私たち、恋してたのかな? Was It Love 全16話(2020年 JTBC)Netflix
30代後半のシングルマザーを巡って4人の男が取り合う❗️
そのシングルマザーが、ソン・ジヒョさん❓
え、え、ええ、ありえなーい❗️
でもコメディ要素と、ロマンティックなシーンを織り交ぜてさすが韓ドラというドラマに仕上がっていました。
演出:キム・ドヒョン 「SKYキャッスル」
脚本:イ・スンジン 「シンデレラと四人の騎士」
あらすじを兼ねて人物紹介と感想を………………………………………..
ノ・エジョン◆ソン・ジヒョ 映画プロデューサー/このドラマのヒロイン
勤めていた映画製作会社の社長が、10億5000万ウォンの借金をエジョンに押し付けて失踪。連帯保証人としてサインさせられてしまっていた。夢、子供、人生を諦めずに生きる明るくたくましい女性。
エジョンを取り巻くその4人の男は……………………………………….
オ・デオ◆ソン・ホジュン ベストセラー作家
エジョンの大学時代の映画サークルの仲間であり、元カレ。「愛はない」と言うベストセラー小説を書いてエジョンの前に14年ぶりに現れる。
リュ・ジン◆ソン・ジョンホ トップスター
エジョンを最初から好きになった男。エジョンとデオの交際に気がついても、じっと耐えていた男。
ク・パド◆キム・ミンジュン 闇金融会社社長、息子ドンチャンとハニは同級生
債権者、ナインキャピタル社長が現れる。返済猶予は2週間!
その時、ベストセラー作家のチョン・オクマンのシナリオ版契約書を見つけ、それを担保にパド社長に提案を持ちかける。
「この脚本で映画を作り、借金を一括返済するから投資して欲しい」
「脚本は、チャン・オクマン、俳優はリュ・ジンならば100億投資する」とパド社長。
エジョン、デオ、ジンは大学時代に同じ映画サークル仲間だった。
オ・ヨヌ◆ク・ジャソン 体育教師
実家は大金持ちで、高校生の時にエジョンに救われ、彼女を慕う年下くん
それ以外の登場人物……………………….
チュ・アリム◆キム・ソダム アジアの天使と呼ばれる女優
デオは学生時代、アリンの家庭教師で、その彼を片思いしていたアリン。
ノ・ハニ◆オム・チェヨン エジョンの娘
ハニの父親は、”死んだ”事にしてあった。お婆ちゃんとエジョン母と幸せに暮らしていたハニは、詮索しないことが親孝行だと思っているような賢い少女でした。しかし、突然現れた父親候補に、心が乱れ、父親探しを始めます。でも母が幸せになって欲しいという思いが強いのに泣けてきます。愛されて育てられた娘は、人の気持ちもしっかり受け止めながら成長するんですね。このオム・チェヨンちゃん、上手いですね。韓国の子役さんの演技力に脱帽です。
こんな娘に育てあげたエジョンも立派な母親で、素敵な女性でした。このドラマは、子供との繋がりで、その大人の成長度がわかるという反面教師的なドラマだった。一番成長していなかったのは、ハニの父親デオでした。
チャ・ヒャンジャ◆キム・ミギュン エジョンの母
サイコでも見守りながらも、肝心な時には助け舟を出してくれる温かい母親役を好演されましたが、ここでも自分の娘や孫に関わる全ての人への愛情を惜しみなく注ぐオンマを熱演されました。帰る場所をいつも温かくして待っている母親!
カン・スッキ◆キム・ヨンア エジョンの相談相手「秀Key」バーの経営者・エジョン家の家主
エジョンが悩み、悲しんでいる時に、さりげないアドバイスをする女性。デオにもさりげなく「テジョンはいつも明るく大丈夫というけれど、違う」と囁きます。相談相手は、第三者的でないと面倒くさくなる。自分の感情を押し付ける相談相手はNOなんですよね。エジョンも大人になってわかったのかな………
ジェニファー・ソン◆ソ・ジョンヨン リュ・ジンの芸能プロダクションの代表
こういう芸能プロダクションの代表っているんだろうな。会社の商品を自分の物だと勘違いする身勝手な経営者。でも、この役彼女には似合っていなかった。ヨヌの母親役の女優さんの方が向いていたような。
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過ぎた青春への感情と想いを引きずったドラマでした。でもその青春で太陽のようだった女性が、今でも輝いている….その女性のそばに居たくて頑張る男たちのお話です。
最初は、ソン・ジヒョさん演ずるノ・エジョンのハイテンションな演技に少々疲れてしまいましたが、ソン・ホジュンさん演ずる初恋を引きずる頑なな惨めな男にどういうわけか、癒されてしまっていました。ソン・ホジュンssiを可愛く感じたのはこのドラマが初めてかもしれません。11話以降から、胸がキュンとする回数が多くなり、びっくりでした。
マンマ・ミーア
青い海と太陽、白い街、崖の上に立つ教会のある小さな島でホテルを経営し、明るく生き抜くシングルマザーとその娘。娘には3人の父親候補が….
娘への深い愛情を注ぎ、娘からも信頼され、周りの人たちから心配されて励まされて、愛されて、強く生きる、母と娘の物語でした。
その3人の父親候補は、それぞれ素敵な男性でした。でも、この映画、その3人の父親候補と母の恋愛よりも、母親と娘の絆、周りの人たち、友人との絆、3人の父親候補との絆に圧倒されました。ABBAの音楽を懐かしみながら、太陽の様に輝くドナ(メリル・ストリープ)の魅力に包まれました。
このドラマ、韓国版「マンマ・ミーア」みたいでした。エジョンが、どうしてこんなに健気に娘と頑張って生きているのか。初めはドタバタコメディ〜でしたが、回を重ねるごとに、その理由が解明されていき、現実の中で懸命に生きる母と娘、それを見守るエジョンの母親に、胸が熱くなりました。
このドラマも、初恋、過去の恋から逃れられない男の集まり。
そしてどうして自分の恋を恋愛を、友達に相談するのか。だからそれぞれの思いがあって思わぬ方向へ動き始める。
ノ・エジョンをめぐる、オ・デオとリュ・ジンは、デオの男としての幼さとジンの勝手なお思い込みに翻弄されたエジョンが、可哀想になりました。ク・パドとオ・ヨヌは、エジョンを守ろうとする男の強い想い、守ることでしか彼女の側にいられないと思う男の悲しさを感じました。
エジョンへの復讐心からか、彼女の前に、小説家として現れたデオ。その小説の映画化をエジョンに任せるデオ。
「愛はない」という小説を書いたデオ、「彼女が去っていった….」ということばから始まる小説。自分の全てを奪い、勝手に消えてしまった元恋人に対する恨みを綴った作品でした。彼の多分生きてきた原動力は、エジョンへの怒り、恨み、憤り。深すぎる執着心と未練と復讐心。
- エジョンとデオの14年前に何があったのか。。。
- そして娘ハニの父親は誰なのか?
この2つの伏線で、ドラマを引っ張り続けました。途中で挫折しかけましたが、器の小さい男デオ、いい歳をして恋に翻弄されている男デオから目が離せませんでした。
デオは、学生時代もあの手この手でエジョンを落とそうとしているのが、プレイバックシーンに出てきます。デオはどうにか耐えられましたが、エジョンもジンもキツかった。実際の年齢を調べると、ソン・ジヒョさん39歳、ソン・ホジュンssi36歳、ソン・ジョンホさん43歳なんですよね。
なぜ、ジンがハニを娘だと思ったのか。
ジンは、誰よりも先にエジョンを好きになった。でもデオとの交際を始めたのを知り、彼の片想いは終わったかに見えましたが、あの雨の降る中、デオとの辛い恋を相談してしまったエジョンに心が動いてしまったのです。あの雨の後のシーンで、てっきりエジョンと寝てしまったと思い込んだことでした。真実は、ジンが酒に酔ってしまった失態を、エジョンが始末したのでした。そして「昨日のことは忘れましよう」とメモを残して消えたことでした。こんなメモ見たら誤解しますよ。デオと交際しているのに、なんでジンが父親候補になったのか、ジンもそう確信しているのか、そういうことがあったなんてエジョンを理解できなかったので、余計にデオが可哀想だったのです。この現実を11話で、明かされましたが、なんか馬鹿らしくなってしまった。
ジンは、エジョンが14年前に、産婦人科からデオに送ったメールも削除していた。その結果が、エジョンはデオの元を去ったのですからね。ずっと彼女を思い続けてきたジンもそうですが、デオもジンも、やることが意気地がない。その中で、エジョンは、自分の足で歩いている。
ジンは、ハニが父親がデオだと知り、呆然としていた時、「パパは君を捨てたりしないし、パパとママはちゃんと愛し合っていた。パパは、今もママを好きなんだよ」と伝えます。先輩の仕事をしっかりしましたね。彼は、強い男になったと思いますよ。少なくともデオよりは….男として成長した感があります。
妊娠を告げられずに去ったエジョン、デオとアリンのキスを目撃した事も拍車をかけました。でもアリンとは家庭教師と教え子の関係だった。アリンの勝手な片想いでした。でもそういうアリンをバシーっと制御する強さをデオは持っていないんですよね。エジョンのようなしっかりした女性に惹かれたのはよくわかります。エジョンの周りに集まるナムジャは、みんな甘ったれなんですよね。アリンも匂わせ女でした。愛されている女は、こんなことはしないですから。
ジンのエージェンシー代表のソン代表、自分の会社の商品(ジン)を自分の男にしようと思っていたのに、エジョンに惹かれて自分を捨てたと腹を立てて、ジンの隠し子スキャンダルをでっち上げました。ソン代表役のソ・ジョンヨンさん、ギスギスした枯れたおばさんにしか見えず、ジンのお相手には無理でしょう??と思ったのですが、実年齢はまだ、44歳だった。1歳差だった。彼の方が若くてまだ30代に見えましたからね。
あの怖ーいパドssi、エジョンを守り、息子ドンチャンを守る逞しい男です。なんかエジョンのトッペルゲンガーと思えるような女性を愛していたのですね。組長の奥さんだったみたいですね。その彼女が殺されてドンチャンを育てていたのです。初めは、瓜二つのエジョンの顔に惹かれたのかもしれませんが、彼女の明るい逞しい母親として生きる姿を応援したくなったのでしょうね。
息子離れができない母親を持っているヨヌ/ク・ジャソンもまた、エジョンに助けられて、彼女に惚れてしまった男の一人。というより、母親らしさのない母親のもとで育ち、きっと寂しかったのでしょう。エジョンの大らかさ、包み込むような優しさに癒されたのです。エジョンの母親にも甘えていましたよね。でも14年間もエジョンを想い続けるなんて、こんな素敵なナムジャなのに、女が目に入らなかったのかしら。なんか彼も甘ったれなんですよね。
エジョンの胎教ノートになぜにヨヌの名前が書かれていたか。ヨヌは、エジョンの妊娠を知ってサポートしていた!1
自分がエジョンに助けられたから、今度はエジョンが困っているから助けようと思ったの?? なんかヨヌの心境はよくわからない。
エジョンの周りに集まった男たちは、彼女の大らかさ強さ、笑顔に癒されていた。
エジョンの周りの人達は、彼女の夢、子供、人生を諦めない姿を応援して、協力して生きることが自分たちも幸せになると感じていた。
デオとエジョンの別れ、すれ違いから誤解が生まれて、それが膨らんでしまった結果ですね。デオは、その気持ちを小説に書くことで生きてきた。エジョンを憎み、俺を捨てて逃げた女だとレッテルを張る事によって、自分自身を正当化していたようですね。
ハニは、しっかりした女の子でした。そんなデオの気持ちも母親の気持ちもしっかり見抜いていた。この子役さんの活躍でドラマがすごく深みが出たような気がします。ばかな大人の男たちよりも………
「ラスト・ラブ」副題「夢はかなう」「彼女と再会した…….」から始まった小説を書き上げ、またもやベストセラー小説家になって戻ってきたデオと再会して、、、、
大人になったハニの結婚式が、ラストシーンでした。お相手はどうやら坊主頭からドンチャンかな?
バージンロードを見守っている4人の父親候補だった男達の姿が。
エジョンは、すご〜くデオを愛していたのです。その愛の強さが、子供を産む決心につながったのかもしれない。でもその強さが、周りの人達を苦しめていると感じて、デオとの再会後も距離を保とうとしていた。こんなに愛されたデオ。「愛はない」なんて小説、もう世には出せないですよね。デオが大学時代に家族の問題で金銭的に苦しくなった事、その事でエジョンが逃げてしまうかと思ってしまった事、つまり彼は自分の愛に自信がなかった。
情けない男の恋物語で、その彼の愛した女性は、大地に足をしっか踏み締めて歩く強く明るく健気な母親でした。
こんな風な家族になりたかったデオ。
OSTもよかったです。どっかで聞いた曲、”You Got Mail”の主題曲でした。過去の回想シーンでは原曲も流れていた様な気がしました。
Dreams/イ・パダ
このOSTも素敵でした❣️
Still/Sondia