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君は私の春 キャストの好演と映像美のドラマでした。

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君は私の春 You are My Spring  全16話 (2021年 tvN)Netflix

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君は私の春」というタイトルや、ポスターを見て、春の様な柔らかさとホワンとした温かさを感じるヒーリングラブロマンスかと思っていました。
「君という春が来たなら、いつでも咲いていい」ヨンドの気持ちが、タイトルになっているんですね。
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男性が車の上に落ちてきたというオープニングで、びっくり、映像も暗かったし。なんか予想を覆すミステリーか……….ラブロマンスにミステリーのスパイスを入れたドラマなのか。サスペンスなのかミステリーなのか??
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ドラマの概要はーそれぞれに幼少期のトラウマを抱えるホテルのコンシェルジュと精神科医。謎めいた殺人事件に巻き込まれた二人の間にやがて温かな絆が生まれ始める…..
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サスペンスとロマンスが、前半は噛み合っていた様に感じましたが、後半はなんかミステリー要素が、粗けずりになってしまって、ミステリー部分の謎解き部分のエンディングには納得がいかなかった。
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精神科医ヨンドとダジョンの母の言葉には、専門家としての重み、辛い人生を生き抜いてきた母の強みが込められていて、う〜んとうなずきながら、ホロリとしてしまいました。
“眠りたがっている私”というダジョン。ヨンドの独白がジーンとくるドラマ。
ダジョンは、何でも知っている母を”監視カメラの様な人” 人を見透かすヨンドを ”サイドミラー”と…..詩的な比喩が光るドラマ
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ダジョンとヨンドのラブコメ要素で描かれるシーン、逆に白けてしまった。この大袈裟なシーンで、せっかくのダジョンやヨンドのキャラが、壊れてしまう。ダジョンを演じたソ・ヒョンジンさんは、「どこか抜けている」「間抜けな感じ」を演じられるヒロインなんですから、わざわざ変な衣装などで笑いを取りにいかせないで欲しかった。ヨンドとのダンスシーンも、ヨンドの頭のレンギョウも…..
癒しとラブロマンス・・そして
ミステリーだけでよかった。
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このドラマの舞台の99ビル、ローケーションが素晴らしい。屋上で映画を見たり、飲めるなんて…….夢の様な移住空間です。
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精神科医・ホテルのコンシェルジェマネージャー・トラウマ・サスペンス・愛が全てを癒す………
”大丈夫、愛だ”を思い出す。大人の女の精神科医と大人の男の作家のドラマでしたが、彼らのトラウマを彼らが、周りが、「大丈夫だ」と愛で包み、生きていくドラマでした。素晴らしいドラマだった。
演出・脚本家・相関図

演出:チョン・ジヒョン 「ザ・キング永遠の君主」「恋愛ワードを入力してください:www.」
脚本:イ・ミナ 「風船ガム」

君は私の春  相関図 クリックして下さい。

君は私の春のあらすじは………………..

子供の頃、貧しい中で、酒に溺れた父親のDVで母親が苦しんでいる姿を見ながら、その悲しい記憶を深く心の中にしまったまま生き延びて来たカン・ダジョン。
母と弟と父親から逃れて、住んだ場所が質素な旅館だった。自分達を受け入れてくれるその旅館、安心して過ごせるその場所を気に入ったダジョンは、大人になって一流ホテルに就職したのだ。


しかし、ダジョンは、プライベートは悲惨だった。母に似たのか、ゴミの様な男達に出会ってしまうのだった。
「私の体にゴミを引き寄せる磁性が流れているの?それとも”ゴミよ。ここに来なさい”と私の額に書かれた文字が私に見えないだけなの?」
新しい住まいで再出発しようと、99ビルに引っ越してくる。

同じ様に幼い頃に、病気の兄のため常に寂しい日々を送っていたチュ・ヨンド。兄が骨髄移植をしなけれが助からないという、そしてそのドナーはヨンドだけでした。しかし、ヨンドを身を案じ、父親は、彼を宗教施設に隠した。兄は亡くなってしまった。母親は、最後まで兄の死を悲しみ、ヨンドにはそれが悲しかった。
精神科の医師になって、誰かを救いたかった。そんな彼は、原因不明の拡張型心筋症になり、心臓移植を受けた。
ヨンドに心臓を提供してくれたのは、ある事件で犯人に殺された刑事でした。その事件現場が、ヨンドの移転先の新しい99ビルでした。ヨンドは、その事件の犯人を捕まえ、事件を解決したかった。

精神科医師のチュ・ヨンドの言葉や、声に出さなくてもスヌーピングしてしまう姿、そして彼の話す言葉の数々にウーンと唸ったり、ホロリとしたりしました。

二人は、殺人事件のあった99ビルの入居者として出会います。たまたま、ダジョンの部屋を見てしまったヨンドは、壁に掛かった絵と、キャットテールの鉢植えを見て、彼女の本質を見抜きます。言い当てられたダジョンは、敵対心を露にしました。

そんなダジョンをストーカーする男チュ・ジュンが現れます。紳士的な男でしたが、投資会社の代表らしいのですが、ヨンドの病院に現れた時の姿、印象はサイコパスでした。そしてその男は、2話で、自殺してしまいます。

そして瓜二つの男が、ホテルに現れました。アメリカからマジングループ会長の治療するために来た神経外科医のイアン・チェイス。ダジョンは、驚きながらも冷静にお客様として対応しましたが。この彼もダジョンに好意を……

ヨンドとダジョンの恋愛の進行と並行して、自殺したジュンとイアンとの関係が次第に明らかにされます。
ナヌムジェイル教会、悲劇はここから始まった。ジュンとイアンは、その教会に預けられていた双子だった。
1人は米国に送られ、もう一方は韓国の養父母へ引き渡されたのでした。

ヨンドが、身を隠した施設もここだったのす。
ダジョンはこの教会に近づいた事があり、ジュンとイアン、そしてヨンドと4人は子供の頃に接点があったのです。

ヨンドの元妻アン・ガヨン、人気女優です。ヨンドと結婚して1年後に離婚しましたが、婚姻届を出していない同居でした。精神的に不安定な彼女を見捨てられなくて、ヨンドは彼女が安定するまで付き添っていたのです。彼女は、強さと弱さを持っている女性でした。ダジョンとヨンドの肩を押したのも彼女でした。

ヨンドとダジョンの大人のロマンスに期待しましたが…..

ダジョンとヨンドの幼少期のトラウマをお互いに癒しあうというヒーリングラブストーリー、ゆっくりじっくりでしたが、こちらも癒されました。
でも、今時の中学生だってあんな幼い交際するかと思われる様なバカカップルぶりには、少々がっかりでした。でも幼い頃の傷で、その時代が寂しく切なくて、その時代がヨンドもダジョンも大人だったのかもしれない。だからその重たい荷物を下ろした時に、初めて自分らしさを取り戻せたのかもしれない。単純に、素直に喜び、悲しむという感情を表わせたのかもしれない。

“7歳”を心の中に抱いたまま”大人”になった二人…….の現在を描いたドラマですから、仕方がないのか。
でも、ダジョン34歳、ヨンド38歳なのに….
ダジョンは、クズ男を引き寄せて苦労したから、この恋には慎重なのか。ヨンドが精神科医だから、好きになった女には、時が来るまで待つというスタイルなのか….同じ精神科医でもユシンとは大違い(結婚作詞離婚作曲)

二人は、言葉が人を傷つけることを知りすぎているから、相手を傷つけたり、責めたりはしない。
お互いがいる場所が、お互いを癒しているのを実感しているから、それでいいのかもしれない。

心に響くシーン…..窓の暗示

ダジョンの過去の心のトラウマ、アン・ガヨンのトラウマも、ヨンドが共感して手を差し伸べてくれた。
誰か一人でも、その痛みにに共感して、ただ側にいてくれたら、手をだけでも差し伸べてくれたら、どれだけの慰めになるだろう。
その手の繋がりは、広がっていく。ヨンドの親友、ウナの弟、ウナの父、ダジョンの母、ダジョンの弟
ダジョンは、ホテルでも、アン・ガヨンへも、親友のウナにも、側にいる「見守り隊」になっているのに、自分のトラウマを乗り越えることは出来なかった。
ヨンドと出会い、それぞれの傷と向き合い、乗り越えていく様は、ジーンときました。


こういうシーンだけで良かった。

閉鎖された内部空間と開放的な外部空間とを、心理的につなぐという役割のある窓のシーンが、多かった。
幼少期のダジョンは、窓から幸せな隣の家族を眺めていた。

ダジョンの母のピザ屋さんは開放的な海の側だった。

ヨンドのマンションの玄関廊下が見える窓も印象的でした。

胸に刺さるせりふ・・精神科医ヨンドの分析

ダジョンとヨンドの2人の会話もそうでしたが、その台詞が詩的で表現がとても豊かで、心に突き刺さりました。

最初からなかったことになんかできないし、そうする必要もない。
変えることのできない過去と戦って今が傷つくのはよくないから。

心が割れたら病院に来たらいいと語りかけます。自分は、そのためにいるのだから、と。
辛かったら、我慢せずに誰かを頼ってもいいんだ、と。

「私の体にゴミを引き寄せる磁性が流れているの?それとも”ゴミよ。ここに来なさい”と私の額に書かれた文字が私に見えないだけなの?」

過去の父親と同じ様なダメ男を選んで不幸を再現し、克服した気分になって現実逃避している。

心の傷は見えないけど、全身を骨折しているようなものだから、耐えてるだけでスゴイんです。

自分の決断は正しかったと言われたいのは自分は間違ったと思っているから 500回言ってと頼むのは500回考えても自分は間違ってたと思ってるから。
自分を信じきれず誰かに背中押してもらうとする時ってあるよな。

愛は、心が、決めるものとは言うけれど、欲望が、何もかも打ち負かす瞬間があって、大変な事態を招く
ダメだと分かっていても、ブレーキが効かなくなって長い間、子供達を泣かせる羽目に….ダジョン母、ミラン

ミステリー殺人事件は、このドラマにどういう必要がったのか….わからないかった。

前半は、どうしてジュンは、ダジョンに近づいていたのか?
なぜ、あんな死に方をしたのか?
そしてジュンの過去とヨンドの記憶は、絡んでいるのか?
と….緊張感溢れるシーンばかりでしたが、イアンが登場してからは、終始不気味なだけで、スリラーになってしまい、謎解きへの期待感は薄くなってしまっていた。直接の実行者、あの男だなんて、呆気なかったし、イアンは、裁かれずに米国に帰り、カウンセラーにお世話になってしまった。

あの教会で離れ離れになった双子兄弟は、18歳の時に再開したことで悲劇が起きてしまった。米国で医師となったイアンは、幸せにに韓国で暮らしているはずだと思っていたジュンの悲惨な状況に愕然とします。そのジュンを守るためにイアンが罪を犯す。でも「全てを終わらすために」ジュンは自らの命を絶ったのです。(ダジョンを守る為もあった様な……)
ジュンを追い詰めたことによって、イアンは、迷路に迷い込んでしまったのです。
ジュンにとってダジョンは、何のだったのか?
「幸せになろうと」「ジュンを助けよう」としたイアンの行動の結果が、ジュンを死に追い詰めてしまった。やるせないです。イアンが「僕が彼の影だった」という台詞がありましたが、本当にやるせない。

影を落とす養子縁組という人身売買

生まれや環境を理由とした殺人は許されるものではないというメッセージが、序盤に語られます。このメッセージは、ジュンとイアンを指しているだけではない。貧困さが招く親子や社会の問題であり、韓ドラを視聴していると、貧困さが影を落とすドラマには、必ず養子縁組の問題が出てくるからびっくりしている。「椿の花咲く頃も」私は遺品整理人です」「KILL IT」など………..
米国への養子縁組で、裕福な家庭で、温かい養父母に育てられた人が成功して登場するイケメンドラマも多い。思い出すのは「彼女の私生活」
ダジョンの母は、あんなDV夫から逃げ出して、生活も苦しかったのにダジョンも弟も養子にしなかった。自分達の幸せは、自分達の手で掴み取ろうとする強くて賢い女性だった。


ムン・ミラン役のオ・ヒョンギョンさん51歳というのにあの美貌にはびっくりです。ミスコリア出身なんですね。彼女のセリフも心に響きました。

ヨンドを演じだキム・ドンウク…男の生き様

「その男の記憶法」で、キム・ドンウクssiのセクシーさにやられてしまったのですが、今回も髪型がちょっとでしたが、落ち着いた男の色気をじっくり醸し出されていましたね。男にアラフォーというのはおかしいかも知れませんが、俳優としてじっくり発酵されて素敵なられて、これからが楽しみです。


初めのキャスティングでは、ユン・ゲサンssiだった様ですが、諸事情で降りられてドンウクssiになったとか。私的には、\(^ω^)/でした。ユン・ゲサンssiは、「チョコレート」で精神科医やられましたが、グッと来なかった。あのドラマもこういうヒーリング系でしたから。彼はヒーリング系よりも、堅いストーリーの方が安心して見ていられる。

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