怪しいパートナー Suspicious Partner 全20話 (2017年 SBS)☆☆☆
チ・チャンウクさん、兵役に行かれてしまいました。その彼の贈り物のようなドラマ。
僕を忘れないでください・・・・・
そんな彼の表情がたくさん感じられる。
その表情のひとつひとつにワクワクしました。
「奇皇后」での気の弱い情けなさを感じさせた悩める若き王の表情。嫉妬・憎しみ・狂気・復讐に満ちた姿を演じ分けましたね。
その全てを楽しむことができるドラマ。
言い換えれば、これまでの作品の中で演じた彼の表情を顔を全て見れる感じられるドラマ。
この検事、ノ・ジウクを演ずることで。。。
勝手な個人的な考察ですが、
「ソル薬局の息子たち」可愛かった末っ子でしたね。
「笑ってトンへ」視聴したけれど、あの笑顔しか記憶にない。。
「ペク・ドンス」時代劇でのアクション、かっこよかったです。
「僕らのイケメン青果店」子犬のようにかわいかったという記憶が。。
「蒼のピアニスト」悪役でしたね。
可愛くて子犬のような若者が「奇皇后」でガラッと大人の男に変身し、でも心は純真で壊れそうな男に。。そして「ヒーラー」「THE K2」では完璧なボディとアクションを披露したチ・チャンウクさん。体もひとまわりくらい大きくなった感じがしました。
このドラマでは、アクションシーンはありませんが、やっぱり彼には愛する人を守り抜ける男のボディとマインドを感じてしまう。
そして今回はスタリッシュな感じです。ワイルドさ封印って感じでした。
そんな勝手な思いでこのドラマを視聴していたので、ドラマの感想からは遠ざかってしまうみたいです。
演出 パク・ソノ、チョン・ドンユン
脚本 クォン・ギヨン「愛に狂う」「ボスを守れ」「君を覚えてる」
キャスト
◆ チ・チャンウク(ノ・ジウク役)
◆ ム・ジヒョン(ウン・ボンヒ役)
◆ テジュン(チ・ウニョク役)
◆ ナラ(チャ・ユジョン役)
◆ キム・イェウォン(ナ・ジヘ役)
◆ ドンハ(チョン・ヒョンス役)
あらすじ〜
敏腕検事のジウク(チ・チャンウク)は、地下鉄で司法修習生のボンヒ(ナム・ジヒョン)に痴漢と間違われ、最悪の出会いをしました。ところがボンヒは、謎のメールをもらいホテルに行ってみるとが恋人ヒジュン(チャンソン)が他の女性といるところを見てしまう。その女が姿を消すとケンカをふっかけるボンヒ。その修羅場から、救いの手を差し伸べてしまったジウク。この出会いをきっかけにボンヒとお酒を飲んだジウク。泥酔したボンヒは、なんとジウクを押し倒してしまい、彼の家で一夜を過ごしてしまう。
数ヶ月後、ジウクは研修を受けにやってきたボンヒと再会。悪縁のようなボンヒに辛辣ないやみな態度で接するのですが、なぜかボンヒを放っておけないジウク。そんな時、ボンヒが突然、殺人容疑で逮捕されてしまう。ケンカ別れしたヒジュンが、ボンヒの部屋で遺体となって発見されたのだ!
ボンヒのアリバイは成立せずに、彼女は逮捕されてしまう。この事件の担当検事にジウクが。
1話から2話でここまであっという間に進んでしまいます。
ジウクは事件を捜査する中で、ボンヒが犯人ではないとわかる証拠を見つけますが、殺されたボンヒの恋人は地検長の息子であり、ジウクの上司でした。地検長の圧力でその証拠を隠してボンヒを犯人にするようにと指示されますが、ジウクは拒否し、公開してしまいます。その結果、ボンヒは無罪になり、ジウクは検事をクビになります。
その後ジウクは、弁護士として働きます。ボンヒも弁護士になり、その事務所で働き始め、ボンヒの元彼の殺人事件の真犯人探しを始めます。
このドラマを視聴し始めて、なんか「星から来たあなた」を思い出しました。ハチャメチャな女性に振り回されるクールな男のドラマを。
コントロールできない自分の気持ちに気が付いた時、男は恋に落ちました。。。。
このジウク、子供の頃、両親を火災の事故で失い、それ以来、孤独な男だったようです。(その火災事故でのジウクの不透明な記憶がボンヒの父の事件と関係しています)
自分で垣根を作り、そこで誰も侵犯させない人生を送ってきたようです。
そんな彼の前にがさつで口の悪い女、ボンヒとの出会い、ドラマは始まるわけです。
最初のジーンは、「THE K2」を思わせるクールビューティな男でした。それがボンヒに振り回されて、悪縁だと言いつつもその彼女が気になって仕方がなくなる。
彼女といるときは、不眠症の症状はなくなり、熟睡してしまう。
始まりから中盤までは、なんかジウクが愛しくて胸キュンでした。
でもチョン・ジヒョンさんではなく、ナム・チヒョンさんのがさつさは、ちょっと引きました。うっとうしいのです。笑えないのです。バサバサ頭のボンヒを見ると可愛いより汚い感じです。
ヒロイン役を演じたナム・チヒョンは子役出身だそうですね。見ていて気がついたのですが、「ショッピング王ルイ」に出ていた彼女でした。チ・チャンウクさんより、イングクさんとの方がお似合いだったような気がします。
スタイリッシュ感がない女性設定だったからでしょうか?でもそのギャップがジウクが良かったという設定かもしれません。でもやっぱりチ・チャンウクさんとはピンとこなかった。
ボンヒが疑われた事件の真犯人は、早い段階でわかりますが、その真犯人は色々な事件に関係していたので、最後までその事件解決は続きます。
ボンヒの父親の事件の全貌が明らかになります。それにはジウクの幼い頃の事件と記憶が関係していました。そこにもあの地検長の悪巧みがありました。
ボンヒをめぐる殺人事件とジウクの父親の事件の解明が軸になってドラマは進行します。その合間にボンヒとのラブロマンスが進展するというストーリー。
サスペンスなのに、そこに、ラブコメがプラス!!!
でも20話は長い。ボンヒのグズな部分がどうも目について。。。というかそのダサい感じにジウクが癒されたのかもしれませんが。。(何度も書いてしまっている)
かわいいというよりうざったいボンヒと個人的には感じてしまったので、二人のラブには心は踊らずでした。
弁護士なのに、知性感じない。田舎の綺麗なお姉さんという感じがして。。。
どうしてジウクが。。。?この彼女に執着するのかわからないままドラマは終了しました。
ジウクの同僚?敵?役のチェ・テジュン(チ・ウニョク役)が素敵でした。彼のラブの方が共感できたような。。。
真犯人役のドンハ(チョン・ヒョンス役)は、本当に憎たらしいやつでしたが、妙な存在感がありましたね。
無実になったとはいえ就職先のないボンヒのために、弁護士事務所を自宅でオープンさせたジウクという設定もなんか。。ですが、韓ドラなら仕方ないか。。。。
法律事務所の所長でジウクの養父(ビョン・ヨンヒ役ーイ・ドクファ)さん、ウニョク、パン係長(チャン・ヒョジン)さんも皆んな来るなんて。。。
でもそうしないとドラマの進展に無理があるようで。
最初は、期待しながら・・・でも後半はダラダラしていてなんかつまらない感じでした。(︶。︶✽)
女優さんが違う人だったら。。。
ストーリーは面白かったと思うのですが、サスペンスが間延びした感じがしました。「あっと」言う感じで終了しないと。。
サスペンスと二人のイチャイチャがどうも噛み合わなかったような感じがしたドラマでした。
そう、サスペンスはドンハさんの不敵な笑顔と演技で結構ドキドキしました。
でもボンヒの最初のジウクへのストーカー的な愛情から、カップルになり、父親の事件の件での別れ、そしてそれを乗り越えてのハッピーエンドと彼女の気持ちの流れは丁寧に描かれていたとは思いますが、演技がどうもしっくりこなかったということでしょうか。
彼女が可愛く見えなかったというのが致命傷のような気がします。
チ・チャンウクさんの策略のようなドラマ。。
僕を忘れないで〜 待ってて〜