている魔王をどう封印させるのか、わからないハ・ラム。

封印式で、御真影には神霊が宿っていなかったので、破れてしまった。チャンギは、再びハ・ラムが反対するにも関わらず、もう一度書くことに決めます。

王様はハ・ラムに、「お前がイル・ウォルソンという名で活動していたことを全て知っていた。25年前の祈雨祭の後、お前が復讐心を育ててきたこともすべて知っていた」と話す。ハ・ラムの父は魔王によって殺されたと話す。ハ・ラムは、「私が獣のように父を殺したと仰せなのですか」と、泣き崩れた。

王様は、「それはお前のせいではない」とハ・ラムに言う。

チャンギが、魔王から目をウばれるシーン、レーザービームの凄さ❗️

そして最後のチャンスとなる封印式、姿を表したハ・ラム。しかしチャンギは魔王に支配されて目を奪われてしまっていました。ファチャの力と父の力を借りて、御真影を描き終えました。

御真影が完成すると、それに気がついた魔王をサムシンは、蝶に姿を変えて、魔王を包み込み御真影の中に向かいました。魔王は、再び御真影の中に封印されました。御真影の御衣と目が赤く変化したのは、魔王を封じ込めた結果でした。サムシンは姿を消し、チャンギは視力を失ったままでしたが、ハ・ラムは視力を取り戻しました。そして魔王を封印した為に、呪いが消滅してチャンギの視力は戻りました。

ヤンミョン大君は、ハ・ラムの父ハ・ソンジンの名誉を回復させました。本当に賢明な世子様です。コンミョンssiの温厚な演技が、このドラマに史劇らしい重さと安定感を感じさせてくれたと感じています。

ダークなハ・ラムのアン・ヒョソプが、意外にカッコ良かった。チャンギを見ているニヤけたハ・ラムより、ヤンミョン大君のチャンギを見つめる表情の方が切なかった…と思っています。コンミョンさん、気になるナムジャになりました。

最後になっても、まだ王になる野心を捨てられないチュヒャン大君、謀反を起こします。


エンディングは、5年後……息子にも恵まれて幸せいっぱいのハ・ラムとチャンギでした。

キム・ユジョンさんの透明感のある可愛さと美しさに圧倒されました。そして圧巻の演技力に。


また素敵な史劇でお会いしたいです………………



でもね〜、この最後の二人のシーン、アン・ヒョプ君そのものが出てしまった感があります。この走り方は………
(︶。︶✽) だった……………………

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