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サム、マイウェイ

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サム、マイウェイ Fight My Way 全16話 (2017年 KBS)☆☆☆

演出:イ・ナジョン(オーマイビーナス)
脚本:イム・サンチュン(ベクヒが帰ってきた)

題名のサムは、”サウム”という韓国語の略語で「ケンカ」という意味らしく、マイウェイは英語の”My Way”らしいです。

キャスト

パク・ソジュン=コ・ドンマン役
今は、害虫駆除会社の契約社員。高校時代はテコンドーの国民代表選手になるくらいの実力があったのに、ある試合の八百長疑惑に巻き込まれて引退してしまった。でも夢が諦めきれずにUFA(アメリカの総合格闘技団体)のファイターに挑戦する。

 

キム・ジウォン=チェ・エラ役
アナウンサーの夢が諦めきれないデパートの受付嬢

 

アン・ジェフン=キム・ジュマン役
ドンマンとは高校時代からの親友。ホームショッピング会社のバイヤー。ソリとは交際6年、でも社内では秘密。

 

ソン・ハユン=ペク・ソリ役
ホームショッピング会社のコールセンター受付嬢・エラの親友・ジュマンの彼女

キム・スンホ=ファン・チョンホ役 ドンマンのコーチ

イ・エリヤ=パク・ヘラン役 ドンマンの元カノ・アナウンサー

チェ・ウシク=パク・ムビン役 医者、ドンマンの高校の同級生

クアク・ドヨン=ギム・ムギ役 エラの年下の彼氏(カメオ出演)

BTOBのOSTが軽やかでこのドラマの雰囲気にぴったり。
このOSTと俳優さんたちがグラデーションする感覚でドラマを視聴していました。

なんか、音楽をみてそれに身を委ねているような感覚のドラマでした。

今が旬の俳優さん、パク・ソジュン。。。。
それから、「太陽の末裔」で熱血派のかっこいい軍医を演じたキム・ジウォンさん。。。。

パク・ソジュンさん、やっぱり「キルミー、ヒールミー」のお兄ちゃんのイメージなんです。優しくて心がほっこりしている頼もしい兄貴なんです。「彼女は綺麗だった」のようなツンデレの役にはどうも馴染めませんでした。

彼の笑顔か本当に無心でかわいい。子供のような笑顔です。サム、マイウェイでは彼の無心な笑顔と優しい表情がいくつも拝見できて目の保養になりましたね。

あらすじ的には、財閥でもなく、御曹司でもない普通の韓国の若者たちの超現実的な青春時代にスポットを当てた作品です。
10代の夢も破れ現実の厳しさの中で葛藤するしかない29歳の男女の心の悩みをコミカルに描いた青春ラブコメディです。

そしてこの4人の若者の生き様がわかりやすく、直接的なセリフが多かったのもこのドラマの魅力ですね。

ぶりっ子キャラで、がさつな愛情表現しかできないエラは、いつもケンカ越しでドンマンに体当たりします。

それをドンマンは、軽く受け流すというスタイルでずっと友達以上恋人未満の関係を続けてきています。

エラの初恋の相手は、本当はドンマンなのに、ドンマンがパク・ヘランを好きなことを知っているので、エラは身を引いてしまっています。
エラ自身も年下の恋人ができますが、中年女性に寝取られてしまいました。
またウシクというドンマンの高校の同級生で今は医者になっている男に一目惚れされて交際を申し込まれますが、この男は既に婚約者がいました。またもやエラは傷つきました。

そんな時にドンマンの優しさにもう一度トキメキを感じてしまいます。忘れようとしていた感情、封印してきた感情に火がついてしまったのです。

焼けボックリに火がつくという感じですね。

自然なスキンシップ?ケンカ?と思うようなシーンがたくさんあります。

そのような状況の中でエラもドンマンもお互いの感情に気がついていく。異性として受け入れていく心を開く過程をコミカルに軽やかにBTOBのOSTと共に描いています。

幼友達から恋人同士になるドラマって結構ありますよね。

「応答せよ1997」「応答せよ1988」とか。「君を愛した時間」もそうでしたね。

幼馴染で兄弟ような関係だから、気がつかなかった気持ち、恋に目覚めて、そしてお互いの存在の深とか大事さに気がつく。このドラマもそんなドラマですね。

パク・ソジュンさんの総合格闘家のファイターという設定は、❓でした。

彼の目は、優しい目で、格闘家のファイターになるような野生の目つきはしていませんから。でもどうしてファイターになったかは、彼のテコンドー選手時代の悲しい過去に原因はあったという設定です。
その屈辱から脱却したくてから彼はサム(戦う)することを選択したのです。相手はそのテコンドー時代の因縁の嫌な最低のファイターでした。
見事な肉体をずっと披露していただきましたが、ちっとも胸キュンしない。

韓ドラのナムジャの肉体美は、ドラマ用の賞味期限付きだから、作られた肉体美、ライザップみたいで肉体の鎧をまとっているとしか見えないと感じちゃうので無理です。

でもあの体を維持するのは大変だったと思います。プロ根性は感じますけれど。総合格闘家を引き受けたのですから。

パク・ソジュンさんは、ジャージとTシャツ姿の方が素敵でした。Tシャツから感じる中身の肉体を想像した方がワクワクしませんか?

キム・ジウォンさんのこういうコミカルでさりげない役、良かったです。

彼女はキリッとした美人ですから、こんな役柄では雰囲気が合わないかもと思って見ていましたが、さすが演技者です。

コミカルという意味では「太陽の末裔」でもコミカルさがかっこ良かったですからね。
ただ、こんなにかっこいい二人が、現実にいるはずがありません。世の中が見過ごすはずがありませんから。でもドラマの中ではちっとも不自然ではなかった。

恋模様の切なさは、ジュマンとソリの関係の方が面白かった。

あの、アン・ジェフンさんがモテるナムジャに変身です。でもなんとなくぬいぐるみみたいでかわいい感じがするのですが。。

ソリが、ジュマンを献身的な愛を捧げるのですが、ジュマンはそれが重荷になっていましたね。

そんな心の隙間に現れた後輩の女子にちょっとだけ心が動くのです。それに気がついたソリは、別れることに決めます。よくある展開ですが、別れた後に彼女の存在の大きさに気がつくジュマン。最後はハッピーエンドでしたが。。。

またもや韓ドラかと思うような腐れ縁をくっつけないでほしい。よくわからない大家さんが実の母親だったというくだり。。

エラは、父親に育てられたようですが、でも活発で元気な女性に成長しているのですから、誕生の秘密なんてもういいです。

エラとドンマンの「サム」、会えばいつもスキンシップ満載のケンカばかりしている場面がとにかく可愛い。

ジュマンとソリのさりげないラブがなんか可愛い。

そんなドラマでした💓

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