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嫉妬の化身 長く感じたドラマ

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嫉妬の化身 〜恋の嵐は接近中〜 全24話(2016年 SBS)

大好きなコン・ヒョジンさん目当てで楽しみにしていたドラマ。。。

とにかく嫉妬に悶えるファシン(チョ・ジョンソク)を24話、挫折しかけましたが、見続けました。 最終回見て感想を書く気力が出ました。

自分勝手で素直になれないファシンのドタバタラブコメディーです。ファシンのような性格の男性って可愛さも感じるけれどお付き合いはしたくないタイプだし、子供より扱いにくかもしれません。そんな気持ちでずっと見ていたので、ワクワク感のないラブコメはやはり退屈でした。セカンドだと思われるジョンウォン(コ・ギョンピョ)とどうなるのかの方がワクワクしました。

24話は長すぎ。確かに細部まで丁寧に描かれていますが、それがなんかこのドラマにはまれなかった理由。

見ている方が勝手に想像してしまうような、繰り返し見てしまうドラマ構成の方に惹かれませんか?

イ・ファシン(チョ・ジョンソク)

ピョ・ナリ(コン・ヒョジン)

コ・ジョンウォン(コ・ギョンピョ)

物語はナリを挟んで二股関係になる、テレビ局の報道記者でマッチョ男でハリネズミのようにツンツンとした性格のファシンと財閥の御曹司で温厚な性格のジョンウォンの三角関係を中心に展開されます。
ナリはパートタイム契約でSBCのお天気アナウンサーとして働いています。夢はニュースキャスターになること。そして3年間、バンコクにいるファシンに片思いをしています。ファシンはある問題記事を書いたことでバンコクに飛ばされていたのですが、そんな彼が復帰することになり帰国します。その矢先にファシンの身に思いもかけない病魔が!!!彼は乳がんだったのです。そしてその癌に気がついたのがナリでした。ナリは母を乳がんで亡くしているので癌には敏感になっていたので、ファシンの胸の異常に気付き、彼の胸にタッチばかりしていました(笑)ナリは必死に気遣い、病院にも付き添います。でもファシンの性格の傲慢さは、変わらずに親身になってくれるナリの言うことを聞きません。でもその秘密は誰にも言えません。二人の秘密ですし、ナリしか頼れないファシン。
でも次第にナリに気持ちが揺らぎ始めたのに、性格が災いしてかジョンウォンにナリを紹介してしまったのです。

「ジョンウォンはいい奴だ。付き合えばいい」

ファシンの親友がジョンウォン(コ・ギョンピョ)
ファシンに紹介されるまえから、偶然タイ行きの飛行機でいっしょになったナリのことが気になっていましたね。

交際を始めた二人を見て、ファシンは、初めて自分の気持ちに気がつきます。嫉妬に身悶え引き裂かれるファシン。自暴自棄状態(素直でないとこうなるのよ)
ナリに今度は自分が片思いするから….と言いますが。
嫉妬に身も心も動転したファシンのなりふり構わない言動、すれ違いの恋模様がこのドラマの面白いところなんでしょうが、なんかヒットしない。。。

このドラマの構成は…..

◆ ナリの三年間の片思い

 

◆ ファシンの乳がんの発覚

 

◆ ナリとジョンウォンを付き合うようにしてしまう

 

◆ ファシンがナリへの気持ちを意識する

 

◆ ナリがアナウンサー試験に挑戦

 

◆ どういうわけか三人同居!ファシンとナリとジョンウォン

 

◆ ファシンとヘウォンのキスを見てしまいナリの気持ちはファシンだったと気がつくナリ

 

◆ ガン治療による不妊になるかもしれないと悩むファシン

 

◆ それを乗り越えてハッピーエンド。。。。。

 

彼ら3人を取り巻くまたもや中年三角関係、学生三角関係、人間関係が複雑すぎてまるでラブコメのホームドラマみたいでした。

コ・ジョンウォン役のコ・ギョンピョさんは、チョ・ジョンソクさんとコン・ヒョジンさんとは実年齢で10歳差。まだ26歳です。優しくて温厚な御曹司をカッコよく演じていられました。でもどうしてナリに恋したのか、よくわからない。なんかいつまでも足長おじさんみたいないい人で終わってしまったような感じがします。
あんな傲慢でわがままなファシンを片思いしていたナリには、あまりに優しすぎて現実感がなかったのかも。
ナリは、苦労して生きている健気な女性だから、かわいそうで不憫なファシンをほっておけなかったのかも。
片思いしている時のファシンは憧れの人、今現実にナリの前にいるファシンはナリに愛して欲しいとわがまま言っている少年みたいなほっとけない男でした。
こんな面倒くさいわがままな男だけれど、でも最終回のあのダンスと歌を聞いたらほっとけなくなる感じでした。

ファシンに振り回されたこのドラマ、私も最終回でダウンされました。

でもさすがのラブコメのコン・ヒョジンさん。今回のナリは、弟の学費を稼ぎながらアナウンサーを目指す一途なそれでいて面倒見のいい女性をさもなく演じられました。自信家のファシンとは正反対に自信はないけれど誠実に生きようとする健気さが前面に出て素敵でした。彼女は苦労人だから楽をしては生きることに不安があったのではないかな?ジョンウォンと結ばれても彼が彼女を守っていくと思うけれど、ナリは心配性だし、おせっかいだし、きっと頑張って生きていくことで安心感のある生活ができると思っているのかな。。真面目なんですね。でも彼女の役柄は全て懸命に生きている女性です。それをさもなくさらっと演じているのがいいんですよね。今回もそうでした。これからの活躍がとっても楽しみな女優さんです。

チョ・ジョンソクさんのイメージは、「キング Two Hearts~」のシギョンさんなんです。思いを秘めたたくましい男なんです。
彼の演技力が評価されていますが、そうなんだな〜と。

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